ボタン1つでクルマが買える?前代未聞な中古車の自動販売機が米国に登場

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コンビニが増えてすっかり数が減った感もありますが、日本は自動販売機の数と種類、そのハイテクさぶりで世界の追随を許さない自動販売機王国です。ルーツをたどれば古代ギリシャの聖水販売機にたどり着くと言われる自動販売機ですが、最近は飲み物/食べ物だけでなく、実に色々なものを売っています。皆さんの中にも、深夜や早朝のPAで自動販売機から購入したカップ麺や缶コーヒーの思い出を持つ方は多いでしょう。

しかし、そんな日本でもちょっと聞いたことのない自動販売機が、米国に登場して話題となっています。米国はテネシー州ナッシュヴィルに現れたこの自動販売機、なんと中古車の自動販売機なのです。


(Youtube:Carvanaより)

この自動販売機を設置しているのは、米国の中古車販売会社「Carvana」社。同社のオンライン中古車販売事業のプロモーションとして、この自動販売機を設置しました。ただし、いくら米国といえど、さすがにボタンを押したら自動車が缶コーヒーよろしくドンガラガッシャン、と出てくるわけではありません。

クルマを購入したいユーザーは、事前にCarvana社のウェブサイトで目的のクルマを確認し、決済しておきます。すると、Carvana社から専用のコインが届くので、そのコインを自販機に入れると、待機用ブースに選んだクルマが運ばれてくる、という寸法です。ただの立体駐車場じゃないのか、それ……という感じなのですが、わざわざこのマーケティングのために二階建ての「自動販売機」を建築し、購入してくれる人にはナッシュヴィルまでの交通費として200ドルくれるそうなので、実に太っ腹です。

Carvana社の公式動画

仕掛けが大掛かりなわりに実態はショボい感じもしますが、Carvana社自体は在庫の自動車はウェブブラウザ上で360度回転/拡大しながら内装/外装の状態を調べられるなど、ITをうまく取り込んだ、実にマジメな中古販売会社です。日本の中古車販売はほとんどが静止画止まり、それも販売店のスタッフが撮った素人写真、というのとは一線を画しています。


(Carvanaサイトより)

写真はすべて在庫の車両を実際に撮影したものだとか。さすがはアメリカ、規模が違います。

ちなみに、自動車の自動販売機を模したプロモーションとしては、2008年6〜7月に、メルセデスが東京/神奈川/大阪/愛知にSmartの自販機(ただし、出てくるのはパンフレットのみ)を展示したことがありました。また、正月の福袋でも、デパートなどでクルマ(高級車)が入っている超高額福袋が売られるケースもありますが、いつかは完全ランダムの運試しのような販売手法をとるところが出てくるのでしょうか。5〜20万円前後で叩き売られている中古車であれば、そういった買い方も面白いかもしれません。

おまけに、世界一ユニークな立体駐車場として、ドイツ・ヴォルフスブルクにあるVWの「カータワー」をご紹介します。

日本では武骨な壁に囲まれるタワー型駐車場ですが、こちらは全面ガラス張りで、巨大なビルが2つ、丸々立体駐車場として利用されています。中には出荷前の新車が大量にストックされており、専用のキャビンに乗ったままで中の見学も可能です。日本でもこうしたおしゃれな駐車場が増えるといいですね。

[ライター/海老原昭]

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海老原 昭

IT業界を中心に、政治経済からオタク業界まで、基本なんでも屋のフリーライター。輸入車のマニュアルやリーフレットなども手がけた経験あり。最近のテーマはIT業界側からの視点でのテレマティクスと自動運転。個人的に思い入れのあるクルマはBMW Z4(E85)とプジョー1007。

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