世代を超えたクルマ談義!20代の超クルマ好きな兄弟が送るリアルなカーライフとは?

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例え毎晩の睡眠時間が2時間でも、高エンゲル係数であっても、理屈抜きにクルマで出掛けたり、夜な夜な走り回ることが楽しくて仕方がなかったことも遠い記憶のかなた…な、かつて20代だった皆さま。いつの間にか、家族が寝静まっている休日の早朝に愛車とのドライブを楽しんでいるのでしょうか?

現代の20代のクルマに夢中な若者は、どのようなきっかけでこの世界にのめり込んで、どのように楽しんでいるのでしょうか。また、周囲のクルマ好きではない同世代の人との温度差は?今回もそのリアルな実態に迫ってみたいと思います。

プロフィール

黒田 修平さん
・お名前:黒田 修平さん(兄)
・年齢:26才
・職業:清掃業
・愛車:メルセデス・ベンツ190E 2.5-16V、メルセデス・ベンツE55 AMG(W211)、スバル レガシィ ツーリングワゴン(BH型)

黒田 哲希さん
・お名前:黒田 哲希さん(弟)
・年齢:23才
・職業:整骨院勤務
・愛車:BMW M3(E30)

1.現在のお仕事を教えてください

兄・修平さん:現在は家業を手伝っています。
弟・哲希さん:高校生のときに陸上(砲丸投げ・ハンマー投げ)に夢中になっていたときに怪我をしてしまい、そのときに助けてもらった整骨院での体験を基に、現役のアスリートたちを何らかの形でサポートできないかと勉強しているところです。

2.将来、やってみたい仕事はありますか?

兄・修平さん:いずれは家業を継ぐことになる予定でますが、他にもいろいろチャレンジしてみたいこともあり、思案中です。
弟・哲希さん:数年後に整骨院の開業を目指しています!

3.現在の愛車を手に入れたきっかけを教えてください

メルセデス・ベンツ190E BMW M3(E30)

兄・修平さん:youtubeでDTMの映像を観ていてメルセデス・ベンツ190E 2.5-16Vが欲しくなったんです。あるとき、インターネットオークションで格安物件を購入しました。それがこのクルマであり、僕にとって初の愛車です。現在、購入してから6年目です。手を加えていくうちにいまのような姿になりました。

現代のモデルよりも、90年代のメルセデス・ベンツが好きですね。その後、勢いで560SEC(AMGブリスターフェンダー仕様)も手に入れましたが、いまは後輩に譲りました。

弟・哲希さん:高校生までクルマには興味がなかったんです。父や兄もクルマが好きで、その影響を受けているうちにスバル インプレッサを手に入れました。その後、インプレッサを事故で潰してしまいまして…。あるとき、インプレッサを預けていた主治医ところで知り合った方がM3を所有していて「売るときは声を掛けてください!」とお願いしてあったんです。そうしたら、本当に機会が巡ってきて…。提示された金額が破格だったこともあり、思い切って購入しました。

4.普段、愛車に乗ってよく出掛けるスポットはどこですか?

メルセデス・ベンツ190E BMW M3(E30)

(ここからは、アラフォー世代のカレントライフ編集部も一緒にお話させていただきました)

兄・修平さん:最近はご無沙汰ですが、日曜日朝の大黒PA、平日夜の辰巳PAに行っていました。あとは海ほたるPAでしょうか。友だちや彼女と釣りに行ったりもします。

メルセデス・ベンツ190E BMW M3(E30)

弟・哲希さん:僕も、大黒PA、辰巳PAに行きます。あとは富浦、館山エリア。兄や同世代のクルマ好きの仲間と一緒に食べ歩きに出掛けることもありますよ!

編集部:西麻布、六本木、横浜の山下公園、伊豆方面です。都内に行くときは、窓際の席に陣取って、自分のクルマが眺められるような飲食店をいくつか押さえてありましたよ。懐かしいです。

兄弟:(笑顔だけど、ジェネレーションギャップを感じている様子)

5.友だちはどんなクルマに乗っていますか?

メルセデス・ベンツ190E BMW M3(E30)

兄・修平さん:いままでは日本車を所有している仲間が多かったんです。そこで「ガイシャいいぞー」と布教活動をしていくうちに、周りが少し前のBMW M3(E36/E46)などを手に入れはじめて…。高速道路を走ったときの安定感など、いちど輸入車の「味」を知ってしまうと戻れないみたいです。ただ、みんな「カツカツ」で乗っているので、壊れたときは可能な限り仲間内でメンテナンスを手伝うするなど、どうにかやりくりしています。

編集部:我々のときはシルビア(S13型)や180SXあたりが多かったですよね。あとは、スカイラインGTS-TタイプM(R32)とか。スカイラインGT-R(R32)やRX-7(FD3S)を乗っている人はちょっと別格なイメージでした。

6.メンバー間で若者のクルマ離れについて話すことはありますか?

兄弟:ありますよ!!

兄・修平さん:維持費を気にしたり、エコ方向にシフトしすぎじゃない?若いときにもっと楽しんじゃえばいいのに…って話します。例えば、新車のプリウスが買えるくらい予算があるなら、中古の輸入車ならいろいろな選択肢がありますよね。実際はまったく興味がないみたいです。確かに新車のプリウスなら、僕らのクルマよりトラブルに見舞われる可能性は低いですし。そういうリスクを避ける傾向が強い気がします。あとは、親がNGを出して諦めるケースも多々ありますよ。

編集部:それで諦めちゃうんですか?

兄・修平さん:年齢的にも、ローンを組むときは親に保証人になってもらわないと買えないので…。

編集部:確かにそうですよね…(複雑な表情)。私が20代のころは、周りが総じてクルマやバイクが好きだったこともあり、男子のあいだでは自然と共通の話題になっていました。「高校卒業したらクルマ何買う?」とか。あとは、クルマ好きの先輩が多かった影響か、運転免許がなくてもさまざまなクルマに触れる機会がありましたよね。助手席に乗せてドライブしてくれたり、走り屋の先輩がみんなが集まっているような場所に連れて行ってくれたり。いまは、クルマ以外に楽しめるような選択肢が増えすぎたのかもしれないですね。

7.自分は相当なクルマ好きだと思いますか?

メルセデス・ベンツ190E BMW M3(E30)

兄・修平さん:もちろんです!(笑)。
弟・哲希さん:振り切れてると思います(笑)。

兄弟:ロータリーエンジンや水平対向エンジン、フェラーリ、最近のAMGなど、車種が特定できるクルマもありますよ!!自分のクルマの音も、他の方と被らないようにしています。

兄・修平さん:理想の音を手に入れるため、排気系は4回くらい造り直しました。その分「いい音」になってしまい、夜間に外出するときはご近所迷惑にならないよう、すぐに移動させています。

編集部:(絶句…)

8.クルマ好きでない周囲の友人の反応やクルマに対する温度差はありますか?

メルセデス・ベンツ190E BMW M3(E30)

兄・修平さん:あります。地元の古い付き合いの友人たちからは「何でこんなの乗ってるの?」っていわれています(涙)。
弟・哲希さん:僕も同じく「ガイシャなんて維持費掛かるでしょ。そんなにクルマにお金掛けてどうするの?」っていわれています…。

兄・修平さん:でも、そんなこという人たちだって、みんなでワイワイやるのは好きなんです。それに、ドライブ好きの20代女子って多いと思いますよ。ドライブは好きだけど、移動するクルマはレンタカーでも親のクルマでもいいっていう人が多いです。

編集部:僕らのときなんて、レンタカーとかあり得なかったですよ。見栄張っていいクルマでドライブしていましたね。女の子とドライブに軽自動車行くのは正直抵抗がありましたし…。

9.クルマ好きでない友人たちはどんなことをして楽しんでいますか?

メルセデス・ベンツ190E BMW M3(E30)

兄弟:周りの友だちはお酒飲んだり、クラブに行ったり…。こだわりを持っていたり、趣味を持っている人が少ないような気がしています。

弟・哲希さん:整骨院に勤めていると、メンタルが弱い人が多いような気がします。お酒を飲んで気を紛らわせたり、パチンコなどのギャンブルにお金をつぎ込んだり…。

編集部:クルマが好きになるどころじゃないですね。

兄・修平さん:不労所得で稼ぎたいって思っている人もいますよ。軽い気持ちで株やギャンブルに手を出したり…。何だかもったいないですよね。

編集部:クルマ好きの仲間を増やしたいと思ったりしますか?

兄・修平さん:いや、いまの仲間で楽しみたいです。いろいろな人がいますし…。

10.クルマ好きの著名人で憧れの存在ってありますか?

メルセデス・ベンツ190E BMW M3(E30)

兄・修平さん:F1レーサーであり、DTMドライバーでもあった、ミハイル・シューマッハです。
弟・哲希さん:所ジョージさんです!

11.30才になったら乗っていたいクルマはありますか?

兄・修平さん:いまのクルマが乗れていればいいなって思います。
弟・哲希さん:僕も同じです!

12.お二人にとってクルマとはなんですか?

メルセデス・ベンツ190E BMW M3(E30)

兄・修平さん:「出会いのきっかけ作ってくれるもの」ですね!クルマのお陰で国際交流もできましたし、さまざまな人との出逢いがありました。自分のクルマはまだまだ発展途上ですし、これからも理想の190Eを追求してきます!
弟・哲希さん:仕事に対するモチベーションです!
編集部:人生でしょうか

13.最後にアガリのクルマを1台挙げるとしたら?

兄・修平さん:当時のDTMレースカーが手に入れば最高です!
弟・哲希さん:強いていえばBMW M1です。
編集部:おじいさんになったら乗ってみたいのはコーニッシュのベントレー コンチネンタル コンバーチブルです!

この後、筆者が持参した190EやM3が現役時代だった頃の自動車雑誌を話しのネタに、世代を超えたクルマ談義が続きました。

黒田兄弟のクルマへの思いや仲間や彼女と楽しく遊んでいるエピソードを伺っていると、アラフォー世代のカレントライフ編集部スタッフにとっては眩しくもあり、羨ましい限りでした。黒田兄弟がアラフォー世代になっているとき、そのときの20代のクルマ好きの若者とどのような会話をしているか、いまから非常に興味深いです。

[ライター/江上透 画像提供/黒田修平&黒田哲希]

松村 透

輸入車の取扱説明書の制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトのリニューアルを担当し、Webメディアの面白さに目覚める。その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作や、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。カレントライフは2015年より参画。副編集長を経て、2019年、編集長に就任。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911Sと2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン。9月11日生まれの妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に(?)暮らす日々。

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