クラクションで盛大に祝うのがドイツ流!ドイツの結婚式に行ってきました

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先日、ドイツ人友人の結婚式に参加してきました。今まで日本、中国、イタリア、ドイツの4か国で結婚式に呼ばれてきましたが、ヨーロッパの結婚式はまさに「スタミナ勝負」なんです。そこで今回は、ドイツの結婚式についてご紹介します。

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まずドイツの結婚式は、戸籍役場での結婚式と教会での結婚式と2通りあります。戸籍役場での結婚式は法律で決まっており、役場職員の取り仕切りの元、ここでオフィシャルに新郎新婦は夫婦と認められるわけです。教会での式は夫婦どちらかがキリスト信者の場合のみ挙げることができます。大体は午前中に役場での結婚式〜昼に教会挙式のダブルで行うパターンが多いようです。

筆者は教会挙式から参加させてもらいました。教会を出た後は、ウェルカムシャンパンで乾杯。教会前で、夫婦初の共同作業として丸太をのこぎりで切ったり、大きな布をハート型に切りぬくのを見ながら、それぞれ祝いの言葉をかけたり写真撮影の時間になります。

結婚車列はクラクションの嵐

式後、晴れて夫婦となった2人は飾りの施されたクルマに乗って市内を周遊し、披露宴会場まで向かいます。このとき、私たち参列者も後ろを走って車列を作るのですが、その際クラクションをこれでもかー!というくらい鳴らしながら走ります。

これは昔の礼砲の名残と、音を鳴らして新郎新婦に寄りつく悪霊を防ぐためとされています。今となっては土曜日の昼に派手にクラクションが鳴っていれば「誰か結婚式なのね」と思いますが、初めて聞く人はかなり驚くと思います。

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▲クラシックカーのレンタルも人気ですが、マイカーにデコレーションする人がほとんどなのだとか

この車列が移動しているときに、対向車線を走る他のドライバーたちもこの結婚式の一団に気づくと、「おめでとう!」という気持ちを込めて、クラクションを陽気に鳴らし返しながら祝ってくれます。こちらも幸せな気持ちを味わえるようで、個人的にもこのクラクション文化とても好きです。ドイツの街中でクラクションが大量にならされるときは、結婚式か、サッカーの試合でドイツチームが勝利したとき。この2つに限りますね!

ここからが体力勝負、ドイツの披露宴とは?

さて、クルマで移動して30分ほど経ちました。日本のように式場と披露宴会場が併設されていることはありません。ドイツでは、式場から離れたレストランやカフェで披露宴が行われます。ここから「長い長いドイツの披露宴の始まり」です。日本では長くとも2~3時間で終わりますが、ヨーロッパでは夜明けまで続きます。

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▲今回の会場は山奥のペンションレストランでした

ドイツの結婚式は手作りが好まれ、今回の会場もとてもアットホームな雰囲気でした。日本のように、席も決まっておらず、ドレスコードもありません(普段着の方も多数)。屋外にテントが設置され、外には前菜や持込みのケーキがずらりとならびます。

全員が会場に揃うまで、参加者の手作りケーキやマフィンを食べながらお喋りしたり、とゆる~い雰囲気。その後、カットされたウェディングケーキが配られ、すぐに夕食が始まります。正直、胃袋がもちません。夕方からの食事はビュッフェ形式で、お酒を呑み、ゲームをし、余興のバンド演奏を聞きながら夜は更けていきました。

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▲お昼にはゲームをしながら日暮れまで過ごします

22時ごろからはダンスタイムとなり、新郎新婦の踊りから、深夜0時を過ぎたころには会場は完全ディスコ状態。歌って騒いで踊って…なぜ毎回ドイツの披露宴は郊外の会場なのか、これでわかった気がします。

基本的に、礼儀として0時までは会場にいるべきで、そこからは自由解散の雰囲気ですが、ドイツ人たちはまだまだ踊る…。ナイトフィーバーなノリについていけなかったのと、疲れと睡魔が襲ってきた筆者、ここでギブアップとなりました。

クルマでの参加をおススメしたい

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・・・とはいいつつも、とても素敵な式でした。日本のように細かいタイムスケジュールもなく、礼儀云々よりも新郎新婦を含め、参加者全員が楽しんでくれることを重視しているように思います。

そして深夜1時過ぎ。新郎新婦に帰る旨を伝え、別れのハグでほっこりして帰ろうとしたときにふと気づきました。ここは「クルマがないと帰れない場所」なのだという事実です。行きは、移動手段がない参加者は誰のクルマに乗せてもらいましたが、その担当の彼もこの時点で泥酔状態・・・(どうやって帰るんでしょう…)。何とか同じ時間に帰る人を探してホテルまでたどり着きましたが、これが一苦労。12時間以上の拘束の末、体力を使い切った1日でした。

筆者が参加した会場が特別だったのではなく、ドイツだとこれが普通の流れのようです。帰る時間がそれぞれ違うということもあり、送迎バスが用意されることもほぼない模様です。今回も、ドイツ流に朝まで踊り明かすことはできず、次回は確実に帰りたいときに移動できるマイカーか、レンタカーで来たほうがいいかも・・・、と思った次第です。恐るべし、ドイツの結婚式でした。

[ライター・写真/NAO]

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NAO

在独6年目のライター。Current Europe GmbH (ドイツ現地法人)所属。ドレスデン工科大学修士課程を修了し、現在はケルペン在住。2012年よりドイツワイン店に勤務し、日本向けの販売・輸出業に携わる。独英韓中の語学力を活かし、通訳・翻訳家、現地コーディネーター、日本語教師としても活動。現代車にはない欧州クラシックカーの多様性に惹かれ、個人的にロイトとフィアット推し。「本当のドイツをもっと見てほしい」と自動車にまつわる文化・マーケティングを中心に現地情報を発信している。

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