メルセデス・ベンツ560SEL(W126)は「ゴー・ロク・マル」の響きが誇らしい名車

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もし、メルセデス・ベンツSクラスと聞いて真っ先に連想するモデルは?というアンケートがあったとして、もしかしたらいまだに1位。少なくとも3位以内には確実に食い込むと思われるモデルといえば、W126型ではないでしょうか。

先日、20代前半のクルマ好きの若者に話しを聞いてみたところ、「W220からだったら分かるんですけれど、それ以前は…」といわれてしまいました。仕方ないですね。彼らが産まれる前にW126型は生産終了してしまっているのですから。その後継モデルにあたるW140型にしても、まだ赤ちゃんか小学校低学年くらいです。

カレントライフとして「手が届くうちに乗っておきたい1台」をご紹介し、購入を迷っている方、いつかそのうち…と思っている方の一助になれば…そんな想いを込めて、この企画をはじめました。今回はW126型のSクラスにスポットを当ててみたいと思います。

メルセデス・ベンツSクラス(W126)夜明け前

W126型のSクラスが誕生したのは1979年。日本に正規輸入が開始されたのは1980年でした。最終モデルは1991年式ですから、実に12年ものロングセラーだったことに改めて気づかされます。現行のSクラス(W222)が登場したのが2013年。その前のW221型は2005年〜2013年の、計8年に渡り生産されていたことを考えると、2021年あたりまでは現行のままでしょうか。いずれにしても、自動運転や安全装備のハイスピードな進化に対応することを考えると、8年のモデルサイクルでは進化に対応することが難しくなってきているように感じます。

大きいことは良いことだ!「560SEL」という名の最上級モデル

500SELが560SELとなったのは1985年。ちなみに、当時の新車販売価格は…

メルセデス・ベンツ300SE:840万円
メルセデス・ベンツ500SE:1175万円
メルセデス・ベンツ420SEL:1155万円
メルセデス・ベンツ560SEL:1355万円

やはり、560SELは別格のモデルであったことが分かります。いまでこそ、300SEや500SEの中古車を見掛けることがありますが、やはり市場に出てくるのは圧倒的に560SELが多かったように思います。420SELは、現在はもちろん、当時からレアなグレードでした。やはり数字の語呂合わせが影響しているのでしょうか。

メルセデス・ベンツSクラス(W126)の変わり種

生産期間が長かったこと、現代よりも車種のバリエーションが少なかったからでしょうか。W126セダンベースに限定しても、変わり種のモデルがいろいろあります。W126が現役の頃、大のクルマ好きで知られる所ジョージ氏も、500SELにワゴンを架装した「500TE」を製作していました。

●リムジン

●ステーションワゴン

●ピックアップ

●その他

あえて、AMGやロリンザー、ケーニッヒ等を外してみたのですが、なかには、もはやベースがW126である必要のなさそうなものまで…。実に多彩なバリエーションです。

メルセデス・ベンツSクラス(W126)の現状とは

雑誌の企画等で特集が組まれる機会の多かったW124に比べて、W126の注目度はいまひとつだったように思います。あれだけ街中を走っていたはずですが、最近は見掛ける機会も激減したように思います。そこで、現状はどうなのか?買取専門店外車王などを運営するカレント自動車のA氏に取材してみました。

販売期間:1980年〜1991年

日本での相場観:トータルの程度や条件に応じて様々。仮に、560SEL最終モデル/ブルーブラック/黒革/ワンオーナー/記録簿完備/ガレージ保管という個体が売りに出されるとしたら、店頭での販売価格400万円以上になるかもしれない

現状:自然淘汰されて久しい。当時、新車で手に入れたオーナーが高齢でやむを得ず手放す可能性もあるので、専門店に話しをしてみるなど、じっくり探していきたい

狙い目:560SELにこだわらなければ、程度最優先で。今となっては、300SEや500SEの方が良質な個体が見つけやすい

愛と財力さえあれば、メルセデス・ベンツSクラス(W126)は維持できる!

最終モデルでも25年が経過しているW126。運良く程度極上のワンオーナー車を手に入れることができたとしても、リフレッシュには相当の出費を覚悟する必要がありそうです。当時、遠くから眺めるだけだったW126を手に入れるだけの財力を身につけていたとして、さらには「アガリの1台」としてW126を見定めているのなら、勇気を出してはじめの一歩を踏み出す好機かもしれません。

[ライター/江上透]

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松村 透

輸入車の取扱説明書の制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトのリニューアルを担当し、Webメディアの面白さに目覚める。その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作や、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。カレントライフは2015年より参画。副編集長を経て、2019年、編集長に就任。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911Sと2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン。9月11日生まれの妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に(?)暮らす日々。

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