メルセデスベンツ「シタン」は、大人びた印象の面構えを持つベンツなカングー

  1. ドイツ現地レポ
  2. 723 view

カレントライフは比較的登場する回数が多い媒体かもしれません。日本では正規ディーラーでは買えないメルセデスベンツ「シタン」。ドイツからシタンのレポートが届きました。

10672301_822491037858058_1843169514583294033_n-1

シタンは主にヨーロッパなど、特定地域でのみの販売を想定した車種でルノーカングーをベースに作られたモデルです。ベースというか、ほぼ中身はカングー。製造もルノーのモブージュ工場、カングーの専用工場で生産されます。メルセデスベンツはあまり他社で作ったものの供給を受けて自社ブランドで販売するというようなことをしないメーカーだと思います。

例えば他社の手の入ったエンジンを載せていたケースはありました。190E 2.3-16/2.5-16はメルセデスベンツのエンジンをベースに、コスワースが開発したエンジンを載せていましたし、初代VクラスのV280は、ベースとなった商用車Vitoに当時自社でも持っていたエンジンでは4気筒しか搭載できず、止むを得ずフォルクスワーゲンのFF用のコンパクトなV6エンジン、当時はVR6として広くさまざまなモデルに搭載していたものですが、そういうものを載せていたことはありました。

しかし、クルマそのものをというのはあまり例がないことではないでしょうか。もちろん資本や、業務等の提携関係も影響しているでしょうし、時代は変わった、という面はあるのでしょうが、これはかなりメルセデスベンツの歴史の中では画期的な出来事だと言えるかもしれません。

もっとも、新規で開発するほどでもない、という温度感もあったかもしれませんし、それでもスリーポインテッドスターを掲げて恥ずかしくないものをルノーが作っている、という事実の表れなのかもしれません。何れにしても。この事実は、実はルノーカングーを選択肢に入れた方の評価としても是非参考にして欲しい事実だと思ったりしています。

11407209_822491057858056_6516971895736814402_n

そして、個人輸入して日本で乗りたいクルマの一台でもあるのです。フランス車はフランス車です。フランス製のクルマという意味で。秋の車山にも乗り込みたいものですよね、フレンチブルーミーティング。去年もいましたが、先代のモデルを、かなり忠実にやはりこのモデル同様に先代のみ日産にOEM供給していた「日産キュビスター」仕様にしていた車がいたので、そういうクルマと並べたいですね。

また最近ではその勢い、とどまるところを知らないといった様相の「カングージャンボリー」に「カングーじゃないんですが」と言って参加するのもいいかもしれません。カングーのディーゼルモデルや日本に導入されていないボディサイズのクルマを中心に並行輸入で楽しまれている方も少なからずいるようですが、そんな方にはこのシタン、ちょっと見過ごせない存在ではないでしょうか。

送られてきた写真のクルマは、日本で販売されているカングーとほぼ同じサイズのボディでリアの窓ガラスがないタイプ。左右のスライドドアもない仕様ですから、かなりベーシックなモデルだと言えるでしょう。バネオというAクラスベースの小型のワゴンがありましたが、実質的にはその後継車。日本でこの車に乗るのは「こじらせ」以外の何物でもない、という説もなくはありませんが。少し、大人びた印象の面構え。こんなメルセデスベンツなカングー、皆さんはどう思われますか?

外車王公式チャンネル「外車王TV」

輸入車好きに向けて、人気車両の走行シーンからサウンド、車両レビューなど、さまざまな角度から輸入車をテーマにした動画をYouTubeで公開中!!【チャンネル登録お願いします】

外車王TV
中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し、その後大型展示場のオープン準備から、展示在庫の目視選定業務に従事した。そのころ企業Facebookページでの在庫車に関する紹介や、クルマで出かける旅行コンテンツなどを担当。その後フリーランスライターとして活動現在に至る。クルマの売り買いの経験から、ドライブを通じてクルマの魅力楽しさを紹介することをライフワークとしている。車選び.com ,NAVI CARS他で執筆中。「クラシックカー美女」テキスト担当●温泉ソムリエ●一級小型船舶操縦免許

記事一覧

関連記事