思わずニヤリなNostalgic 2days(ノスタルジック2デイズ)2015!

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去る、2015年2月28日と3月1日に、パシフィコ横浜にて「第7回Nostalgic 2days」が開催されました。

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日本車の旧車がメインの印象が強い「Nostalgic 2days」ですが、きっと魅力的な輸入車もあるはず!と言うことで行ってまいりました。そこで今回は「カレントライフ的 Nostalgic 2daysイベントレポート」をお届けいたします。

トヨタ2000GT、日産ハコスカ&ケンメリGT-R、鉄仮面スカイライン…等々。日本を代表する往年の名車達が会場を埋め尽くしています。その他「ネオクラシック」とも言える1990年前後に一世を風靡した日本車も展示されています。

主催者の粋な演出なのか、会場内のBGMはアラフォー世代以上の来場者が思わずニヤリとしてしまいそうな、当時のドラマのテーマ曲や主題歌が流れています。そのたびに「懐かしい」という声が聞こえてきて、会場内の雰囲気を一層盛り上げてくれています。

カレントライフ的…ということで、まずは輸入車をメインにご紹介していきます。

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まず目に飛び込んできたのは、ブリティッシュグリーンに塗られたジャガーD-type。

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レプリカ?それともオリジナル?と思いつつ眺めていたら、スタッフの方が「これ、2代目マツダ・ロードスターがベースなんですよ」と声を掛けてくださいました。確かに、コクピットのシフトノブやサイドブレーキの形状がそれっぽいような…。果たして、このクルマのベースが2代目ロードスターと気づく人がどれだけいるだろう?最新の燃料電池車から、こんな魅力的なモデルまで手に入れることができる、今の日本の自動車文化の裾野の広さに驚かされます。

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一方こちらは、ブルーメタリックに塗られたボディが美しいデイトナクーペ。なんとこちらもレプリカ。ベース車はC4(4代目)コルベットとのことです。展示されている個体はバージョン1とのことで、バージョン2、さらにはバージョン3を選ぶと、より一層、手の込んだ仕様を選ぶことができるのだとか。このクルマで、日曜日早朝の空いている道路を走ったら楽しそうですね。

■株式会社ムラテカーズエンタープライズ■
〒463-0024 愛知県名古屋市守山区脇田町306
URL:http://baby-cobra.com/

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その後、会場内を歩いていると、グレーがかったグリーンに塗られたジャガーE-typeロードスターが視界に飛び込んできました。世界的に価格が高騰しているE-type。スタッフの方にお話しを伺うと「確かに価格は高騰していますが、北米向けに輸出された個体が多いために、左ハンドルモデルの方がお求めやすいですよ」とのことでした(右ハンドルというだけで、左ハンドルの倍の価格になるとか)。

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こちらの2000GTはオーナーカーとなるため、参考出品とのこと。精密板金などの金属加工を得意とするエムズバンテックが手掛ける2000GTのレストアは、日本でも屈指の豊富な経験とノウハウをお持ちだそうです。

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ジャガーE-type、フォードGT40のレプリカであるGTDに関しては、欲しい方がいらっしゃればお譲りしたいとのことです。もし興味を持たれたら下記までご連絡くださいとのことでした。会場内でもじっくり眺めている方がいらっしゃいましたし、気になる方はお早めにどうぞ!

■株式会社エムズバンテック■
〒370-0614 群馬県邑楽郡邑楽町赤堀1508-4
URL:http://msvantec.com/

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ブレーキパッドでお馴染みのENDLESSのブースには、一見ミスマッチ?なアルファロメオ・ジュリエッタスパイダーが展示されていました。さっそくお話しを伺ったところ、東京オートサロン2015に展示されたクルマそのものとのこと。2014年夏にレストアのプロジェクトがスタートし「まさに作業はエンドレス・・・」だったそうです。

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ENDLESSや関係者の皆さんが、現代の技術を用いてボロボロの個体に新たな命を吹き込むことで、ジュリエッタスパイダー本来の美しさを取り戻しました。ブレーキも、ENDLESS製のジュリエッタスパイダー専用品が装着されています。またENDLESSでは、今後クラシックカーのブレーキ部品の販売を検討しているそうです。

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赤いシートはBRIDEの試作品。反響次第では市販されるかもしれないそうです。レストアの模様は「アルファロメオジュリエッタスパイダー制作日記」として詳細に記録されています。このレストア日記、クルマ好きなら思わずグッとくるエピソードが満載です。ぜひチェックしてみてください。

■株式会社エンドレスアドバンス■
〒385-0014 長野県佐久市三河田522-3
URL:http://www.endless-sport.co.jp/

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こちらは1980年式のポルシェ911(930)ターボ。iS(アイエス)グループがレストアした個体で、D車、ワンオーナー、実走行23,000キロ、車庫保管という極上車を発掘。これをさらに1年3カ月掛けてフルレストアしたそうです。まさに、タイプスリップして21世紀に現れたポルシェターボが目の前に。もちろん販売車両ではありますが、相当に思い入れが強い個体のようで、iSグループにとっては手放しがたい存在なのかもしれません。

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もう1台の白い911は、1983年式のポルシェ911(930)SCカブリオレ。ただでさえレアなSCの最終モデルに加えて、この個体はカブリオレ。果たして何台日本に現存しているのでしょうか?前述のターボ同様、D車、ワンオーナー、実走行28,000キロ、車庫保管という個体を発掘し、フルレストア。

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エンジンルームも美しく磨き上げられ、新車時に貼られていたステッカーもきちんと残されています。ご主人に内緒でポルシェ911(993)をプレゼントするというエピソードに一役買っているのも、iSグループとここで売られていた911でした。きっとiSグループで売られている911達は、いずれも後世大事にしてくれるオーナーさんが見初めてくれるに違いありません。

■株式会社井原自動車(is GROUP・あいえす) ■
〒721-0973 広島県福山市南蔵王町3丁目17-33
URL:http://www.is-group.jp/

それでは、ここからは国産車編。

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会場内を歩いていると、懐かしい初代シーマが目に飛び込んできました。「シーマ現象」と言う言葉を生み出した初代シーマも、最近はあまり見掛けなくなりましたね。K・J・Kは、初代シーマや、Y31セドリック/グロリア、初代セルシオやプレジデント、インフィニティQ45、130型クラウンをメインに扱っているショップ。車両販売やメンテナンスはもちろん、現代のクルマ事情に合ったドレスアップやコンプリートモデルの製作にも応じてくださるそうです。

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美しく磨き上げられたソリッドブラックのボディカラーは、オールペンではなく新車時の状態とのこと。さすがにバンパーは塗り直しているそうですが、20年以上経過したクルマの塗装がこれほどの状態を保っていられるのは、よほど大事にされてきた証かもしれません。

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メーカーでは生産終了となった、初代シーマのフロントスポイラー。既にメーカー欠品となっており、オークションでは高値で取引されているのだとか。それならばと、K・J・Kが独自に製作し、販売しているそうです。車高を落とすと、思いがけずリップスポイラーを擦ったり、破損してしまうケースもあるだけに、ユーザーとしてもとても心強いですね。

■K・J・K■
〒476-0002 愛知県東海市名和町東三宅山32-8
メール:katoukatuyosi@y7.dion.ne.jp

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初代シーマの隣にあった、白く輝くZ32も気になります。日本で唯一、フェアレディZ(Z32)専門店である「Zone(ゼットワン)」。ブースに展示されていたのは、Z32でも最終モデルにあたるH12年式2by2のMTモデル。

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最終モデルというだけでも稀少なのに、さらにMTとは。AT車の比率が高かったZ32だけに、ちょっとした限定車よりもレアな存在と言えますね。

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内外装だけなく、エンジンルームもご覧の通り。Webサイトには「名車Z32を後世に残すことが私達の使命です!!」と掲げているだけに、車両販売に留まらず、オリジナルパーツの販売や、クルマのリフレッシュ、純正部品製廃阻止のための活動なども行っています。日本全国のZ32オーナーにとってセーフティネット的な役割も果たしているのかもしれません。さらに、オフ会やイベントの開催も行っているそうです。まさに、Z32愛に溢れた注目のショップです。

■株式会社Zone(ゼットワン) ■
〒252-0243 神奈川県相模原市中央区上溝2346-19
URL:http://www.z32-zone.com/

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その隣には、何台ものF31型のレパードが並べられています。このレパード、あぶない刑事の劇中車としても人気がありました。これだけF31型レパードが並べられるのは、日本で唯一の専門店である「カーショップフレンド」だからこそ。街中で、とびきりキレイなF31型レパードを見掛けたら、それはカーショップフレンドが手掛けたクルマかもしれません。

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この白いレパードは、前期型をベースに、エンジンを後期型のアルティマターボ用に換装。ノーマルルーフを加工し、レパードの純正サンルーフが移植されています。電装品なども全面的に引き直すなど、さりげない外観からは想像がつかないほど手間の掛かる仕様変更が行われています。

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レパードのエンブレムやグッズなども充実しています。Zone同様、車両販売はもちろん、メーカーとオフィシャルライセンス契約を結び、オリジナルパーツの販売や、クルマのレストア、純正部品のストックなど、F31型レパードの保存活動に心血を注いでいます。その努力の甲斐あってか、今となってはライバルと目されてきたM20型ソアラよりも状態の良い個体が多いそうです。

■株式会社カーショップフレンド■
〒254-0012 神奈川県平塚市大神1864-9
URL:http://www.carshopfriend.com/

会場の一番奥は物販ブースとなっており、ミニカー、ステッカー、雑誌のバックナンバー、カー用品・・・。もうありとあらゆるグッズが売られています。

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このブースをじっくり眺めているだけで、あっという間に1,2時間は経ってしまいそうです。幸か不幸か、財布の中にはあまり現金が入っていなかったので難を逃れた(?)のですが、ネットでも見つけるのが難しい掘り出し物を見つけることができました。来年も同時期に開催予定とのことで、この物販ブースも要チェックです。

どのショップも、それぞれに思い入れのあるメーカーや車種に深い愛情を持って接している姿がひしひしと伝わってきました。日本ならではの、細やかな物作りと、物を大事にする気質が、独自の文化を築いていること再認識する機会となりました。お忙しい中、快く取材に応じてくださった皆様に、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。

■Nostalgic 2days公式サイトはこちら■
http://nos2days.com/

[ライター・カメラ/江上透]

松村 透

輸入車の取扱説明書の制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトのリニューアルを担当し、Webメディアの面白さに目覚める。その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作や、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。カレントライフは2015年より参画。副編集長を経て、2019年、編集長に就任。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911Sと2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン。9月11日生まれの妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に(?)暮らす日々。

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