タイヤを組み直すだけでポルシェ911の「走りの気持ちよさ」は甦るのか?

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前回の取材で「タイヤ交換だけで素のゴルフがメルセデス・ベンツに!? タイヤ本来の性能を発揮させる方法とは」と題し、スーパー水溶性潤滑剤「Bead Liquid(以下、ビードリキッド)」を用いて、究極のタイヤ交換を追求してみました。しかし「新品のタイヤに交換すれば走りは劇的に良くなるのは当然だろう」と思われる方がいらっしゃっても不思議ではありません。

▼前回のゴルフでのタイヤ交換レポート記事はこちら

タイヤ交換だけで素のゴルフがメルセデス・ベンツに!? タイヤ本来の性能を発揮させる方法とは

そこで今回は「それまで履いていたタイヤを外し、ビードリキッドを用いて再度同じものを組み込むことで走りが変わるのか?」という視点でテストを試みました。果たして、ビードリキッドがタイヤ交換にもたらす影響とは?

ビードリキッドの特長とは?

Bead Liquid(ビードリキッド)

ビードリキッドには以下のような特長があります。
・容易に素早くタイヤの脱着作業が可能
・ビード、ホイールを傷めることなく作業が可能
・アルミホール、スチールホイールの錆付防止
・ビードシーディング圧の低減
・タイヤの真円度の向上

今回のテスト車は、1992年式ポルシェ911カレラ2 tiptronic(type964)。前後にN3(ポルシェ承認タイプ)のタイヤを装着しています。ネオクラシックカーでありながらメーカー認証タイヤを履いたテストカーとなります。

タイヤ交換したテストカー、ポルシェ911の詳細

Bead Liquid(ビードリキッド)

今回:1992年式ポルシェ911カレラ2 tiptronic(type964)
・履いていたタイヤの取り外し + ビードリキッド + I氏よる再度組み込み(同じタイヤを使用)
・テスト車両:1992年式ポルシェ911カレラ2 tiptronic(type964)
・タイヤサイズ::205/50 ZR17(フロント) 255/40 ZR17(リア)
・交換時走行距離:131510km
・タイヤ銘柄(フロント):MICHELIN Pilot Sport PS2(N3/ポルシェ承認タイプ/2014年11週製造)/残量約5mm
・タイヤ銘柄(リア):MICHELIN Pilot Sport PS2(N3/ポルシェ承認タイプ/2014年26週製造)/残量約5mm
・タイヤ空気圧(フロント):3.0kPa(組み替え前) → 2.3kPa(組み替え後)
・タイヤ空気圧(リア):3.4kPa(組み替え前) → 2.4kPa(組み替え後)
・実施日:2017年8月9日/最高気温37.1℃(東京都)

ポルシェ承認タイヤを外し、ビードリキッドを用いて再度装着

Bead Liquid(ビードリキッド)
▲1.前回のVWゴルフ7同様、I氏のショップにて作業を行います。この日の最高気温は37.1℃(東京都)と、猛暑日となりました。タイヤにもクルマにも、作業するI氏にも非常に過酷な状況です

Bead Liquid(ビードリキッド)
▲2.製造から3年が経過したタイヤ。サイドウォールに細かいヒビが入っています。なかでもリアタイヤは、雨天時の走行に気をつけなければならない状態。果たしてこのような状態のタイヤでも効果が体感できるのでしょうか?

Bead Liquid(ビードリキッド)
▲3.容易にタイヤを外せるよう、ビード部分にビードリキッドをスプレーします

Bead Liquid(ビードリキッド)
▲4.手間の掛かる作業ではありますが、いちどホイールからタイヤを外します

Bead Liquid(ビードリキッド)
▲5.機械が行う作業とはいえ、操作するのは人間です。力仕事であることを改めて実感します。0時のあたりにある白いマークはI氏がつけたものです

Bead Liquid(ビードリキッド)
▲6.いちど取り外したタイヤを再度組み付け。ホイールのリムに固着したタイヤのカスや細かいゴミを清掃してから、ビードリキッドをスプレーします。すると、タイヤのビード部が「スルリ」とホイール内に収まっていきます。この「スルリ」こそが真円度向上の鍵となるのです!

Bead Liquid(ビードリキッド)
▲7.タイヤとホイール、それぞれのもっとも「ゼロバランス」に近いセッティングを探っていきます。できるかぎりタイヤバランスに頼らないため、微調整を繰り返していきます

Bead Liquid(ビードリキッド)
▲8.ビードは1.83kPaで「ポン」と音を立てた合図とともにあがります。その後3kPaまでエアを充填。フロント2.3kPa、リア2.4kPa(高速走行時に規定値/2.5kPaになることを想定)作業完了です

Bead Liquid(ビードリキッド)
▲9.素早い作業でタイヤ&ホイールを組み付けていくI氏

タイヤ交換後、さっそくテストドライブを実施

Bead Liquid(ビードリキッド)

I氏のショップまでポルシェ911を運転した筆者も、「ビードリキッドによる着脱 + I氏よる再度組み込み」を体感できるのか、一般道および高速道路を走らせてみました。

●交換した直後の筆者の印象(一般道)
・最初のひと転がりが軽い
・アクセルの踏み込み量が減った
・真円度が増したことによって得られたと思われる直進時の気持ちよさ
・ステアリング越しに伝わる、新品タイヤに交換したVWゴルフ7に近い独特のしっとり感
・ステアリング越しに伝わる雑味のようなもの(微振動)が減った
・周囲の流れに乗った走りでも、交換前より運転が楽しくなった

Bead Liquid(ビードリキッド)

●交換した直後の筆者の印象(高速道路)
・真円度が増したことによって得られたと思われる直進時の気持ちよさ
・ステアリング越しに伝わる、新品タイヤに交換したVWゴルフ7に近い独特のしっとり感
・ステアリング越しに伝わる雑味のようなもの(微振動)が減った
・首都高のコーナリング時のステアリングの舵角が変わり、微細な動きができるようになった
・ステアリング越しにアスファルトのザラザラ感がはっきり分かるようになった
・一般道以上に感じられる交換前より運転が楽しくなったという理屈抜きの手応え

※K氏は、タイヤの状態が悪いため、組み替え前の試乗を断念

空気圧を下げたにも関わらず転がり感が向上。物理的にあり得ない現象が起こった!

Bead Liquid(ビードリキッド)

新品のタイヤに交換した方がより真円度の効果が得られることは間違いありません。既に限界を迎えたタイヤであるにも関わらず、ビードリキッドを用いて組み替え、空気圧も、フロント3.0kPa → 2.3kPa/リア3.4kPa → 2.4kPaに下げたにも関わらず、転がり感が向上したという、物理的にあり得ない現象が起こったのです。

そこで急遽、ビードリキッド開発者でもあるK氏でテストドライブを実施。K氏は、プライベートでも空冷ポルシェ911(930カレラおよび964カレラ4)を所有し、さらには930カレラでレースに参戦し、ハイスピードでサーキットを走り込んでいる方でもあります。ポルシェ911に精通したK氏がテストドライブし、ステアリングを通じて伝わってくる感覚が得られるのでしょうか?

Bead Liquid(ビードリキッド)

●K氏によるインプレッション
・走り出しは良好
・タイヤノイズは少なく、フロントのべったり感はないものの、接地は良好
・ただし、ショップ前の陸橋の継ぎ目を通過した時点でリアタイヤからドスンという異音。これはタイヤの油が抜け、しなやかさがなくなっている状態を意味する
・ステアリングに対する反応も良く、またヨレ感もなく、フロントの舵角も少なめで旋回する点は良好
・しかし、交差点を先頭で右折し、アクセスを少し開けたところでリアがするすると流れ、一般ドライバーには危険な状況となっている
・全体としてはいい印象だが、リアタイヤは少し無理をすると滑るので注意が必要

実は、今回のように「履いていたタイヤの取り外し + ビードリキッド + I氏よる再度組み込み(同じタイヤを使用)」というケースは初体験とのこと。N3/ポルシェ承認タイヤとはいえ、タイヤの状態および生産年度を鑑みて新品タイヤに交換した方がいいのではないかと仰っていたK氏。しかし、敢えてこのテストに臨んでいただきました。その結果、使用済みのタイヤでも「ビードリキッドによる着脱 + I氏よる再度組み込み」による真円度が増したことで得られたフィーリングは予想外だった模様です。

ビードリキッドをオススメしたいユーザー様やクルマとは?

Bead Liquid(ビードリキッド)

ビードリキッドがタイヤ交換にもたらす効果・・・それは「タイヤが正しく組まれることで真円度が向上し、本来持っている性能を100%発揮できるようになる」といえそうです。

そんな、ビードリキッドをオススメしたいユーザーやクルマを下記にまとめてみました。

●特にお薦めしたいユーザー様
・DIYでタイヤ交換するエンドユーザー様
・ガソリンスタンド様
・自動車整備工場様
・チューニングショップ様
・自動車ディーラー様
・自動車メーカー様の工場(新車整備センターなども含む)

●特にお薦めしたいクルマ
・超扁平タイヤを装着したクルマ
・ランフラットタイヤを装着したクルマ
・製造年数が古いタイヤを装着したクルマ(ホイールからタイヤを外すとき)
・バイクオーナー
・レーシングカートオーナー
・トラック全般

ビードリキッドを用いてタイヤを着脱することで、ビード部のゴムの伸びが抑えられるだけでなく、スムーズにホイールに組み付けられることで得られる走り、そして乗り心地の違いを実感することとなりました。それは今回のテストのように、使用済みタイヤであっても体感できる確率が高く、新品であればさらにはっきりとした手応えとなってステアリング越しに感じ取れるはず。

コンフォートタイヤ、ハイグリップタイヤ、Sタイヤ、ミニバンタイヤ・・・。それぞれのタイヤが持っている特性・性能を、本来持ち合わせているポテンシャルを引き出す「秘伝のタレ」がビードリキッドであり、これにタイヤを組む人の技術(腕)が加われば、まるで自身のクルマではない、別のものになったのかと錯覚するようなフィーリングが手に入るのです。

結論:タイヤを正しく組むためには、もはやビードリキッドが必需品だ

Bead Liquid(ビードリキッド)

ビードリキッドは「秘伝のタレ」であったとしても、得体の知れない魔法のアイテムではありません。ビードリキッドの主成分は、強アルカリ電解水です。さらに膨大な時間とタイヤを使ったテストを繰り返し、タイヤが本来持っている真円度をキープしたままホイールと接合するために作られた商品なのです。ビードリキッドを使用するにあたって、特別な技術はいりません。家庭用クリーナーのように、タイヤのビード部分めがけてスプレーするだけ。

Bead Liquid(ビードリキッド)

今回の取材を通じて「真円度を追求し、タイヤを正しく組むためには、もはやビードリキッドが必需品だ」という結論にいたりました。

それは今回のポルシェ911のように、走りの楽しさを追求するクルマであればあるほど、タイヤがもたらす影響は極めて大きいといえます。どれほど高級かつ軽量なホイールを手に入れても、そこに装着するタイヤや組み込み方にも意識を向けなければ、せっかく大金をつぎ込んでこだわったとしても、クルマ本来のポテンシャルを発揮できないこともあります。なぜなら「クルマの車体のなかで常に路面に接している箇所は、ハガキ1枚分タイヤ×4本のみ」なのですから。もしかしたら、雑誌やインターネットで掲載されているインプレッション記事でも、タイヤや組み込み方ひとつでテスターの印象が激変している可能性も大いにあり得ると気づいたのです。それほど、大きな違いがあるのです。

使い方は簡単ながら、その効果は絶大。ビードリキッドが、近い将来、タイヤ交換および装着時における必需品となることを確信いたしました。

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[ライター・カメラ/江上透]

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こちらは提供元の情報をピックアップして取り上げた、CLのスポンサード記事となります。

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