旧車乗りが何故か吸い寄せられる。シトロエン2400CXパラスのオタク回顧録

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ども!カレントライフのファンの皆様こんにちは!ライター山本です。今週は、「週刊中年フライデー44号」の「輸入車オタク回顧録」です。このコーナーも「中フラ」として皆様にお届けすることになりました!私の失敗談ですが、笑って読んでやってくださいね!

ここは、某県の「週刊 中年フライデー」編集部。「かっぱえびせん派」の編集長と「サッポロポテトバーベQ味派」の星野くんのデコボココンビが編集会議中であります。ちょっと覗いて見ましょう!

yamamoto山本「今回から新規シリーズで中フラのテコ入れだ!」

hoshino星野「ていうか~別々の企画を一つにまとめただけですよね?」

yamamoto山本「し~!気が付かない人もいるかもしれないだろ?」

hoshino星野「じゃ~、口止め料として『コールドストーン』の『チョコミント』で!」

yamamoto山本「なんで、バイトに口止め料払わないといけないの?トホホ・・・」

・・・・編集部の相変わらずの茶番劇はほっとき早速行ってみよう!

私は20歳の頃から輸入車に乗っていました。当時「外車」と言えば、アメ車やドイツ車等が中心で、それでも外車乗りは「金持ち」「変わり者」「成功者」なんてイメージが勝手に先行していました。そんな中でも私、山本は、人と違う路線のクルマを探し乗り続けてまいりました。ここではその「迷車」「珍車」をエピソード交えて紹介させていただきます。

旧車乗りが何故か吸い寄せられるシトロエン。私は2400CXパラスでした。

前回、私のオタク回顧録は「ゴルフ カブリオレ」でしたが、今回も私にとって自分の意と反し手に入れた「シトロエン2400CXパラス」です。 このクルマは、私にとって急に目の前に現れ、あっという間に自分のものになったと言う不思議なクルマでした。以前紹介した、燃える「X1/9」でちょこっと触れたかも知れませんが、買った当日に故障してしまったX1/9をクレームで返しに行ったときに、その車屋さんの社長が何故か進めてきたのが「シトロエン2400CXパラス」でした。

ちょっと待ってください。私が買ったのは「フィアットX1/9」その前が「ポルシェ914」どう見てもコンセプトのまったく違うクルマを薦めてきたのです。そりゃあ、買うつもりがある訳ありません。だって私が求めていたのは「オープン2シーター」か「タルガトップ」で、あの大きな車体のシトロエンには興味がありませんでした。しかし、「ちょっと乗ってみない?」と言う悪魔の囁きに私はまんまと乗ってしまうのでした。

エンジンを掛けたとたん、シトロエン全体に『血』が通ったようにクルマが動き出しました。

その社長がキーを差しエンジンを掛けると、シトロエンはしばらくして腰を上げるように、ペタンコだった車体がムクムクと起きだし車高があがったのです。初めて見る私にはその光景に感動すら覚えました。「これは『ハイドロ』と言うんだよ」と説明と同時に私はシトロエンの助手席に乗っていました。社長の運転で近所を走ると、シトロエンの乗り心地の良さにびっくり!

そして、メーターを見て二度びっくりしました。正直「体重計」と間違うような見にくいメーターに唖然・・・。「いいでしょ!これは『ボビンメーター』って言うんだよ。」と言って得意げに私に説明をしていました。正直、X1/9の代わりにこの車を買うつもりなんか全くなかった私は、いつしかこのクルマでもいいかなと心が変化し、車屋さんから帰宅時には、シトロエンに乗って帰っている自分に驚いていました(笑)

このシトロエン2400CXパラス、帰り道で突然止まったんです(笑)


Photo by order_242 [CC BY-SA 2.0](Wikimedia Commonsより)

燃えたX1/9の代わりに購入(取り替えた)したはずのシトロエン2400CXパラス。しかし、帰り道に最初の洗礼を受けます。突然クルマが止まったんです(笑)。す~っと静かにエンジンが止まり路肩に慌ててセルを回しますが、空回りするだけです。そこで、社長に公衆電話(時代ですよね)で電話をすると「すまん、すまん!フューエルメーター常に満タンなんだよ~(笑)」って、先に言ってよ~(泣)と言うことで単なるガス欠で安心(?)し、ガソリンスタンドが近かったので事無きを得ました。後日メーターを治してもらい、とりあえず私にとっては順調な出だしとなったシトロエン2400CXパラスでした。

本当の洗礼は長距離ドライブの途中発覚しました。


Photo by order_242 [CC BY-SA 2.0](Wikimedia Commonsより)

手に入れたシトロエン2400CXパラスは、仕事の忙しさもあり長距離のドライブも中々出来ず、1年近く「冷房が弱い」とか、「緑の血液が多少にじむ」等の小さいトラブルはありましたが、他車に比べ順調で快適な感がありました。そして、ある日長距離ドライブの機会が巡ってくるのです。仲間とゴルフに福島まで高速で向かうことになりました。4人でこのシトロエン2400CXパラスに乗り、福島に向かい「行きはよいよい」でした。

ところが「帰りは怖い」が出てくるのです。プレーした帰りなので私以外は疲れて熟睡。しかし、皆さん汗ダラダラで寝ているのです。エアコンは多少なりと効いていましたし、私は運転に集中していたのでさほど気にしませんでした。すると、見たことのないオレンジランプが光ったのです。なんだろう?と思いパーキングに車を止め取説を見てみると、なんとなくマフラーに問題がありそうな事がわかりました。


Photo by Mic(Wikimedia Commonsより)

皆は熟睡していたので一人で車を降りリアに回り下回りを除くと・・・・。マフラーが真っ赤ではないですか!?「なんじゃこりゃ?」と思い、これが室内の温度上昇の原因と理解しました。慌てて社長に連絡するも電話には出ず、結局恐る恐る休みながら低速で走り、皆を送り届けその足で車屋さんに預け修理を依頼する事に。

しかし、それが最後の別れとなってしまったのです。原因不明で修理不能(本当かよ)と言う話で、廃車にした方がいいよと言われ、また別のクルマを勧められることに・・・。あ~泥沼は続くのでありました。この話は、後日談があり私の乗っていたシトロエン2400CXパラスに非常に似たクルマを見かけました。ステッカーの位置まで似ていたあのシトロエンは・・・。

今回の「輸入車オタク回顧録」は、初のフランス車でいい思いもビックリする事も、両方経験させてもらったシトロエン2400CXパラスでした。又、機会がありましたら、私の面白おかしく壮絶な体験談をご紹介できたらと思っております。

yamamoto山本「どうだ星野君!シトロエン素敵だろ?」

hoshino星野「編集長!そうですね!私はサイダーより好きでしたよ!」

yamamoto山本「サイダー?」

hoshino星野「スプライトよりも好きでした!」

yamamoto山本「星野君、それは『リボンシトロン』ですから!マニアックなボケはやめて!」

hoshino星野「お米屋さんで売ってる、『プラッシー』もね~」

と言うことで、今回の「輸入車オタク回顧録」いかがでしたか?来週もマニアックなコラムをお届けできればと思っていますので次回の「週刊中年フライデー」をお楽しみに!金曜日にまたお会いしましょう~!

山本 圭亮

千葉県出身。元ソフトテニスのセミプロとして日本リーグでプレーしていたスポーツマン。車に対する愛情(旧車)が強く現在まで50台以上の車を購入。日本車を始め、アメリカ、イギリス、フランス、スウェーデン、イタリア、ドイツ等の車を所有していた。2013年より車雑誌「ハチマルヒーロー」で「8年0組 洋楽先生!」として洋楽と車の関係を中心にコラムを連載開始。2015年から旧カレントライフにて「週刊中年フライデー」を連載。2016年から「ミドルエッジ」にてライティングを展開。そしてその中に「なかがわひろき」画作「時空探偵マツ・ド・デラックス」の原作を担当する。車、音楽はもちろん昭和のことなら何でもおまかせの広い守備範囲を持ち、コラムは正統派よりトリッキーなコラムが得意である。現在の愛車は「オペルマンタ」と「オペルベクトライルムシャー」。アルミ弁当箱コレクターやプロレス入場曲解説にてトークショーも開催している。又、音楽配信サイト「AWA」にて公式プレイリスターとしても活躍中。

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