ドイツにおけるインフィニティQX70の展示方法とは?

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これも私は常々申し上げていることなのですが「輸入車に乗ることは一番簡単な異文化コミュニケーション」だと思うのです。今は日本にはかなり様々な輸入ブランドの販売ネットワークがあります。受験などとは違って試験もありません。そうした各メーカー、シェア拡大にしのぎを削っているため、憧れていたクルマも案外購入できてしまうということも少なくないのではないでしょうか。そんな中でも近くて遠い存在は「国産メーカーの海外専売車種」だと思うのです。これもまた同様です。

何か「日本」のアイデンティティを乗せて海外のマーケットで支持を集めている。希少性からクルマ自体に憧れ興味が湧く以上に、海外の人から見たらどんなイメージを持たれているのだろうか。そういう部分には少なからず興味が湧くものです。

ドイツにおけるインフィニティQX70の展示方法とは?@ドイツ現地レポ

ドイツから現地の「インフィニティ」のショールームの様子が届きました。インフィニティは日産が海外で展開する高級車ブランド。日本が輸入車に憧れ、追いつけ追い越せでクルマを作り続けてきて、最後足りないものは何か、そこで出した答えが「プレミアム」だったのかもしれません。日本で輸入車がどう受け止められるか、ユーザーが何をくみ取るかも興味がありますが、果たしてドイツではこういうクルマはどう受け止められるのでしょうか。同様に日本人として興味深いところです。

ドイツにおけるインフィニティQX70の展示方法とは?@ドイツ現地レポ

写真のQX70はもともと「FX」というモデル名で展開されていた、プレミアムSUVです。ロングノーズながらスモールデッキで四隅に配置された大きなタイヤ、まさに「かっこいいSUV」のお手本のようなプロポーションですよね。じつは個人的にかなり好きなクルマです。全長が5mのレベルですので日本ではやや持て余すものの、好きな方が特に持ち込まれて逆輸入車として時々見かけますがもっともかっこいいSUVではないか、そんな風に思っているほどです。「やや欲張り過ぎだよ。」なんだかやきもちの一つも妬きたくなるクルマだと思います。

ドイツにおけるインフィニティQX70の展示方法とは?@ドイツ現地レポ

特にこうした、日産の開発したクルマながら日本国内のマーケットを度外視して、海外だけで勝負しているクルマというのはどこで勝負するのでしょうか。いろいろ考えると、きっとハードウェアとしてのクルマではなく、信頼性が高い、安心、といったソフトウェアの部分なのではないか。そんな風に思うのです。

だとすると、このショールーム、そしてそこでのディスプレーは現地の方に、少なくともドイツ生まれではない世界観を見せるもの。だとするとここでの表現や、ここでどういう感覚になるのか、とても興味深いところですね。この写真を見ていたら、ドイツのメーカーのショールームに行ってみたいというのとは全く別の意味で、このドイツのインフィニティのディスプレー、「機会があれば現地で目の当たりにしてみたいもの」そんな風に思えてきたから不思議です。

[ライター/CL編集部・中込健太郎 カメラ/ドイツ駐在員]

中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し、その後大型展示場のオープン準備から、展示在庫の目視選定業務に従事した。そのころ企業Facebookページでの在庫車に関する紹介や、クルマで出かける旅行コンテンツなどを担当。その後フリーランスライターとして活動現在に至る。クルマの売り買いの経験から、ドライブを通じてクルマの魅力楽しさを紹介することをライフワークとしている。車選び.com ,NAVI CARS他で執筆中。「クラシックカー美女」テキスト担当●温泉ソムリエ●一級小型船舶操縦免許

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