20年落ち、走行1万キロ台のポルシェ911は果たして「買い」なのか?

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20年落ちのポルシェ911というと…モデルでいうと、993型の後期モデルになります。

20年で走行距離が1万キロと仮定すると、年間で500キロしか走らない計算となります。ガソリンを1回満タンにしてプラスアルファくらいでしょうか。

仕事が忙しい、あるいは自宅から車庫が離れていて乗る時間がない、複数(多数?)のクルマを所有している…等々。さまざまな事情で塩漬け状態になっているクルマも、表に出てこないだけで案外多いのかもしれません。

滅多に乗らないクルマのコンディションをいかに維持するか?久々の登場となるカレント自動車A氏に伺ってみました。

1.定期的にエンジンを掛ける

自宅と駐車場が離れていると、1カ月くらいエンジンを掛けていない…という話しをしばしば耳にします。バッテリーの充電やエンジン内のオイルの循環など、定期的にエンジンを掛けるだけでもクルマにとって欠かせない儀式のひとつです。

2.定期的に近所を1周する

天気が良かったり、時間に少し余裕があるときなど、人間もクルマも気分転換を兼ねて30分でもいいので、近所を1周することをオススメします。日曜日の早朝など、交通量の少ない時間帯であればベストです。

3.ときどき高速道路を走る

いくら道が空いている時間帯でも、街中で2速全開というわけにもいきません。通常より1段低いギアでエンジンをある程度の回転域でキープさせつつ、巡航してすることをオススメします。

4.走行後はホイールを洗う(ただし、少し冷やしてから)

中古車を手に入れて、ホイールにブレーキダストが固着して洗車しても落ちない…。そんな経験はありませんか?走行後、車庫に戻ってきたら、ブレーキ周りが少し冷めてからホイールを洗うのがオススメです。

5.梅雨の時期は車内に除湿剤を入れ、可能であればホンの少しだけ窓を開けておく

クルマは密閉度が高いだけに、梅雨の時期のように湿気の多い時期は湿っぽくなりがちです。市販の除湿剤を入れて湿気を防ぎましょう。屋内保管なら、ホンの少しだけ窓を開けておくと換気の効果も期待できます。

まとめ:日々の積み重ねが、後々のコンディションに大きな差となる

めったに乗らないクルマだけど、一生手放したくない…ということもあるでしょう。極端に神経質になる必要はないとはいえ、上記のような「日々の積み重ね」が、同じ「20年落ち、走行1万キロ台のクルマ」であっても、後々大きな差となって現れます。仮に手放すような状況になったとしても「クルマとして走行できる状態」かどうかでは重要なポイント。A氏曰く、20年落ちで走行1万キロ台、まさしく程度極上のポルシェ911であったとしても、大幅に価値が下がるとのことです。

余談:塩漬けしたクルマは投資の対象になるのか?

カレント自動車A氏によると、買い取り査定依頼の際「クルマと投資は違うんだけどなあ…」と思うケースも正直いってあるそうです。クルマを所有していると、税金、整備費用、車検代、保険代、駐車場代…と、乗らなくても維持費が掛かるのはご存知のとおりです。仮に登録抹消したとしても、オイルやタイヤなどの消耗品は劣化していきます。所有しているクルマのコンディションを維持するためには、それ相応の出費が掛かります。この点が投資には向かないのでは、というのがプロの見解です。

最後に、カレント自動車A氏より「稀少なクルマは価値が上がることもあるけれど、放置していて価値が上がるクルマは1台もない」ことを、記事を通じて伝えてくださいというメッセージをいただきました。「探しと求めていた20年落ち、走行1万キロ台のクルマ」が、ポンと目の前に現れたときに、定期的に動かされていたものか、それとも放置されたものなのか、冷静に見極める必要がありそうです。とはいえ、現実には難しいこともあるはずなので、冷静な判断と見極める目を持った友人・知人に助けてもらうのが有効な手段かもしれません。

[ライター/江上透]

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松村 透

輸入車の取扱説明書の制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトのリニューアルを担当し、Webメディアの面白さに目覚める。その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作や、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。外車王SOKENは2015年より参画。副編集長を経て、2019年、編集長に就任。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911Sと2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン。9月11日生まれの妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に(?)暮らす日々。

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