すべてのクルマ好きへ届けたい。自作ガレージ「DogHouse」は決して夢の到達点ではない

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前回のオーナーインタビュー『マッハGoGoGoが原体験「ジネッタG12」オーナー、宮本隆史さんへインタビュー』の続編となる今回の記事。

当初、宮本さんの愛車であるジネッタG12とガレージを1つの記事にまとめてご紹介する予定でした。しかし、実際に宮本さんのご自宅に隣接するガレージ「DogHouse」にお邪魔してみて、急遽予定を変更。2記事構成となりました。

ガレージというと、重厚なシャッターの向こうにエアコンが常時効いているような場所に最新のスーパーカーが…というイメージを抱きがち。それはそれで一度は実現したいかもしれない…というのが本音かもしれません。

しかし、宮本さんが造り上げたガレージ「DogHouse」はひと味違います。室内は気持ちの良い風が吹き抜け、「工房」と呼ばれる部屋ではエンジンの組み立て作業ができ、カウンターが備えられたバーがあり、「ラウンジ」と呼んでいる場所では仲間と語らうこともできる…。少年時代に夢見た秘密基地を形にしてしまったかのような、得もいわれぬワクワク感が満載のガレージだったのです。

「DogHouse」は英国流のジョークを宮本さんが洒落て名付けたもの

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▲DogHouseはクルマ趣味にのめり込んだ旦那が奧さんに愛想を尽かされて、家を追い出されて逃げ込む場所という洒落を込めて名付けられてます。これぞ名誉ある(?)称号かも

ガレピク ジネッタ
▲あちこちを訪ね歩き、56軒目に見つけた土地に森を切り開いて、造り上げたのが母屋とこのDohHouseとのことです

ガレピク ジネッタ
▲笑顔が優しいDogHouseのオーナーである宮本隆史さん。建物の基礎を除き、手作りでこのガレージを造り上げたそうです

ガレピク ジネッタ
▲DogHouseの主である1995年式ジネッタG12。このクルマの存在がなければ、DogHouseが建てられることもなかったそうです

ガレピク ジネッタ
▲ガレージの入口にはシャッターがなく、吹き抜け。車高が低いクルマでなければDogHouseに入ることもできません

「DogHouse」は気持ちの良い風が吹き抜ける、窓ガラスがないガレージ

ガレピク ジネッタ
▲窓ガラスはなく、吹き抜け。木々のなかを気持ちの良い風が吹き抜けていきます。冬場の寒さは後述するストーブが暖めてくれます

ガレピク ジネッタ
▲エンジンやブレーキの部品に混じり、文庫本やお酒などが無造作に置かれた雰囲気が実にいい味を出しています

「工房」は、まさに宮本さんが腕を振るうための場所

ガレピク ジネッタ
▲ここは宮本さんが「工房」と呼んでいる部屋。ハシゴを使って屋根裏部屋にあがることもできるのです。まさに秘密基地

ガレピク ジネッタ
▲工房にはクルマ雑誌やら、ジネッタに関する資料やら…。ちょっとしたチューニングショップのような雰囲気すら感じます

ガレピク ジネッタ
▲机に置いておくと行方不明になりがちな工具類は、こうして壁に掛けてあります。奥の虫かごのなかにはクワガタがいるそう

ガレピク ジネッタ
▲「工房」という呼び名がぴったりの部屋。エンジンを組むこともあるこの部屋だけは扉があり、まさに「篭もる」ことができるようになっています

ガレピク ジネッタ
▲ステアリングのオブジェの隣には、双子の息子さんが創った作品が飾られていました。宮本パパの意思を継ぐのは誰になるのでしょうか?

「バーカウンター」は、避暑地のバーのような開放感と清々しい空間

ガレピク ジネッタ
▲DogHouseの奥はバーカウンターになっています

ガレピク ジネッタ
▲バーカウンターでお酒を飲んでいると、落ち葉がひらりと舞い降りてきます

ガレピク ジネッタ
▲バーカウンターには冷蔵庫まで備えつけてあり、ちょっとしたおつまみを出せば本当にバーにいるような演出も可能です

ガレピク ジネッタ
▲カウンターの下には宮本さんがコレクションしているミニカーなどがずらりと並べられています

ガレピク ジネッタ
▲バーカウンターからガレージ内を見るとこんな感じの景色。夜風にあたりながらちらりと除く愛車を眺めつつお酒が飲める…いいですね

「ラウンジ」は、仲間と語り合うとっておきの空間であり愛車を愛でる空間

ガレピク ジネッタ
▲ここは宮本さんが「ラウンジ」と呼んでいる空間。ストーブや棚もすべて宮本さんの手作り(!!)というから驚きです

ガレピク ジネッタ
▲こうして、ラウンジの目の前には愛車が佇んでいるのです

ガレピク ジネッタ
▲宮本さんも、こうして愛車を眺めながら物思いにふけっているのでしょうか・・・

ガレピク ジネッタ
▲ラウンジからの眺め。夏場はここで寝起きし、仲間が集まればここが語らいの場所となるのです

ガレピク ジネッタ
▲薪をくべることで高い保温効果が得られるストーブ。これも宮本さんの自作。高熱に耐えられるよう、扉も2重構造になっています

ガレピク ジネッタ
▲愛車たちのキーを掛ける場所はラウンジ内に設置されています

ガレピク ジネッタ
▲すでに数々のメディアでも紹介されている宮本さんのDogHouse。CarMagazine誌では、あのBOWさんに表紙イラストを描いてもらったのだとか(2015年11月号)

ガレピク ジネッタ
▲ボディに浸透した水垢やレザーシートに生えたカビを除去し、コーティング効果もあるという、宮本さん一推しの「Majiska」。詳細は http://majiska.theshop.jp にて

宮本家のファミリーカーは、レストア待ちのヒルマン・インプ

ガレピク ジネッタ
▲家族用にと購入した、ヒルマン・インプ。これも宮本さんの手によりレストアされる予定

ガレピク ジネッタ
▲実はリアエンジン・リアドライブであるヒルマン・インプ。復活が待ち遠しいですね

宮本家の母屋は立方形の集合体。DogHouse同様、開放感溢れる室内空間

ガレピク ジネッタ
▲こちらも宮本さんが手掛けたという母屋。これは通りから撮影したもので、この奥にDogHouseがあるのです

ガレピク ジネッタ
▲こちらはDogHouse側から見た母屋(つまり裏側)。2階のピンクの部分が浴室となっており、大きな窓から景色を楽しむことができる設計となっています

ガレピク ジネッタ
▲GINETTAのロゴが目印の郵便ポスト。通りを散歩している幼稚園児のお子さんもこの不思議なポストの存在が気になる模様(笑)

「DogHouse」は夢の途中

ガレピク ジネッタ
▲このDogHouse、実はさまざまなできごとが重なって造られた経緯があるのです

宮本さんにとって現在の「DogHouse」は夢の途中であり、完成形ではありません。筆者の印象では、永遠に完成することはないように思えます。なぜなら、完成してしまった時点で進化することも止めてしまうことになるのです。おそらく宮本さんはあえて常に「余白」を残し、夢より遠くへ誘ってくれる「DogHouse」とジネッタとの暮らしを楽しんでいるように思えてならないのです。

こんなの夢物語だ。オーナーの自慢話しでしかないと決めつけてしまうのは簡単です。しかし、過去に予想外のできごとあり、辛いこともあったようです。そこで奮起し、何十軒もの物件を訪ね歩いてこの場所を見初めたのです。母屋もDogHouse同様に仕切りがありません。浴室とトイレ以外は、1階と2階が同じ空間でつながっているのです。双子の息子さんと奥様と4人暮らしの宮本さん。まさに「一つ屋根の下」に暮らしている家族であることを実感しました。

あくまでも宮本さんは「自分でもできたんだから、あなたにもできるはず。クルマ好きにとって夢と憧れである自分のガレージを何とか現実にしてください」というスタンスの持ち主。それはお会いしてみて強く実感しました。

5月に開催しているというガレージング・ピクニック、通称ガレピクも、まさにそのきっかけとなれば…という熱い想いが込められています。
https://www.facebook.com/gapicnic/

パーキングエリアなどで、チャンピオンシップホワイトのボディカラーにゴールドのラインが入ったジネッタG12を見掛けたら、思い切って話し掛けてみてください。それが、夢のガレージへの第一歩の出逢いとなるかもしれないのですから。

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松村 透松村 透

輸入車の取扱説明書の制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトのリニューアルを担当し、Webメディアの面白さに目覚める。その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作や、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。カレントライフは2015年より参画。副編集長を経て、2019年、編集長に就任。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911Sと2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン。9月11日生まれの妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に(?)暮らす日々。

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