父親の妄想?令和時代に青春を謳歌する娘とボーイフレンド君に贈る理想のドライブデートとは

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冒頭から私事で恐縮だが、筆者には大学生の娘がいる。若者のクルマ離れが話題にのぼるようになって久しいが、娘にはボーイフレンド君とぜひドライブデートして欲しいと願っている。ただ、うちの娘は、筆者が所有していたナローポルシェの空冷6気筒RRサウンドで胎教を受けており(笑)、変なところで只者ではないように思う。クルマの新旧にかかわらず、異音や異臭をまっさきに察知するのが彼女だったし、スローパンクチャに気がつくこともあったほどだ。

しかし、車種や機構についてはまったく興味がなく、修理中の代車で買い物にでかけたときは、うっかり他の方が乗るクルマのドアを開けてしまい、平身低頭あやまったこともある。

妄想1:ドライブデートにふさわしい車種とは?

父親の妄想?令和時代に青春を謳歌する娘とボーイフレンド君に贈る理想のドライブデートとは

あくまでも父親の妄想に過ぎないが、そんな娘をドライブデートに誘ってくれるボーイフレンド君にはどんなクルマに乗って欲しいか、勝手に考えてみた。架空のボーイフレンド君ではあるものの、ある程度年齢は彼女に近いと想定しておくことにした。父親である筆者(54歳)に年齢が近いというのは、精神衛生上、いったん想定外とした。このあたりの心情は、どうかお察しいただきたい(笑)。ということは、フェラーリやランボルギーニ、メルセデス・ベンツのようなスーパーカーや高級車は候補外だろう。また、オープンカーは目立ちすぎて、娘(とボーイフレンド)が衆人の注目を浴びることも避けたいが、一方で開放感も欲しい。そして、コースの都合上、左ハンドルにして欲しい。まとめると、左ハンドルでキャンパストップかサンルーフ、小型で若者らしいクルマ、そして高速道路でも不安がないということで、独断と偏見で現行FIAT500のキャンパストップでお願いしたい。

妄想2:ドライブデートコースは?

父親の妄想?令和時代に青春を謳歌する娘とボーイフレンド君に贈る理想のドライブデートとは

昭和のマニュアル雑誌によると、房総半島や三浦半島にドライブへ行くときには、とにかく「時計まわり」が原則だった。なぜなら、国産車(右ハンドル車)の場合、クルマの左側の助手席を海側にして回ろうとすると、必然的に「時計まわり」になるわけだ。今回、あえて左ハンドルのFIAT500にしてもらった理由は「反時計まわり」のコースでお願いしたかったからだ。

朝イチで、横浜市内(仮)の自宅で娘をピックアップしてもらったあと、まずは横浜横須賀道路から馬掘海岸まで行って欲しい。逗子・葉山あたりは、早朝から混んでいる可能性があるので、そこはパスして、まずは馬掘海岸へ。この出口はトンネルから出てすぐ目前に海が広がって、大変「アガる」出口。絶対みんな「わー海だー!」って言っちゃう。BGMにも気を使って欲しいところだ(笑)。BGMは、昭和ならTubeかサザンあたりだろうが、令和の現代だと…Suchmosあたりだろうか。

父親の妄想?令和時代に青春を謳歌する娘とボーイフレンド君に贈る理想のドライブデートとは

父親の妄想?令和時代に青春を謳歌する娘とボーイフレンド君に贈る理想のドライブデートとは

そこからは、海沿いを下道で北上、八景島シーパラダイスあたりで国道357号線に出る。ここで並行する首都高湾岸線には入らずに国道を北上。景色はイマイチだが、しばらく我慢。すると、磯子から根岸あたりで首都高の階下をしばらく走れる箇所があるのだが、ここでは、海側の工場郡がよく見える。ここで首都高に入ってしまうと、フェンスがあり、工場群はまったく見えない。よってここは下道がオススメだ。別の日にドライブするチャンスがあるなら、夜、走ってみるといい。「工場萌え」と言われる工場群の夜景を観ることもできる。三渓園を抜けて本牧に入ったら、右折して横浜港シンボルタワーで休憩。コンテナを引くトレーラーがたくさんいるあたりを抜けると、穴場のタワーに行ける。このタワーは海側からベイブリッジを観ることのできる数少ないポイントだ。

シンボルタワーを出たら、本牧ふ頭の入り口から首都高湾岸線へ。さらに、浮島でアクアラインに入って海ほたるへ。ランチはここであさりの乗ったラーメンとかパスタあたりがいいだろう。

木更津へ渡ったあとは、鴨川シーワールドへ。時代は変われど、ドライブデートの定番といえば水族館だ。シーワールドを楽しんだあとは、夕暮れの九十九里を北上し白里まで。助手席が海側をここで活かすような会話と音楽を楽しんで欲しい。白里で東金九十九里有料道路に入り、京葉道路へ宮野木JCTで湾岸に入り、幕張か船橋まで。大きなショッピングモールがあるので、軽く夕食代わりのおやつを。

ここからボーイフレンド君は時間の逆算をしっかりと。そう、8時半に舞浜の遊園地であがる花火をジャストタイムでクルマから観るのだ。首都高湾岸線を走りながら観るのもいいが、せっかくのキャンパストップ。遊園地の周回道路の路肩に駐車して、屋根を開け、花火を観るのもいいと思う。おっと、あんまり娘との距離を詰めないでおいてくれよ。外泊なんてもっての外だ。花火が終わったあとは門限まであまり時間の余裕がないので、そのまま首都高湾岸線で横浜を目指すことになる。

妄想3:ボーイフレンド君に注意して欲しいこと

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路肩に縦列駐車をして、うちの娘が乗り降りする場合、左ハンドル車の助手席は右側。これはつまり車道側になることを意味する。そのためボーイフレンド君は、娘の乗り降りの際には、必ず外からドアを開けるのはいうまでもない。ここはしっかりと、安全な乗り降りができるようにお願いしたい。もしかしたら、免許を持っていない娘は、不用意に車道側のドアを開けるかもしれないので、ぜひこの点も注意して欲しい。

そして、いまは梅雨時だ。駐車場で降りる場所は水たまりがない場所であることも重ねてお願いしたい。もしかしたら、娘はデートのためにお気に入りの靴を履いてでかけている可能性が高い。水たまりがある想定で降りる人はあまりいないので、ぜひ気をつけて欲しい。

最後に難しいことを注文したい。コースを完璧に暗記して、ナビなしでお願いしたい。うちの歴代のクルマにはナビがついていない。「この先、右方向です」というアナウンスが一家で苦手だったからだ。ナビを頼りにドライブすると、そちらに注意が行ってしまって同乗者との会話がどうしてもうわの空になる。せっかくのデートがナビの指示を守ることで台無しになっては可愛そうだし、うちの娘の場合、途中で怒って機嫌が悪くなってしまいそうだ。そう、昭和の若者だったオレたちは、コースは地図で予習して暗記したもんだよ。

妄想4:最後に、娘を持つ父親として思うこと

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クルマで移動するときは、いつも後の席で寝転がって空を見ていた娘が、誰かの運転するクルマの助手席で精一杯かわいい子ぶってる姿を想像すると、否が応でも年月が経ったことを実感する。彼女が助手席で、ボーイフレンド君の運転と筆者の運転を比べ、どっちが安全かとか、どっちがスマートかなんてことを感じて、言葉にしたりしなかったりするんだろうなあ、と想像したりして…。もう少し年月が経って、他の人の助手席に乗る機会をある程度重ねた後で、彼女から筆者自身の運転についての感想を改めて聞いてみたい。「パパが一番荒い」と言われないことを祈りつつ。

余談:せっかくなので、娘に理想のドライブデートについて聞いてみた

父親の妄想?令和時代に青春を謳歌する娘とボーイフレンド君に贈る理想のドライブデートとは

ここまではすべて、父親である筆者の勝手な妄想だ。架空とはいえ、ボーイフレンド君も、ここまで台本ができあがっていたらやりにくいことこのうえないだろうと思う。筆者が逆の立場だったらそうとう困惑するに違いない(笑)。それはさておき、実際に娘に理想のドライブデートについて聞いてみることにした。それによると…

■Q1.父:どんなクルマがいい?
□A1.娘:クルマはなんでもいい クルマの中がきれいだったらいい 音楽がきけるのがいい(トランスミッターは音が途切れるからやだ、低音がいいやつ)
■Q2.父:どこ行きたい
□A2.娘:海沿い、夜の高速
■Q3.父:何食べたい?
□A3.娘:なんでもいい アイスたべたい 遠出だったらサービスエリア
■Q4.父:譲れない条件あれば
□A4.娘:安全運転と音楽♡

そんなわけで、なんとなく父親が設定したデートはほぼ合格点になりそうだ。

とはいえ、デートをするような年齢になるまでの間は父親である筆者の運転でドライブを楽しんでいたので、大きくずれるはずもないのかな、と思って少し(だいぶ)うれしく感じた。

未来のボーイフレンド各位、ウチの娘をくれぐれもよろしく頼むよ。

[ライター・撮影/ryoshr]

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ryoshr

若い頃から空冷VWを楽しむ自称「クルマ好きのおっさん」。IT企業に勤務している知識を活かして、1990年代にナローポルシェをインターネット経由で個人輸入してしまう。その後は軸足をクルマへ移行させ、ついには自動車輸入販売の会社を始めたが、うまくいかず早々にIT業界に戻る。クルマそのものだけではなく、同じ趣味の仲間とのコミュニケーションも大切にしている。ネットとクルマの狭間でもがき続けるが、現在は某IT企業のサラリーマン。現在の反省車は17年落ちの白いセルシオ。久しぶりに道路の突起物を気にして走るクルマを楽しんでいる。

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