中国地方都市の新楽市や州都:石家荘のクルマとかいろいろ見聞録。

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みなさま、ニーハオ。

筆者は中国は河北省の州都、石家荘の郊外、新楽市にある「河北美術学院」(旧:石家荘東方美術学院)という大学に客員講師として、年に一度ほど現地に赴いているのだが、この学校のある新楽市や州都:石家荘のクルマ事情のこと、そして高速道路などのお話をちょっとだけしてみようと思う。今回は何年か前に出向いたときの見聞録をお届けする。

新楽市は、首都の北京からは高速道路で南に約330km。おおむね3時間ほどで到着する人口30万ほどの街で、河北省の州都:石家荘からは30km程はなれた、いわゆる衛星都市だ。この新楽市は典型的な中国の地方都市らしく、鉄道も高速道路も、国内専用の石家荘空港も近くにあり、住むのにも通うのにもとても便利な街である。ここに、筆者が講師をしている「河北美術学院」がある。全寮制の美術大学で、学生数はおおよそ8000人ほどの大きな学校だ。

ほとんどの行程を高速道路で移動

では、クルマの話でも(笑)。この新楽市には、首都北京市内から鉄道かクルマで移動するのが一般的だが、おおむね鉄道よりもクルマの方が時間に正確。330kmのほとんどの行程を高速道路で移動することができるからだ。
 
北京市から南に向かう高速道路は3車線〜4車線。市街地を抜けると正直ガラガラ状態だが、車線毎のルールは案外守られているようだ。例えば3車線の場合は一番外側がトラックやバスなどの低速車両。真ん中が一般車両で、中央寄りがメルセデスやBMW、レクサスなど外国車の高速車線。値段や速度でのヒエラルキーが確立している、という感じがする。

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また、高速道路は日本ではあり得ないような長距離の移動があるので、パーキングエリアのブッフェや宿泊施設はとても充実。ゆっくり身体を休めることができるようになっている。北京市郊外のパーキングエリアのブッフェはバイキング形式で10元ほど。ちとお高い感じだが、味が微妙なのは日本と同じ(笑)。

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新楽市は大都会と比べると田舎

さて、我々の住む新楽市は、北京などの大都会と比べるとマジ田舎。道路は幅広くて車道と歩道の区別は特にない。舗装はされてるが年中ほこりっぽく、とりあえずクルマが走っているところが「車道」ッぽい気がする。道端にはなぜかビリヤード台があったりネットカフェがあったりでけっこうにぎやか。交通量はそれなりに多いが、道幅が広い分あまり危ない感じはしない。

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おっと、今回の我々の足は上海セダン。ちょっと旧いVWサンタナのライセンス版だが、新楽のような田舎道では足腰がしっかりしていて実に快適だった。

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学校の前には、すごくちいさな3輪タクシーがいつもたむろしていて、授業が終わった学生達が乗り合わせ、街の中心地に出て行くのに役立つ。実は僕も乗ってみたかったのだが、学校側に「アブナイからやめてね」と釘を刺されてた。3輪なのでコーナーでの事故が多く、よくコケるそうだ。まあ、速度も遅く3人もいればコケてもカンタンに復旧できるので、あまり気にしないと学生達は言ってたが(笑)。

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また、街のあちこちには電気スクーターやバイクと荷車をニコイチで合体させたようなトライクがバンバンはしってて、僕が泊まっていた講師用のアパートにも、毎日ミネラルウオーターを配達してくれていた。

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州都:石家荘に行ってみた

休日には大きな街に買い物に行こう、ということで、高速で20分ほどの石家荘に来てみた。石家荘は河北省の州都で人口は80万人弱(らしい)。こちらも州都らしく鉄道も高速道路も空路も整っている近代的な、日本で言えば県庁所在地のような街で大変にぎわっている・・・。というか、にぎわいすぎて、新楽市のような田舎から出てくると、アタマがくらくらするような人ごみ。クルマを運転するのが怖いので、石家荘の駅前にクルマを置き歩いて買い物をすることにしよう。

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街中は正直、我々のような外国人には車道と歩道の区別がつきにくくヨクわからない状態。フツーにタクシーやパトカーがいろんな向きでとまってて、どうやって出すんだろうか?と悩んでしまう。石家荘の人たちはみんなテトリスが得意なのかもしれない、と思うほど、リアルパズルの街中。大通りはヒトもクルマもバイクも自転車も、皆思い思いの方向に動いてて戸惑うが、フシギと事故は起きないので、それなりにちゃんと流れているんだろうと思うが、実際よくわからない(笑)。

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ということで、一応クルマの記事らしいことも少々。

石家荘はタクシーがものすごく多く、そのほとんどがシトロエンZXか上海=サンタナ。ときどきスズキブランドの何か解らないのがいたが、写真が見つからないので、次回調査してみようと思う。また、自家用車は黒塗りのSUVがとても目立つが、ブランドは不明。時々チェロキーやランドローバーみたいなのが走っていたが、通訳の人に聞いても、どこのクルマだか解んないと言われたりして、正直カオス状態。北京や上海などの大都市は、東京などと同じような暮らしも出来るし、交通機関も整然と機能している。

が、石家荘や新楽市などちょっと離れた地方都市には、まだまだアドベンチャー的な街くらしをたのしめるような場所がのこっているようだ。ただ、行く度にコンビニが増えたり、道路がきれいになったりと、ものすごい勢いで街は変わりつつある。こんなカオス状態も、あと少しでみることが出来なくなるのかもしれない。ちなみに、新楽市に滞在中、外国からの旅行客は皆無だった。まあ、石家荘も新楽も、観光地ではないのでそんなものだろう。

では、また機会があれば、中国地方都市の話題でもお送りできるかと思うのでお楽しみに。再見。

[ライター/まつばらあつし]

まつばらあつし

映画カメラマン・ライター/コピーライター・アニメーター・ガッコの先生など、いろいろ仕事をしてたら自分の本業が解らなくなってしまったフリーランス35年生。16歳でバイク、18歳で普通免許を取ってからいろいろ乗り継いで、現在はシトロエン2CVとヤマハEC-02という、超プリミティブなコンビと生活中。ライティングではクルマ関連と映画関連、パソコンのグラフィック系アプリケーションの記事などを中心に活動。映画テレビ技術協会会員、サッカー4級審判員、ナショナルジオグラフィック協会会員、TSUTAYA会員。

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