90年代の日本車がとにかく誇らしい!東京オートサロン2018イベントレポート

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筆者がはじめてTOKYO AUTO SALON(以下、東京オートサロン)会場に足を踏み入れたのは、確か1990年頃でした。当時の会場は晴海にあった東京国際見本市会場だったのです。場所は、2020年に開催される東京オリンピックの工事が急ピッチで進んでいるあたりです。その後、1997年には東京ビックサイトへ。そして1999年には、幕張メッセへと規模を拡大していきます。

そしていまや、会期こそ短いとはいえ、圧倒的に東京モーターショーを上まわる勢いになりました。そして、時代の移り変わりとともに、出展されるクルマのジャンルも少しずつ変わってきたように思います。

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筆者が通い詰めていた1990年前半は、日本車をベースにしたチューニングカーが主流。それが1990年代後半に入ると、少しずつVIPカーの割合が増えていきます。そこから先は…さまざまなジャンルのクルマが入り交じるようになり、会場内はちょっとしたカオス状態になっていきました。

自分が熱中している世界とは異なるカテゴリーのカスタムカーが間近で観られる。それこそが、東京オートサロンの魅力かもしれません。

そして2018年の東京オートサロンは…?

いまや、東京オートサロンの一大勢力となりつつあるランボルギーニ

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バブル期の東京オートサロンであればともかく、このイベントの主役は日本車というイメージが強かったように思います。最近は、スーパーカーを独自にカスタマイズするショップやチューナーが増えてきたことも事実。

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もはや、スーパーカーといえばフェラーリという時代ではないのでしょうか?アヴェンタドールやウラカンなど、現行モデルのランボルギーニをカスタムしたクルマが多かったことも印象的です。

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既成概念に囚われない柔軟かつ新しい発想と、日本人ならではのきめ細やかな仕事ぶりが融合したカスタムカー。もしかしたら、私たちは日本発、世界に誇れる文化が誕生しつつある瞬間を見つめている歴史の証人かもしれません。

第2世代スカイラインGT-Rや1990年代の日本車もまだまだ現役!

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いまだに根強い人気を誇るのが、1990年代の日本車。なかでも「第2世代日産スカイラインGT-R(いわゆるR32〜34型)」や、マツダRX-7(FD3S型)がいまだに現役のクルマとして出展されていることは、当時を知る世代とって喜ばしくもあり、何だか誇らしい気持ちになりました。

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そしてマツダのブースでは、ユーノスロードスター(NA型)のレストアに関するフロアも賑わっていました。

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ロータリーエンジンの開発にも携わり、ロードスターとの関わりも深いアンバサダーの山本修弘氏が、プレス関係者や来場者の質問に熱心に答えていた姿が印象的です。

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いち日本車メーカーが、テュフ ラインランド ジャパン(TÜV Rheinland)による、世界初のクラシックカーガレージ認証「過去に製造されていたクルマのレストア事業に着手する」という、新たな扉を開いたことに拍手を贈りたい気持ちです。

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*関連ニュース
テュフ ラインランド ジャパン、 マツダの初代「ロードスター」レストアサービスとレストア工場に 世界初のクラシックカーガレージ認証を発行
https://www.tuv.com/jp/japan/about_us_jp/press_2/news_1/newscontentjp_353281.html

応援必須の力作揃い!学生さんたちによるコンプリートカー

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力作揃いだったのが学生さんたちによるコンプリートカーです。例年にも増して、自由かつ柔軟な発想で1台のクルマをカスタマイズされた個体が何台も出展されていたのです。

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驚いたのが「若者のクルマ離れ」に一石を投じたいという思いを込めてクルマを創り上げている点。本来であれば、もっとうえの世代が何とかしたくてモヤモヤ…しているところを、同世代の彼ら(彼女)たちが、自らの意思で行動に移していることに感動すら覚えました。

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プロが創り上げたカスタムカーは確かに素晴らしい仕上がりかもしれません。しかし、個人的には、学生さんたちの作品も、情熱では決してひけを取らないと実感しています。

新たに台頭しつつある中国勢メーカー

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オートサロンの新たな潮流として、中国のメーカーがひとつの区画に集まり、ブースを構えていたのが印象的でした。

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ちょっと日本人には近づきにくい…かと思いきや、そんな不安はまったくの杞憂です。まだまだ注目度は低いかもしれませんが、世界最大の自動車大国になりつつある中国企業が、ここ東京オートサロン会場においても台風の目となる日が訪れるかもしれません。

そして、東京オートサロンといえばキャンギャルだ!

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お待たせいたしました!東京オートサロンといえばキャンギャル。東京モーターショーでは不可能と思われるような過激な衣装を身に纏ったキャンギャルが並ぶブースは、プレスカンファレンスを上まわる人で溢れかえっています。

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地元の小学生のお子さんたちが社会見学の一環なのか、会場内を歩いていました。先生方はともかく、男子生徒にはちょっと刺激が強すぎるのではないでしょうか…(汗)。ちょっと心配になってしまいますね。

最終落札価格の合計は4億5,067万円初のBHオークション開催。果たしてこの文化は日本に根付くのか?

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2017年の東京オートサロン会場で発表され、2018年、ついに実施されることになった「東京オートサロン・オークション with BH Auction」。今回のイベントの目玉ともいえる催しです。以下、主催者発表による、各出品車輌の落札価格をまとめました。

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■「東京オートサロン・オークション with BH Auction」落札価格(手数料10%込み、消費税別)
・LOT.001:1968 HONDA S800:¥ 9,350,000
・LOT.002:1969 NISSAN SKYLINE GT-R “PGC10”:¥ 14,410,000
・LOT.003:1967 DATSUN FAIRLADY 2000 “SR311”:¥ 11,550,000
・LOT.004:1969 TOYOTA SPORTS 800 “UP15”:¥ 9,460,000
・LOT.005:2013 SPOON S2000 ST-4:未成立
・LOT.006:1972 DE-TOMASO PANTERA GROUP 4:¥ 36,300,000
・LOT.007:2002 NISSAN SKYLINE GT-R V-SPECⅡ NÜR “BNR34”:¥ 35,200,000
・LOT.008:2007 SPOON NSX-R GT VERSION:¥ 18,700,000
・LOT.009:1970 TOYOTA 2000GT:¥ 83,600,000
・LOT.0010:1997 IDING F512TR SIII TYPEA:出品取消
・LOT.0011:1991 JUN BONNEVILLE 300ZX “CZ32”:未成立
・LOT.0012:1994 TOPSECRET TS8012V “JZA80改”:¥ 9,900,000
・LOT.0013:1990 NISSAN SKYLINE GT-R “BNR32”:¥ 8,800,000
・LOT.0014:11990 NISSAN R90CK:¥ 190,300,000
・LOT.0015:1996 DATSUN 240Z “VINTAGE Z”:¥ 13,200,000
・LOT.0016:1996 DATSUN 240Z “VINTAGE Z”:¥ 9,900,000

懐かしいクルマから憧れの存在まで。今回、第2世代スカイラインGT-Rが、確実に投機対象として認知されつつあることを強く実感することとなりました。「東京オートサロン・オークション with BH Auction」、果たして東京オートサロンの目玉イベントとして根付くことになるのでしょうか?今後の展開に注目です。

出展車両台数880台による共演。もはや1日ですべて観るのは不可能な規模に

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3日間の来場者数は、主催者発表によると319,030人を記録した東京オートサロン2018(2017年は324,400人)。2015年から4年連続来場者数が30万人を突破しているそうです。そして、出展車両台数は880台(2017年は850台)、ブース総数は4,348小間(2017年は4,320小間)。

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広大な幕張メッセの会場をほぼめいっぱい使い、さらに1日に10万人を超える人々が来場する場所ですべてのフロアをじっくりと見学するのは、もはやほぼ不可能というほどの規模になってきました。そして、一時期は控えめだった豪華なカタログや紙袋などを積極的に配付するブースが増えてきたことが、個人的には印象に残りました。制作コストを考えると真っ先に削られるポイントのひとつだけに、出展者から「勢い」と「攻め」を感じます。これは非常に喜ばしいことのように思えてなりません。

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クルマ好き、キャンギャル目当ての若者やおじさんだけかと思いきや、ベビーカーを引いた家族連れの姿も…。本当にさまざまな年代の人たちが幕張メッセに足を運んでいることが分かります。

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インターネットに公開されている記事を読めばそれで充分かもしれません。しかし、会場に足を運んでみてこそ見える景色があります。特に、各出展者が正月休み返上で造り上げたクルマたちを間近で観られるのはもちろんのこと、そして、キャンギャルの過激な衣装が楽しめるのも、東京オートサロンの変わらない魅力のひとつです。

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最近は東京オートサロンに行っていないという方、2019年はぜひ幕張メッセへ。きっと、その変貌振りに驚かされるはずですよ!

[ライター・撮影/江上透、一部東京オートサロンオフィシャルフォトを引用]

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松村 透

輸入車の取扱説明書の制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトのリニューアルを担当し、Webメディアの面白さに目覚める。その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作や、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。カレントライフは2015年より参画。副編集長を経て、2019年、編集長に就任。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911Sと2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン。9月11日生まれの妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に(?)暮らす日々。

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