いまスーパーカー世代の大人たちが、次の世代にできることは?

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筆者はスーパーカー世代の方より少し年下です。当時スーパーカーショーに連れて行ってもらったり、カメラ片手に街中でスーパーカーを激写するという体験をしていません。コンパクトカメラ片手にようやく街に繰り出せる年齢に達したときには、すでにブームは終わっていたのです。

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やがて大人になり、知り合った方々から当時のエピソードを伺う機会がありました。当時の熱気を知るにつれ、もう少し早く生まれていたら、筆者も間違いなくカメラ片手にカウンタックやミウラを追いかけていたに違いない。そう感じました。

あるオーナー側の体験談

スーパーカーブームの頃からポルシェに乗り、現在もセールス氏に「ショールームに展示してあるクルマよりきれい」といわしめるほどの抜群のコンディションを誇る911(997)カレラSを所有するオーナー氏。その昔、車庫に停めてあったポルシェのフロントフード上にあるエンブレムを盗まれたり、休日には青山通りで子どもたちにカメラで撮られたそうです。スーパーカーブームが落ち着いてからは、さっぱり見向きもされなくなったとか。それはそれで寂しくもあったのかもしれません。

当時の子どもたちの体験談

エンジン音やボディの一部分だけの写真で車種を当てるのは朝飯前。スーパーカー消しゴム、めんこ、文庫本サイズの分厚い図鑑、下敷き、筆箱や弁当箱、箸入れ、果ては自転車まで…。ありとあらゆるスーパーカーグッズに囲まれていたそうです。当時、版権はどうしていたのだろうと心配になりますが、そのあたりはグレーゾーンなまま。いまよりずっと大らかな時代だったのかもしれません。

そして、現代のスーパーカーの追っかけの体験談

例えば、日曜日や祭日など、横浜にある大黒PAに張りついてスーパーカーの写真をデジカメで撮影しまくったり、動画で撮影したり…。なかにはスーパーカーオーナーと顔見知りになり、そのまま友だちになり、助手席に乗せてもらうこともあるそうです。

現代版スーパーカー青年たちと知り合う

スーパーカー世代の大人たちが、次の世代に引き継いでおきたいことは?

写真の青年は筆者の友人のIくん(24才)。深夜のドライブのあい間にこうしてショールームの前に立ち、スーパーカーへ思いを馳せ、仕事へのモチベーションにしています。将来、スーパーカーを手に入れたら助手席に乗せてよ!と頼んでいます。本当に買ってしまいそうな勢いで仕事を頑張っています。

また最近、共通の方を介して、20代前半のスーパーカー青年と知り合う機会がありました。休日には街へ繰り出し、スーパーカーをウオッチしているそうです。それだけでなく、いまの日本におけるスーパーカー事情にも精通しており、「●●(地名)に行けばあのモデルが見られる」とか「***(店名)にある個体は非常に珍しい仕様」とか、いったいどこから仕入れたのか、あらゆる情報を事細かに把握しています。これにはもう、脱帽するしかありませんでした。

フレンドリーな性格ゆえ、スーパーカーオーナーさんにも可愛がられているようです。街中で観たことがないようなモデルに接していたり、実際に乗せてもらったりもしているそうです。何だか羨ましくなりました。世代を超えてのヘンタイ?トークは時間の経過を忘れるほど楽しかったです。この彼も将来、努力を重ねてスーパーカーオーナーとなるに違いないと信じています。

いまスーパーカー世代の大人たちが、次の世代にできることは?

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それは「どんな些細なことでもいいので、次の世代にスーパーカー体験をさせてあげてください」。この1点に尽きます。前述の彼のように、卓越したコミュニケーション能力(可愛がられ力、のようなもの?)がある方は別として、多くの人は遠くから眺めているだけです。話しかける勇気が持てないのです。

当時のスーパーカー少年が大人になり、実際にオーナーとなって夢を叶えて、いつの間にか自分だけが楽しんでいませんか?たとえば、高速道路のサービスエリアで遠巻きに眺めている若者を見つけたら、ぜひオーナーさんの方から声を掛けてあげてください。すでに、スーパーカーのイベントなどでそういった動きがあります。それに習って、即席でスーパーカーショーの開催です。運転席や助手製に座らせてあげるだけで、彼らにとっては一生忘れることのない体験となるはずです。

学校や職場でも、面倒見の良い先輩が育ててくれれば、後輩に対して自分も同様のことをするように、体罰やイジメばかりだったら(余程のことがない限り)負の連鎖が続いてしまうのではないでしょうか。

かつてのスーパーカー少年たちがショーなどでランボルギーニ・ミウラの運転席に座らせてもらった感動体験の記憶は、いまも鮮明に残っていませんか?今度はオーナーとなった貴方が感動体験を演出する番です。そこで邪険にしてしまったら、一生悲しい記憶を背負わせてしまうことになります。そういう意味でも責任重大です。

何年か、何十年後か後に、彼らたちのうちの何人かが次世代のスーパーカーオーナーとなり、同じように次の世代の子どもたちへ感動体験を演出してくれるに違いありません。

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松村 透

輸入車の取扱説明書の制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトのリニューアルを担当し、Webメディアの面白さに目覚める。その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作や、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。カレントライフは2015年より参画。副編集長を経て、2019年、編集長に就任。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911Sと2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン。9月11日生まれの妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に(?)暮らす日々。

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