日本の充実度とは大違い?ドイツの高速サービスエリア事情

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どこかへ遠出する際に、高速道路を利用すれば皆さん大体は途中でサービス・パーキングエリアを利用するかと思います。ドイツでもそれは同じで、サービスエリア(SA)が約60kmごとに設置されています。日本と比べるとドイツのサービスエリアは非常にシンプル。一体どこがどう違うのか?今回はドイツのサービスエリア事情をご紹介します。

ドイツのサービスエリアには何がある?
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ドイツ国内に設置されているサービスエリアは約50か所。日本と比べれば数はうんと少ないですし、広々とした駐車スペースはなく規模も小さめ。エリア内には給油スタンドとトイレ、ハンバーガーなどのファストフード店、この3つが主にあります。大きなSAだと簡易宿泊施設が併設されている場合も。高速道路上ではSAを示す標識の下にどの給油スタンド会社か、どのファストフードかとロゴ付で表示されていて一目でわかります。中には水素・電気エネルギーを必要とする車種もありますし、それらを取扱いしているスタンドは限られているのでこの標識はなかなか重要です。

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そしてドイツの給油スタンド内には必ず24時間営業の売店があり、そこではガソリン代を払ったり(ドイツはガソリン代を売店のレジで支払う)、コーヒーやスナックも購入することができます。日本と違ってアルコール類も堂々と置いているので驚き。中には軽食スタンドが併設している所もあり、そこではソーセージやパスタなど温かい食事もいただけます。

日本との違いは?
まず、日本ようにその地域の特産物やお土産を売っている場所はありません。トイレ休憩と給油メインになるのでどの地方のサービスエリアも大きな違いはなく、ご当地名物を食べてお土産買って…とプチ旅行気分にはさせてくれないのです。トイレも基本は有料となります。(PAだと無料トイレが多いですが衛生面に問題アリ)休憩所は外にベンチがあるだけで、室内でゆっくりくつろげる場所もあまりないので、ドライバーさんはあまり休まらないのではないかなと思う点もあります。

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ちなみに、ドイツ国民から見たサービスエリアの評価は非常に悪いです。全ドイツ自動車クラブ(ADAC)の調査によれば、衛生面や食事の質、販売品の値段の高さや家族連れに不親切などの点が挙げられています。筆者自身も日本のサービスエリアの充実度を知ってしまっているので、ドイツで長時間車移動しなければならない時は少し退屈だなと感じてしまいます。

しかし、日本とドイツのサービスエリアは雰囲気の違いはあれど基本は同じではないでしょうか。今や日本ではテレビでおすすめSA特集が組まれたり、エリアの名物グルメを求めにわざわざ足を運んだりとひとつの観光スポット化してきていますが、このようなサービスエリアの提供&楽しみ方はきっとおもてなしの国日本ならではだと思います。ドイツ人が日本のサービスエリアを訪れれば、どう反応するでしょうか。きっと驚くに違いないでしょうね。

NAO

NAO

在独6年目のライター。Current Europe GmbH (ドイツ現地法人)所属。ドレスデン工科大学修士課程を修了し、現在はケルペン在住。2012年よりドイツワイン店に勤務し、日本向けの販売・輸出業に携わる。独英韓中の語学力を活かし、通訳・翻訳家、現地コーディネーター、日本語教師としても活動。現代車にはない欧州クラシックカーの多様性に惹かれ、個人的にロイトとフィアット推し。「本当のドイツをもっと見てほしい」と自動車にまつわる文化・マーケティングを中心に現地情報を発信している。

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