昭和40年代男子は、今でも心にスーパーカーを宿している…はず!

  1. 車悦
  2. 155 view

子供の頃、我が家の自動車はマツダ キャロルから日産 サニー1000、そしてトヨタ カリーナ1600と順調に進化していました。カリーナのスピードメーターは、160キロまで目盛られていたのを覚えています。

昭和40年代男子は、今でも心にスーパーカーを宿しているはず!

時速100キロ、エンジンの唸る音、窓の外をびゅんびゅん飛んでいく景色、やがて鳴り出す「キンコンキンコン」にテンションだだ上がる…。筆者はそんな小学生でした。しかし、父はちゃんとした大人だったので、それ以上アクセルを踏み込むこともなく、120キロ以上は未知の世界でした。

そんなある日、当時小学校四年生だった筆者の目の前に突然現れたのが、ランボルギーニ・カウンタックの、あの六角形の不思議なテールランプでした。食卓横の箪笥の上に置かれたナショナルの14インチブラウン管テレビに映し出されたそれは、まさに未来の国の余り風をまとってSFの世界からやってきた異次元の乗り物だったのです。

直線で構成されたように見えて、実は豊かな曲線美を湛えたなまめかしいボディ・ライン。それはマルチェロ・ガンディーニの……、なんて感想をいきなり述べられるわけもなく、「なんやあのクルマ、めっちゃかっこええ!時速300キロも出るんやて!」という、小学校四年生らしい直観的インプレッションと共に、ぼくのスーパーカー・ブームは始まったのです。

昭和40年代男子は、今でも心にスーパーカーを宿しているはず!

以来、寝ても起きてもスーパーカー。スーパーカーのカードを眺めているうちに夜が明け、プラモデルを作りながら日中を過ごし、ミニカーを愛でながら夜が更けていく…、そんな日々が続いたのです。

そのうち、筆者のような子供をターゲットにして、スーパーカー消しゴムのガチャガチャが登場します。これがまた出来の良いのから悪いものまでいろいろありました。車種ごとにきちんと特徴を捉えてきれいにデフォルメされたものもあれば、「なんとなくこんな感じでしょ?」と、うろ覚えで作ったとしか思えないようなモノまで…。当時の子供たちは騙されることなく良いものを選んで集めまくったのでした(それ、きっちり騙されてるやん)。

昭和40年代男子は、今でも心にスーパーカーを宿しているはず!

ひと通り車種を集めてしまうと、今度はノック式ボールペンのバネの力で消しゴムを走らせる、色を塗ってメタリックにして「消しゴム」としてのアイデンティティをなきものにする、などという不毛な、いや、クリエイティブな遊びに勤しんだものです。

そんなこんなでスーパーカーは、ぼくら昭和40年代前半男子の心の奥底に、まるでMac OSやWindows10のようにデフォルトでインストールされた「神」なのであります。

[ライター・撮影/小嶋あきら]

輸入車に関するお困りごと、なんでもご相談ください!

カレントライフを運営するカレント自動車は、輸入車のトータルサービスを提供しており、ポルシェ・ベンツを中心にした輸入名車の販売だけでなく、買取・整備・車検・パーツなどあらゆる領域でサポートが可能です。だから輸入車に関するお困りごと、なんでもご相談ください!

無料相談はこちら
小嶋あきら

兵庫県西宮市の海辺に在住。とある地方自治体に二十五年勤めた後、これからは文章と写真で食っていくんだ、という間違った選択をして現在に至る。小学校時代にピンクレディーとスーパーカーブームの洗礼を受けた世代。現在、クルマは無し、バイクはBMWのR100GSとベスパGTS250ie、P125X。

記事一覧

関連記事

平成30年度の自動車税を払うその前に我思う…

平成30年度の自動車税を払うその前に我思う…

年に一度のご挨拶。来ましたね。支払いが伴うものは、やはりどうしても気持ちが後ろ向きになってしまします。あまり進んで、一刻を争ってまで納付しなければ。残念ながら、そうは思え…

  • 125 view