実用一点張りの極み。どこか日本車っぽいフォード シエラ ステーションワゴン

  1. ドイツ現地レポ
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先月報道された、フォードの日本撤退のニュース。あのあと、移動の際に遠回りして、フォードディーラーの前を通ってみました。このニュースさえ知らなければ、いつもと変わらない風景。新車の各モデルもきちんと展示されていますし、来場者の姿も見えました。

筆者はこれまでの仕事で、ディーラーやインポーターの方と接する機会が多かったため、ユーザー向けのアフターサービスよりもまず、現場に勤める方々の今後を案じました。正規ディーラーならびにインポーターに勤めることができる方々ですから、厳しい審査をくぐりぬけてスタッフの一員となったはずです。しかし、自分の意志とは無関係にキャリアチェンジを行わざるを得ないいまの状況。なかにはマイホームがあったり、ご家族のことがあったり…と何かと物入りの方もいらっしゃるはず。余計なお世話と知りつつも、どうか無事にいまの役職をまっとうし、新天地で心機一転、新たなスタートを切ってください…そう願わずにはいられません。

実用一点張りの極み。どこか日本車っぽいフォード シエラ ステーションワゴン

そんな最中、ドイツからフォード シエラ ステーションワゴンの画像が届きました。日本でいう「フォード シエラ」といえば、かつてグループA(全日本ツーリングカー選手権)で活躍していたクルマを連想する方が多いかもしれません。しかし、このクルマはステーションワゴン。この型のシエラとしては、最終モデルにあたる個体のようです。年式は不明ですが、どんなに新しくても1994年。もう22年も前のクルマなのですね。

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このらフォード シエラ ステーションワゴン、ホイールはキズだらけ。フロントバンパーは凹み、ボンネットとフェンダーのチリもあっていないようです。実用一点張りな雰囲気が実に潔いですね。リアバンパーの下にはキャンピングカーを牽引するフックも装備されています。そして車内はというと…、黒で統一された、飾り気のまったくない光景が広がっています。シフトもマニュアル。どこまでも実用一点張り。まるで日本の営業車のようです。

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正規輸入されていないメーカーやモデルを並行輸入で手に入れる方がいらっしゃいますが、この型のフォード シエラ ステーションワゴンはまだ日本で見たことがありません(中古車の検索をしてみましたが、見つかりませんでした)。今後も急に見掛けるようになったということは難しいかもしれません。果たして、日本国内に現存するのでしょうか。ぜひ一度、この目で確かめてみたいです。

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松村 透

輸入車の取扱説明書の制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトのリニューアルを担当し、Webメディアの面白さに目覚める。その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作や、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。外車王SOKENは2015年より参画。副編集長を経て、2019年、編集長に就任。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911Sと2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン。9月11日生まれの妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に(?)暮らす日々。

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