ドイツでも看過できない1台、メルセデスベンツCLKクラス@ドイツ現地レポ

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「看過できない!」なんていいながら、街で見かけた一見なんということはないが、しかしそのチョイスの趣味の良さ、見識に感服させられるクルマや、どうしてそのクルマを選んだか思いを巡らせると、興味を掻き立てられないわけにはいかない。そんなクルマを見て、時に写真撮影などをしながら歩いたりすることが私自身よくあります。しかし、ドイツから届いたレポートにあるこのクルマは、その流れで言うと、「ドイツでも看過できない」1台と言えるでしょう。

ドイツでも看過できない1台、メルセデスベンツCLKクラス@ドイツ現地レポ

メルセデスベンツのグレード展開の中で、やや迷いもあった時期かもしれませんね。今のCクラスクーペとEクラスクーペの中間の車格で、Cクラスをベースに、Eクラスのような外観を与えられたコンパクトクーペ、それがCLKクラスです。このCLKにはカブリオレもあり、日本にもガソリン6気筒のモデルが正規輸入されていました。ただ実は30台だけこのクルマと同じCLK500カブリオレも輸入されました。オーダーメイドの考え方で注文できる「デジーノプログラム」。この仕組みに則り、ジョルジオ・アルマーニが内外装をコーディネートした「CLKデジーノbyジョルジオ・アルマーニ」というモデルは、実は正規で輸入され、この500のエンジンを採用していたのです。

他方、メルセデスのクーペモデルというのは伝統的にカブリオレも設定されていて、そのシリーズの中に、V8のモンスター級なハイパフォーマンスモデルなども常に用意してきた経緯はありますので、そういう点で言えば、実は正統なラインナップと言えるかもしれません。

ドイツでも看過できない1台、メルセデスベンツCLKクラス@ドイツ現地レポ

しかしながら、実態はCクラスベースの小振りなクルマ。これにメーカーが標準で用意するエンジンラインナップの中にV8 5000ccが存在することも贅沢であり、ちょっと驚きですね。そしてこの上には、よりスポーティでパフォーマンスの高い、AMGによるチューニングしたものも選べるので、メルセデスベンツの選択肢と言うのは、つくづく、本来至れリ尽くせリなものなんだなあ、と思うしだいです。

さらにそのMT仕様と来ました。日本ではメルセデスベンツはスポーティではなく高級車と言う立ち位置なのでMT仕様で、というイメージがないかもしれません。SLKには久しぶりにMT仕様が用意されていますが、久々に国内仕様に設定されただけでもかなり大きなニュースになりました。(個人的にはMT=スポーツというフィルターを介してのみ成立しうるもの、というこの国の慣例的な暗黙裏の常識のような点に疑問がありますが。)

エンジンもハイパフォーマンス、その性能をつどつど最大限、最良のかたちで引き出すことができるマニュアルミッションのメルセデスのクーペ。一見比較的小さなクルマですが、このクルマほど贅沢なクルマも、そうそうないと言ってもよいのではないでしょうか。確かにこんなメルセデス、そうそう簡単に看過できまい。

[ライター/CL編集部・中込健太郎 カメラ/ドイツ駐在員]

中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し、その後大型展示場のオープン準備から、展示在庫の目視選定業務に従事した。そのころ企業Facebookページでの在庫車に関する紹介や、クルマで出かける旅行コンテンツなどを担当。その後フリーランスライターとして活動現在に至る。クルマの売り買いの経験から、ドライブを通じてクルマの魅力楽しさを紹介することをライフワークとしている。車選び.com ,NAVI CARS他で執筆中。「クラシックカー美女」テキスト担当●温泉ソムリエ●一級小型船舶操縦免許

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