「まぐろだけボーノ白川」へ。ドライブで三崎に出かけ、マグロが食べたくなり走った

  1. よもやま話
  2. 246 view

神奈川県、三浦半島の先、三崎港はマグロの水揚げで有名ですね。神奈川県民でもある小生は、ドライブがてらよく三崎まで行ったものでした。大きな漁船が停まり、港周辺にはそんな場所柄マグロを扱う料理店や、海産物のお店も多い地域です。ですから、三崎に行くと、かなりの確率でマグロが食べたくなるものです。私も実際に食べたくなりました。

今日ご紹介するお店は、マグロだけの専門店。開店して半年くらいしてから行くようになったので、もう20年以上通っていることになるでしょうか。そんなお店です。とても質の良いマグロを、しっかりと食べごろを見計らって出してくれるので、美味しく、盛りもよく、安い。(安くなければそんな長く通えるわけがありません汗)SNSにちょっと写真をアップすると、行きたい!とか連れていけ!などまあ次から次へとコメントが来るものです。

正直教えたくないし、みんなで行ってここで食事会をするようなお店でもありません。ですから、行きたければ勝手に行ってください、とか言っていました。そのため、最近はあまり言われなくなりましたが、それでも大好きなこのお店、個別に何か近くへ行く機会があれば、寄ってみるのもいいのではないかというお店。ここについて紹介しておこうと思います。

まずこのお店、どこにあるかというと。東京の六本木です。首都高の谷町ジャンクションのところにあります。え?三崎ではないの?「はい、三崎ではありません」。三崎港に行くとマグロが食べたくなるだけで、あのあたり、美味しいのもありますが、値段は安くありません。安いのはそれなりです。いいものは、すでにマグロ仲買人が押さえ、三崎港に着く前に買い手が決まっているそうです。そんなマグロは、水揚げされたら、基本的には築地に向かいます。

私も、ガ○バーに勤務していた時に、「買い取ったクルマを直接売ってくれたら安く買えるんじゃない?」と勝手にビジネスモデルに口をはさみ、強引かつ不当な「ゴネシエーション」をかますお客様いましたが、あれと同じ話です。ローリスクで買ってくれる業販価格よりも安く、どうして昨日今日来店しては親しくなった、というかなれなれしく、友達面して旨味を吸おうと見え透いたおべっかでにじり寄ってくるあなたなんかにリスク抱えて小売りしなければならないのか。相当お人よしだと思います、私も。でもそんな私でさえ、ビミョーだなあと思うようなことしばしばあったものです。あなたにそんな廉売するものか!お世話になったあの人にだってちゃんといただいているのに。これに話は似ているのではないでしょうか。

「築地でしっかり評価してくれるマグロを、どうして投げ売りしなければいけないのか」ということだと思います。なかなかいいマグロは少ない。漁師さんが立ち寄るような港の喫茶店のランチの刺身定食。一柵分(?)という量のマグロの刺身と、それだけで延々ごはんがお代わりできますよねえという、お代わり自由の蕪とマグロのお味噌汁、そのほか、軟骨のキムチ和えなんかついて1500円だったか2000円だったか。あれは、思いがけず感動したものですが。ことマグロに関してはやや強気、という面はあるかもしれませんね。

でもって、佐原から横浜横須賀道路に乗って、釜利谷から湾岸線を走りレインボーブリッジを渡って飯倉で降りて食べに行っても、安く旨いものが食べられる。そのくらいのバリューと価格のバランスはあると思います。いろいろな料理の世界を経験されて、日本人が大好きなマグロをしっかり品定めし、さばいて、食べごろを見計らって、どんぶりと夜は握りを出してくれるお店「まぐろだけボーノ白川」、本当にメニューはまぐろしかありません。あとは夜、少しお酒もありますが。そんなものです。

実はここ、サントリーホールの向かい、初めてここを訪れたのは、たぶんマリア・グレギーナのソプラノリサイタルに出かけたときだったように思います。それからしばらく通いました。日課のように通った日もありました。まぐろを出すお店は少なくないですが、時折、失敗したなと思うことも少なくないのです。それはありませんし、丁寧にだしを取ったお味噌汁など、季節で具も変わっていたりして、こういうものに至るまで口に入れるものはすべて美味しい。ここはそういうお店なのです。ランチは11時半くらいからでしょうか。昼の分がなくなると昼休み。夕方は17時くらいからでしょうか。かつては時々テレビが取材に入ったりして、12時前に売り切れになったこともありました。でも最近はそれほどではないですが、それでもいつもお昼時には少しお店の外で待つ人が列をなすことも。あたりの食べ物屋さんはみなお店が変わったりしている中、この辺りではいつの間にか一番古いお店になってしまいました。今でも都内に打ち合わせに出たり、広報車をお借りするなどで出かけたりすると、ここにしばしば寄っています。

丁寧にスプーンで梳いてたたいた梳き身を使ったネギトロ丼、小骨なども徹底的にたたくので、ふわっと滑らかな口当たりがたまりません。赤身トロ丼はマグロのいろんな部分がふんだんに使われた贅沢な一杯。しかし、ここのお店の醍醐味はそのバラエティ豊富な身の種類ではありません。小さなお店で大きなまぐろをマグロ丼にしていきます。マグロは工業製品ではないので、部位によって脂ののり方だけでなく、季節によって肉質も違います。だから赤身とトロが載っているときもあれば、全体的にいい塩梅の中トロが幅を利かせていることもあるのです。そんな、まぐろが「自然の恩恵」であるということをしっかりと実感させてくれるのが白川さんのまぐろの魅力なのだと思いっています。

夏場はぷりぷりでややねっとりとした質のマグロが多いでしょうか。白川さん曰く、職人泣かせなのだとか。包丁を引いても歯にまぐろのみがピタッと張り付くようになるからだと前に聞いたことがあります。でも僕はそんな夏のマグロも大好きです。

六本木一丁目の駅から横断歩道を渡ったところですが、クルマで行くという場合は、アークヒルズの入り口の信号で麻布十番方面に向きを変え、首都高飯倉の入り口の手前の転回路で再び溜池方面にUターンしてすぐのところに入り口のある、首都高速の下の公共コイン駐車場を利用するといいでしょう。ここは交通系ICカードも使えるし、白川さんの前に至る歩道橋に直接上がれます。都内にクルマで行くなんて・・・そうおっしゃるかもしれませんし、実際にそうかもしれません。でも、白川さんのまぐろ駐車場代を払って食べに行っても甲斐がある。そう思わせる一杯です。

テレビのニュースでは、日本のマグロ漁について、国際的な立場が窮地に立たされている、というような話題もしばしば聞きます。街の声を聞くと「えー、困る」、「寂しいです」など感傷的に惜しむ声が多いように思います。私も確かに寂しいですが、正直もう日本が採れるマグロの量の制限がかかって食べられなくなったとしても「仕方ないな」と思っています。それだけのマグロを食べてきましたので、いやらしい話、今更じたばたしなくてもこれまであれほど食べてきた私が騒ぐのはおかしいのでは、そう思っているからです。もちろんそれ以前に、マグロを徹底的に食べ、楽しみ方を知っている日本にかみついて漁獲量横取りしようとする海外の国々に対して「100年早いわい!」と心の中で思ってはおります。正直に申し上げて。

芸術の秋、食欲の秋。日没が早くなりアフターファイブを充実させたくなる季節。皆さんも機会があれば寄ってみてはいかがでしょうか。
三崎で海を眺めてマグロが食べたくなり、クルマを飛ばしてろっぽんぐの白川さんへ。いつもネギトロ丼と赤身トロ丼の二杯を食べることが多い筆者。それでも1750円です。(これでもこの春に、開店以来初めてついに値上げをしました。)高速代駐車場代をマグロ代に載せたとしても、よそだとこれだけのものが食べられないと思います。そのくらいのバリューはあると感じる白川さんのマグロ。都内に予定があると、今でも白川さんにまぐろが食べられるか「白川チェック」をついしてしまう、小生なのでした。

高速道路代はというのは、欲望を満たすための障壁。そんな風には考えることはできないでしょうか?乗用車の場合、ストップ&ゴーが大幅に減るので燃費は良くなる場合もあります・・・。何より大幅に時間の節約にはなるでしょう。時間をお金で買っている。それはもちろんのことですが、だからこそ「それを払っても」という価値があるかないかを計るうえで明確にさせる部分かもしれません。例えば、食に関してではなくてもいいのですが、皆さんにとって「高速代を払ってもつい」というお気に入りスポットはありますか?お気に入りのアイテムはあるでしょうか?あるいはあの景色、あの道、でもいいかもしれません。単体で評価するのではなく、それが高速代を払っても、という視点で評価すると、案外溺愛度、ハマリ度がわかるのではないでしょうか。

・まぐろだけボーノ白川(食べログ)
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13035997/

[ライター・カメラ/中込健太郎]

輸入車に関するお困りごと、なんでもご相談ください!

カレントライフを運営するカレント自動車は、輸入車のトータルサービスを提供しており、ポルシェ・ベンツを中心にした輸入名車の販売だけでなく、買取・整備・車検・パーツなどあらゆる領域でサポートが可能です。だから輸入車に関するお困りごと、なんでもご相談ください!

無料相談はこちら
中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し、その後大型展示場のオープン準備から、展示在庫の目視選定業務に従事した。そのころ企業Facebookページでの在庫車に関する紹介や、クルマで出かける旅行コンテンツなどを担当。その後フリーランスライターとして活動現在に至る。クルマの売り買いの経験から、ドライブを通じてクルマの魅力楽しさを紹介することをライフワークとしている。車選び.com ,NAVI CARS他で執筆中。「クラシックカー美女」テキスト担当●温泉ソムリエ●一級小型船舶操縦免許

記事一覧

関連記事