あの「彼女のカレラ」がコンセプト!クルマ好きが集まる憩いの場、カノカレかふぇ

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筆者在住の名古屋といえば喫茶店文化で有名な事はご存知の読者の方も多い事かと思います。チェーン店や個人経営、イベント的な期間限定カフェ等、名古屋周辺には個性豊かな喫茶店が数多く存在するわけですが、当然自動車趣味王国でもある名古屋市周辺には自動車をコンセプトにしたカフェというのも少なからず存在します。

漫画「彼女のカレラ」がコンセプト。クルマ好きが集う隠れ家

その中でも今回は熱烈なカーマニアでもある漫画家、麻宮騎亜先生が964型ポルシェ911カレラRSオーナーの主人公のカーライフを描いた漫画「彼女のカレラ」とコラボしたカフェ「カノカレかふぇ」について紹介したいと思います。

名古屋市昭和区桜山の閑静な住宅街に「彼女のカレラ」の主人公「轟麗菜」のイラストの看板が目印の店舗を構えるカノカレかふぇは週末限定の営業ですが、営業日には古今東西様々な名車とそのオーナーが集う、クルマ好きの大人の隠れ家的なおもむきです。

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カノカレかふぇオーナーの後藤さんもまたポルシェやメルセデスといったドイツ車を愛好する一方で、アニメや漫画も好きないわゆる「オタク」でもあり、その縁で名古屋で麻宮騎亜先生のイベントがある際は後藤さんがオーガナイズしていた関係で、2015年の夏に念願の「カノカレかふぇ」の開店に至ります。

カフェでレース?スロットカーサーキット「Cafe de Racing」

そして、開店当初から計画していたというカフェ併設のスロットカーサーキット「Cafe de Racing」(カフェでレースするので「カフェ・デ・レーシング」と読むのが正式名称だそうです。)を去る2月26日グランドオープンということで、スロットカー愛好者であり「彼女のカレラ」の読者でもあった筆者もオープニングイベントにお邪魔してきました。2月26日14時、オーナーの後藤さんとゲストの原作者スタジオトロン・麻宮騎亜先生と声優の上田芽依さんを迎え、上田芽依さんの「カフェ・デ・レーシング、グランドオープン!」というコールで併設スロットカーサーキットの正式オープンとなりました。

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トークショーでは、オーナーの後藤さんによると「子供の頃、スロットカーのコースセットが欲しいと親にせがんだところ、これは男の子のおもちゃだから、女の子のお前には合わないと買ってもらえなかった」という積年の悔しさから(実はオーナーの後藤さんは女性の熱烈なポルシェ愛好家です)スロットカーサーキットを設置するに至ったそうです。

コースの利用システムはコースのメンテナンス費用として年間2000円の会費を払い、会員証を発行してもらったのち500円分の飲食につき30分走行となります。コースはカフェ2階のギャラリーの中央、イギリスの老舗スロットカーブランド「スケーレックストリック」製4レーン、営業コースとしてはショートコースですがタイトなコーナーの続くテクニカルなコースです。むしろトップスピードよりもコーナリングの中低速を上手く使うほうがキモになるコースなので「全開にする必要が少ない」という点では案外、初心者がゆっくり走らせるほうが意外とスムーズに走れたりと、なかなか一筋縄でいかない部分があります。

ちなみに当日、筆者はポルシェ904カレラと自作のS54B型プリンススカイライン2000GT-Bのスロットカーを持ち込みました。国産旧車好きの筆者がポルシェカレラをテーマにしたカフェにこの2台を持ち込んだのを意味するところはカレントライフの読者の皆様ならもはや説明の必要も無い事かと思います。他のお客さんもこの2台を見たとたん「皆まで言うな」という面持ちでした。

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カノカレかふぇオープンへの深い想い

さて、この「カノカレかふぇ」ですが、週末の11:00~17:00の営業で、オーダー受けてから豆を挽いてハンドドリップで煎れるという拘りようで、店舗もこのために自宅の敷地に新築したという完全にオーナーの趣味で営業しているお店です。なぜ、そこまでするかと聞くそこには後藤さんの深い事情がありました。

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後藤さんはITエンジニアで、名古屋でIT関連の会社を経営していた企業家でもありました。しかし、世間の全てがITに依存した今日において、ITエンジニアの仕事は多忙を極め、ついには過大なストレスから視力障害を患います。静養の甲斐もあり幸いクルマを運転するのに問題ないまでに視力は回復しますが、それがきっかけで、ストレスに追われ病に苦しむ生活よりも、仲間をと一緒に好きな事をして人生を愉しもうと一念発起、交流のあった麻宮騎亜先生の協力でカノカレかふぇの開業に至ったそうです。

私事ながら筆者の私も一時期、ストレス由来で体調を崩し、睡眠障害や摂食障害に酷い頭痛と嘔吐に悩まされ、自分の好きなクルマを運転することすら困難になった事がありました。ストレス由来の体調不良は厄介なもので、症状は出ていても検査をしても肉体的には異常が無く体への投薬や医療処置で治癒出来るものではありません。

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クルマでいうと、エンジンや駆動系などの機関系統には問題が無いのにECUの基盤やセンサー類に不具合が出ることで走行不能になるようなものです。でもクルマはECUの基盤やセンサーを交換すれば完治しますが、人間の場合そうはいきません。ストレス由来の体調不良はストレスの原因になる事を取り除いて静養する以外に治す方法はありません。前述のとおり医療処置や投薬では治らないのです。筆者自身、クルマだったら部品さえ手に入ればブローしたエンジンもオーバーホールが出来て、腕のいい鈑金職人にかかれば全損したモノコックでも直すことができるのにと、自分の愛車が羨ましく思えたことさえありました。

後藤さんもまた、ITの仕事を減らし「平日の本業」はそこそこに、週末はクルマ好きの仲間が集うカフェで美味しいコーヒーを煎れながらクルマを語らう場を作り好きな事をして過ごす人生を謳歌するに至った・・・という事だそうです。

クルマ好きな方は是非「カノカレかふぇ」へ足を運んでみては?

筆者も紆余曲折を経て「彼女のカレラ」という漫画を通じて後藤さんと知り合い、そして声優のラジオ番組全盛期の学生時代、アニメ声優のラジオ番組のいわゆる「常連投稿者」だった筆者にとって雲の上の存在だった漫画家「麻宮騎亜先生」とも交流関係を築けたというのは不思議な縁に呼び寄せられたのかもしれません。

筆者もまた後藤さんと同様、自宅の軒下でスバル360をレストアし、カーモデルを製作し、スロットカーを走らせ、時には憧れの漫画家の先生と会話を交わし、ついには念願の自動車Webマガジンのライターの仕事を請け負う等、自分が生きている間にあらゆる手段を使ってでも自分のしたい事をする人生を選びました。

生活はカツカツですがストレスの無い人生に勝るものはありません。精神を病んでしまった筆者自身にとっても、このカフェの存在には何よりの保養の場であることにかわりありません。ちょっと人生に疲れてしまった方は是非カノカレかふぇに一度立ち寄ってはいかがでしょうか?クルマ好きが人生を謳歌するに相応しい喫茶店であること請け合います。

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【取材協力】
カノカレかふぇ
住所:愛知県名古屋市昭和区石仏町2丁目25
公式サイト:http://kanocarecafe.com/
Facebook:https://www.facebook.com/kanocarecafe/

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鈴木 修一郎

愛知県名古屋市在住。幼少期より自動車が好きで、物心着く前から関心の対象はニューモデルよりもクラシックカー。免許取得後念願の昭和44年型スバル360スーパーDX購入、その後昭和48年型トヨタセリカLB2000GTを購入し現在も所有、今気になるのは縦目以前のオールドメルセデス。普段、普通の会社員をしつつ、休日は購入から20年近くたったスバル360のDIYレストアに挑戦中。実車のほかカーモデルやスロットカーも嗜み、最近はフルスクラッチで市販キットでモデル化されていない車種も製作。プロフ画像は最近完成したタミヤ1/12Gr.5セリカLBターボのラジコンボディをベースに市販車仕様に改造し自分の愛車を再現した初期型セリカLB2000GT。いつかはドイツに移住し愛車のセリカLBでヒストリックナンバーを取得しアウトバーンを走るのが夢。

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