プチ現地調査!自動車大国ドイツで選ばれる日本車ってなんだろう

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外国人同士が集まる場で「日本人だよ」と言うと、大体話すテーマはアニメや食べ物、機械やファッション。様々な分野で日本ってすごいよね!!と褒めてもらえるのはありがたく、そして誇りに思います。

ですが、ドイツ人とは大体衝突するテーマ。そう、クルマです。

「ドイツのクルマは世界一!」「いや、日本だって負けちゃいない!」と言い合いつつも、筆者周りの在独日本人はほぼドイツ車か欧州車に乗っています。かく言う我が家もBMW。やっぱり、ドイツに住むならドイツ車に乗りたいなって思っちゃいますよ…。

そんな中、筆者の住むアパートの大家さんはマツダファン。そして街中でも結構な確率で日本車を見かけます。自国車大好きドイツ人があえて日本車を選ぶ理由って一体なんなのでしょう?

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▲大家さんの愛車マツダMX-5。ロードスター独特のボディの丸みが素敵でたまらないそう

ドイツでの日本車トップシェアは日産

まず総合的にドイツで売られている日本車を見ると、販売台数が一番多いのは日産の72542台。続いてトヨタ71783台、マツダが63310台。その後かなり差が開き、三菱とスズキがそれぞれ約30000台でした。

さらに車種別トップ10はこちら(2016年新車販売台数順:連邦自動車局調べ)

1位:日産 キャスカイ(デュアリス)
2位:トヨタ ヤリス(ヴィッツ)
3位:トヨタ オーリス
4位:マツダ CX-5
5位:三菱 ミラージュ
6位:日産 ミクラ(マーチ)
7位:トヨタ アイゴ
8位:マツダ CX-3
9位:三菱 ASX(RVR)
10位:スズキ ビタヴァ(エスクード)

意外に多い?ドイツの街で見かける日本車たち

数を見るより、せっかくドイツに住んでいるのですから、実際に探してみましょう!勝手にプチ現地調査と題して、筆者の住む小さな街ケルペンで2日間、駐車場や道中で日本車をチェックしてみました。

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上記ランキングだとトヨタが多くランクインしていましたが、街中では日産とマツダが目立ちました。特に日産ノートとミクラ(マーチ)、マツダ6(アテンザ)はかなり多く、それぞれでも3~5台ずつ発見。他にもマツダ プレマシーやMX-5、ホンダ シビック、日産 アルメーラ、ジュークも見かけました。

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▲トヨタ セリカ

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▲ミクラ(マーチ)旧モデルも発見

調査中に持った印象ですが、今回見つけた日本車の中で特にコンパクトカーを運転するのはほぼ高齢&女性の方でした。調べによると2015年のドイツ女性の人気車種2位はダイハツとスズキ。スズキに関しては所有者の46%は女性ドライバーなのだそうです。日常使いに便利な大きさ、日本らしいデザインが女性には好評のようですね。

日本車を選ぶワケはコスパ&性能評価の高さにアリ?

日本車はドイツではどんな位置づけなのでしょうか?日本人からするとドイツ車=高級車のイメージですが、逆パターンはドイツにはありません。ドイツでは自国車が一番高くなるよう価格と税率を設定されているので、日本車や海外メーカー車が安いのは当然なのです。

しかしクルマに限らず、日本の高技術&高品質には強い信頼を持たれています。日本車は比較的安価で購入できるうえに、故障も少ないので、長い目で見ればコストパフォーマンスも良い。つまり、ドイツで日本車は「安くて壊れないクルマ」という認識があるようです。

ドイツ人のクルマを買い替える頻度は日本より少ないと思います。Hナンバー制度然り、古いクルマほど減税&優遇されていくので、1台を長く乗っていてもあまり損はありません。長く乗るには丈夫なクルマが必要ですから、それに関してドイツ人達から十分な支持を得ているのは嬉しいことではないでしょうか。小さな街からのレポートですが、自動車大国ドイツでも、日本車は頑張っていますよ!

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NAO

NAO

在独6年目のライター。Current Europe GmbH (ドイツ現地法人)所属。ドレスデン工科大学修士課程を修了し、現在はケルペン在住。2012年よりドイツワイン店に勤務し、日本向けの販売・輸出業に携わる。独英韓中の語学力を活かし、通訳・翻訳家、現地コーディネーター、日本語教師としても活動。現代車にはない欧州クラシックカーの多様性に惹かれ、個人的にロイトとフィアット推し。「本当のドイツをもっと見てほしい」と自動車にまつわる文化・マーケティングを中心に現地情報を発信している。

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