G20の暴動デモで8台のポルシェも被害。そのオーナーへカーディーラーたちが救いの手

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去る7月7日、ドイツ北部ハンブルクにて開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議において、現地の抗議デモが激化し、警察と衝突する事件が起こりました。同市内では警察官ふくむ約500名のけが人のほか、店舗が破壊されたり商品が盗まれるなど、一般人にも多くの被害が出ました。

その中でも、大きな被害となったのは、路上駐車されていたクルマへの放火です。G20 開催前日に、ハンブルクのポルシェセンターの敷地内で何者かにより放火があり、8台のポルシェが燃やされるという被害を受けました。この事件とG20開催との関係性を調査していた翌日、一般人のクルマ数十台放火もされる結果となってしまったのです。

ドイツ国内では起こったことのない甚大な被害状況に、はたして保険はどのように対応するのか、誰が責任を負うのかなど、大きな議論となっています。しかし、一番途方にくれているのは、被害を受けたクルマのオーナー自身でしょう。


(メルセデス・ベンツ ハンブルク支店公式Facebookより)

そこで、ハンブルク市内のカーディーラーたちが動きはじめました。メルセデス・ベンツは「ハンブルクの家族たちへ、私たちがあなたのモビリティをお返しします」と、1か月間無料で代車を提供することを発表。その後、次々とVWなど他メーカーディーラーも、代車提供と修理パーツの無償提供を公式Facebookにて知らせました。

これは意図的だったのかどうか、被害を受けたほとんどが高級メーカーのクルマだったといいます。被害者への今後の対応としては、車両全損の場合、被害にあったモデルの新車または購入時の金額を返金する見込みとなっています。またドイツ政府も、保証金額の約半分を負担することを発表しています。

出典・参照元:http://www.spiegel.de/

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NAO

NAO

在独6年目のライター。Current Europe GmbH (ドイツ現地法人)所属。ドレスデン工科大学修士課程を修了し、現在はケルペン在住。2012年よりドイツワイン店に勤務し、日本向けの販売・輸出業に携わる。独英韓中の語学力を活かし、通訳・翻訳家、現地コーディネーター、日本語教師としても活動。現代車にはない欧州クラシックカーの多様性に惹かれ、個人的にロイトとフィアット推し。「本当のドイツをもっと見てほしい」と自動車にまつわる文化・マーケティングを中心に現地情報を発信している。

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