日本では見つからない。ドイツ国内でも珍しい「シールナンバープレート」とは

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ナンバープレートのデザインは国によって違いがあって面白いですよね。日本でも色々と分類されていますが、先日ドイツで珍しいナンバープレートを見つけました。

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一目ではすぐに気付かないかもしれませんが、通常のアルミ製プレートとは違い、ステッカーになっています。

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▲曲線のフロントボディにぴったりと貼りついています

これは「シールナンバープレート(独:Klebekennzeichen)」と呼ばれる正式なナンバープレートです。

なぜ通常のプレートと違うのか調べてみたところ、スポーツカーなど特殊な形状のクルマのみ適用されるものだそうです。従来のプレートを取り付けるために、ボディへ技術的に手を加えなければならない場合や取り付け不安定な場合に限り、特別措置としてこのステッカータイプを使用することができます。

ステッカー自体を手に入れることは簡単で、ネットや専門店で注文することができます。しかしながら、このシールナンバープレートでの「走行許可」をもらえるのは厳しい条件を満たしたクルマのみ。役所が確認し、通常タイプが取り付けられない車体と判断されなければ、使用走行することができません。

そして一番重要なのは、プレートに州印章が与えられていること。印章がないままだと違法となります。

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▲正式に許可が下りれば、州の道路交通局から印章がプレートに貼られます

このように実際に使用するにはさまざまな規則があるのですが、シールナンバープレートといえば、悪い手本(?)としてひとつ有名になった話があります。

ドイツの起業家ミヒャエル・シュトーシェック氏は自身のポルシェ911にシールナンバープレートを付けていましたが、警察から違法と言い渡されました。彼は通常のナンバープレートを受け取っていたにも関わらず、ステッカータイプのものを作成&使用していました。プレートには印章もなかったために無許可、ましてや規定サイズより20%小さく作られていたのです。

プレートが規定より小さいと、スピード取締りの際にナンバーが画像解析されづらいこともあり、悪質と判断されました。結果、シェトーシェック氏は偽造・ナンバー乱用で起訴。2億円という多額の罰金を要求され、最終的には裁判沙汰にまでなったのです。

ちなみに彼が小さめのプレートを作った理由は「通常サイズは大きすぎてダサい」からでした。ネットで調べてみると、案外彼と同じ意見が多いようで、できるならばステッカーを貼りたいという人も少なくないようです。

読者の皆様はどんな意見をお持ちでしょうか。特にスポーツカーの場合、ナンバーを目立たせたくないですか?もし日本にもこのようなシールナンバープレートが導入されれば、需要はあるのでしょうか?

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NAO

NAO

在独6年目のライター。Current Europe GmbH (ドイツ現地法人)所属。ドレスデン工科大学修士課程を修了し、現在はケルペン在住。2012年よりドイツワイン店に勤務し、日本向けの販売・輸出業に携わる。独英韓中の語学力を活かし、通訳・翻訳家、現地コーディネーター、日本語教師としても活動。現代車にはない欧州クラシックカーの多様性に惹かれ、個人的にロイトとフィアット推し。「本当のドイツをもっと見てほしい」と自動車にまつわる文化・マーケティングを中心に現地情報を発信している。

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