もはやテレホーダイやNetscapeも通じないのか?SNSを使いこなす20代のクルマ好きを見ていて思うこと

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最近、20代のクルマ好きの方と話す機会が増えました。彼らのSNSを見ていると、夜な夜なクルマで「出撃」しているようです。まるで、かつての自分のように・・・。出先で撮影してSNSにアップロードした画像を見ていると、本当に楽しそうです。羨ましくもあり、自分が年を取ったと思わざるを得ない現実を突きつけられます。筆者がいまの彼らくらいのときにもインターネットはありましたが、この当時は黎明期でした。

筆者が「インターネット」というキーワードを初めて知ったのは、1995年頃でしょうか。当時よくクルマで移動中に聴いていたTOKYO FMのある帯番組で、パーソナリティーの方が「インターネット」という言葉を毎日のように連呼していたことがきっかけ。当時、一部のアーリーアダプター層やパソコンに精通している方が使いはじめているとはいえ、まだまだマニアックな世界だったように思います。

夜な夜な走ることが楽しいのは20代まで!あっという間に夜な夜なドライブレス!

もはやテレホーダイやNetscapeも通じない?SNSを使いこなす20代のクルマ好きを見ていて思うこと

夜、ようやく仕事を終えて、気分転換を兼ねて深夜のドライブ。筆者にとって至福のひとときでした…と、思わず過去形になってしまいました。ついこのあいだまで当たり前のようにできていたこの行動が、いつの間にか起こせなくなりつつあります。理由はなぜか?ただ単に億劫になってしまっただけです。深夜に目的もなく当てもなくドライブなんて危ないし、そもそもめんどくさいという、至極まっとうな理由(いいわけ)をするようになってしまったのです。しかし、これは筆者にとってものすごく辛い。深夜のドライブができる状況にあるのに、まったくその気にならないんですから。昨今、夫婦間で申告な問題になっているセッ○スレスならぬ、夜な夜なドライブレス(?)です。もう少し、思う存分走り回っておけばよかった。後悔先に立たず。とほほ・・・。

筆者がまだ20代半ばだったころ、一回り年上の方(クルマ好き)と話す機会があり「夜なんて、クルマ乗り回すよりお酒飲んでる方がいいよ」といわれてぽかーんとなった記憶があります。当時はこの意味がまったく理解できなかったのです。元々、お酒は嗜む方なので、飲みに行くのはいまも昔も大好きです。しかし、優先順位でいえば「飲み < クルマで走る」でした。比率でいうなら1:9くらい、その比重(比率)がいつの間にか入れ替わっていました。もちろん現在は「飲み > クルマで走る」です。比率は10:0です。

もはやテレホーダイやNetscapeも通じない?SNSを使いこなす20代のクルマ好きを見ていて思うこと

日帰り出張で、都内から愛知県豊橋市までクルマを運転し、午後イチで打ち合わせ。そのままとんぼ帰りで東京へ。いったん帰宅してすぐさまクルマで出撃。明け方まで走って、眠くなったらそのまま車中泊。帰宅してシャワーを浴び、着替えて出勤。体力的にものすごくキツかったけれど、欲望の方が完全に勝っていた20代・・・。それが当たり前の日々であり、ずっと続けられるものだと思っていました。ついこのあいだまでは。

所帯を持つようになったらそんなことは許されませんし、個人差があるにせよ、いずれ夜な夜な出掛けることが億劫になる(飲みに行くのは別)時期がかなりの確率で訪れます。余計なお世話だと思いつつ「本当にいまだけだから。いまのうちに楽しんで!」と、20代の彼らに対してことあるごとに伝えています。当然ながら、反応はかつての筆者のように「ぽかーん」です。

20代の彼らがSNSに「これから大黒PAまでドライブです!」的な投稿を、こちらは馴染みの居酒屋のカウンターでハイボール片手に「いいね!」を押している始末。ありがたいことに、ときどき「一緒に行きましょうよ!」と誘ってもらえるのですが、こちらはもう、ハッキリいって朝までコースはしんどいのです・・・。実は、いまでも「出撃」はするんですが、その場所が明らかに変わりました・・・(※察してください)。

当然ながら、いまの20代には「テレホーダイ」が通じない!

もはやテレホーダイやNetscapeも通じない?SNSを使いこなす20代のクルマ好きを見ていて思うこと

筆者が自宅にインターネットを導入したのはちょうど20年前、1997年でした。当時からパソコンに精通していた小学生時代の親友が「これからの時代、オマエもインターネットくらい使えるようになっとけ!」と尻をたたいてくれたことがきっかけでした。なけなしの貯金をはたいて、その親友が見立ててくれたアウトレットモノの富士通FM-Vデスクトップを秋葉原の量販店で購入。液晶モニターが普及し始めるのは数年先のことで、このときはまだブラウン管タイプでした。これが非常に重く、半年後にはパソコンを置いていた机の板が反ってしまったのは懐かしい思い出です。

いまでは完全に死語になった「テレホーダイ」が使えるようになる23時を待ち、その瞬間「Netscape」ブラウザ(もはやこちらも死語?)を立ち上げる。考えることは皆同じで、一斉にアクセスが集中するものだから、とにかく表示されるまで時間が掛かる!Youtubeはもちろん、常時接続やWi-fi接続などもまだ夢物語です。

現在、20代の彼らにとって、ミスチルや小室ファミリーがヒットチャートを席巻していた頃は、まだ赤ちゃんか幼稚園くらいでしょうか。もちろん、テレホーダイがあったことすらもはや知りません。物心ついたときからインターネットが身近な存在になっているわけですから、ある程度、大人になってから触れた筆者とは、やはり決定的に「何か」が違うのです。ネットネイティブとはこういうことか・・・。

私たちは、SNSと大人になっていった、たぶん初めての人類??

もはやテレホーダイやNetscapeも通じない?SNSを使いこなす20代のクルマ好きを見ていて思うこと

いま、某CMで女優の広瀬すずちゃんが「私たちは、スマホと大人になっていく、たぶん初めての人類だ」と豪語(?)していますが、それになぞらえるなら、筆者のようなアラフォー世代は「私たちは、インターネットと大人になっていった、たぶん初めての人類」に該当するはずの世代。もしかしたら、いまの20代の方たちは「私たちは、SNSと大人になっていった、たぶん初めての人類」かもしれません。アカウントは持てなかったかもしれないけれど、幼少期からmixiの存在も知っていますし、twitterやみんカラは早い段階でデビューしています。

彼ら(彼女たち)はいわゆる「ゆとり世代」や「さとり世代」にあたる人たち。この世代のお子さんがいるご家庭はご存知かもしれませんが、彼ら(彼女たち)は、自分たちが「ゆとり世代」や「さとり世代」と呼ばれることをとても気にしますし、そう思われないように努力しています。横のつながりだけでなく、筆者のような年上の人、そして海外の人との接点も楽しんでいます。英語圏以外の国の人はもちろんのこと、仮に言葉が通じなくてもいまはgoogle翻訳があるし、臆することなく「共通の趣味を持つ人たち」とボーダレスでつながっています。

もはやテレホーダイやNetscapeも通じない?SNSを使いこなす20代のクルマ好きを見ていて思うこと

仕事上、街中や高速道路のPAで明らかにクルマ好きのおぼしき20代の人に話し掛けますが、ありがたいことに本当にていねいに接してくれます。逆に珍しいクルマに乗っていると話し掛けてもらえることも。LINEのIDを交換するなどして、その後も連絡を取り合うケースも少なくありません。筆者が20代のときに、彼らのようなコミュニケーションスキルと柔軟性を持ち合わせていたら・・・と思うこともしばしばです。

当然ながら、NSX、R32 GT-RやZ32 フェアレディZ、ユーノス ロードスターなど、いまやネオクラシックの領域に突入したモデルがデビューしたときは、この世に存在すらしていないのです。「初代セルシオの納車は2年待ちだったんだよー。それで左ハンドルのレクサスがプレミア価格で売られていたんだから…」と、オッケーバブリー的なトーク展開をしてもまったく通じません。逆に彼らからは「いいな−。R32 GT-Rの現役を知ってるんですよね。もっと早く生まれたかったです」などと、泣かせる(哀れみな??)言葉を投げ掛けてくれます。自分がオールドタイプであることを痛感する瞬間でもありますね・・・。

もはやテレホーダイやNetscapeは通じないけれど、インターネットやSNSに関することは、若い世代の方に聞くのが一番。クルマという共通のキーワードがあれば、「上から目線」さえ避ければいきなり話し掛けてもスムーズかつ会話がはずみます。そんなのウソだと思う方、ぜひ試してみてください。繰り返しますが、こちらは年上だからと「上から目線」は厳禁です。

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松村 透松村 透

輸入車の取扱説明書の制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトのリニューアルを担当し、Webメディアの面白さに目覚める。その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作や、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。カレントライフは2015年より参画。副編集長を経て、2019年、編集長に就任。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911Sと2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン。9月11日生まれの妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に(?)暮らす日々。

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