つぶやくだけで高揚する、フレンチブルーミーティング2015 イベントレポート

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昔からフレンチブルーミーティングは、秋になると雑誌でその様子を見ていました。しかし実際に参加するようになったのは、フリーランスになってから。ちょうど当時愛車がシトロエンBXだったこともあって、初めて行った時は感激でした。錦秋とは秋深まるころに信州に出かけると膝をたたきたくなるようにわかりますね。そんな深まる秋の風物詩、すでにフランス車の区切りを超えて皆が楽しみにし、地元でもかなりの規模で迎え入れる構えで開催される「フレンチブルーミーティング」は今回で29回目だそう。

今年はシトロエンのフラッグシップカーの周年にあたる年でもあるのです。140万台以上を売り上げた「DS」の誕生から60周年目でもあり、最後の高級クルーザーシトロエン「C6」の誕生から10年でもある節目の年なのです。そんなこともあって、これらのクルマへの祝福ムードや盛り上がりが、事前にウェブなどでも感じられました。

29th French Blue Meeting 2015イベントレポート

29th French Blue Meeting 2015イベントレポート

晩秋のちょっと手前、十分に秋めいた車山高原にて。

フレンチブルーミーティングがここまで地域に根ざし、クルマ(特にフランス車)好きが行く場所というよりだけでなく、クルマ好きではない人も楽しめ、またイベント運営の皆さんはじめ、長野県、茅野市の皆さんが町をあげてもてなして下さろうという雰囲気をひしひしと感じるのです。これはこのイベントが、クルマのイベントとしてのみの成功を目指しているのではなく、そういうフランス車の多くが日常の中でオーナーと寄り添うように暮らすように、日本とは違う文化の中にいるクルマと暮らしているならば、年に一度くらい日本流とは違った週末を過ごしてみては、という工夫と、演出と、提案を多く含んでいるからではないでしょうか。そして晩秋のちょっと手前、十分に秋めいた車山高原は、そんなイベントにはもってこいの環境なのでありました。

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露店で売られるものはクルマ関連のグッズばかりではなく、衣料品、小物、中には秋の味覚リンゴを一個ずつ売っているようなお店も。

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思わぬお宝に遭遇。財布の紐を確実に閉めておくのは、古いフランス車のコンディションを維持するよりも難しいかもしれません。

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お尻を出す搬入車も、日本には正規輸入されていない「シトロエン・ベルランゴ」。こんなだからフレンチブルーミーティングの会場は、こののんびりとした雰囲気に飲み込まれて気を一瞬でも緩めようものなら、大きな後悔に繋がるような発見が目白押しなのであります。

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絶版だ、希少だ、ではなく、この色彩感覚が日本人と違いますよね。こういうものを目の当たりにするのも楽しみの一つ。

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茅野・諏訪方面からビーナスラインを上がっていくと、途中のお店でよくこの大きなフランスの国旗を目にします。これもフレンチブルーミーティングを盛り上げてくださる地元のお店のみなさん。ガソリンスタンドやおそばのお店、地元の野菜などを販売する市場のようなところも、一緒に盛り上げてくるのがフレンチブルーミーティング。もはやフランス車好きだけの騒ぎではない、そんな様相を呈しています。

周年にちなんで、インポーターも今年は露店を出していました。

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3台セットのDSミニカー限定セットは、私の前でどんどん売れていました。

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シトロエンの歴史は広告の歴史と行っても過言ではありません。そんな80年を振り返る本も販売されていました。

車山に1台、そしてまた1台と集う参加車たち。

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今回は日程の都合で初日にお邪魔したので、駐車場にクルマを停め待っていると、遠方から来る参加車たちをお出迎えするようなかっこうになりました。貴重なクルマ、珍しいクルマもいいですが、クルマ趣味的にエッジの経っていない、一般グレードの普通のクルマ。なかなか残りにくいのですが、ここに来るとたくさん出会えます。少し振り返りましょう。

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XMとDSに挟まれるエグザンティア。ディーラー車でしたが在庫にはなく、もしかするとオーダーした仕様かもしれません。電子制御されていないBXを踏襲したということもできる「ハイドロニューマチックサスペンション」仕様の下のグレード、「SX」を貴重なこの色と左ハンドルでオーダーされた個体です。出会えたことに感謝したくなるのはこういうクルマに遭遇した時ですね。

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フレンチブルーとはいえ、秋にフランス車はよく似合う。そしてグリーンは映えますね。だいぶ少なくなりました、ルノー・トゥウィンゴとシトロエンC3です。

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またお目にかかりましたね。昨年見たクルマに再び出会えると嬉しくなるものです。ルノー14も「放つ異彩」はないですが、中庸を追求したような、これもこれでルノーらしさが凝縮されたような1台と言えるかもしれません。

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シトロエンクサラブレーク。普通の車格の、普通のグレードの、少し前のクルマが一番「消滅危険性」が高いと言えます。もっと豪華でもっと華やかなクルマよりもよほど甘美な乗り味だったりするのですが、クルマとして残る=商品としての価値があるということ。いいクルマだからいい商品にはならないのが中古車流通の難しいところであり、もどかしくもあるところです。このクルマも出会えてよかった!

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クサラブレークのような危機が過ぎ、もはや立派な希少車になった感のあるZX。たたずむ姿も走り去る姿も、当然ながらベルトーネのデザインの賜物です。ゴムブッシュでお茶を濁さず、ハイドロを使わずにコイルスプリングで完成したシトロエン。街中など細かい路面の「デコボコ」はハイドロニューマチックを凌駕する秀逸な傑作。「ベルトーネデザインのシトロエン」とともに暮らす。つぶやくだけで高揚してくる1台です。

29th French Blue Meeting 2015イベントレポート

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フランスのレトロモビルに行きたいと思ったのは、こんなクルマも日本じゃ見れないからな、と思ったから。しかし車山でお目にかかれるとは。NSU、MAZDAに続きロータリーエンジンを市販したのはシトロエンでした。アミ8をベースにハイドロニューマチックサスペンションと、NSU製のシングルローターのヴァンケルエンジン(要はロータリーエンジン)を積んだスポーツカーM35です。これを調べると、販売されたとは言っても、シトロエンを愛し、かなりシトロエンをしっかり乗る人を対象に販売され、メーカーの全面的なメカニカルサポートをつけて販売されたクルマだそうです。おそらくは実証試験車を販売したというような扱いなのかもしれません。それのプロトタイプときましたから、その感激の実感がわかないほどでした。

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おむすびローターの中にダブルシェブロンが入っていますね。かわいいエンブレムです。

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やはり恋しいBXとの日々。

BXからマセラティ430に乗り換え、得るものも多いのは確かです。しかし代用にはならないのですね、どのみち。確実にあのクルマの良さは浮き彫りになっている。マセラティの良さに気づくとき、明らかに違うキャラクターだったので「BXはしかしよかった」と思い出すこともしばしばなのです。まあクルマはそれぞれ、結構個性があるから趣味にする方も多いのでしょう。またできれば、自分の愛車で車山を訪れてみたいものです。

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中込 健太郎中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し、その後大型展示場のオープン準備から、展示在庫の目視選定業務に従事した。そのころ企業Facebookページでの在庫車に関する紹介や、クルマで出かける旅行コンテンツなどを担当。その後フリーランスライターとして活動現在に至る。クルマの売り買いの経験から、ドライブを通じてクルマの魅力楽しさを紹介することをライフワークとしている。車選び.com ,NAVI CARS他で執筆中。「クラシックカー美女」テキスト担当●温泉ソムリエ●一級小型船舶操縦免許

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