歴史を飾った名車が集結する、クラシックデイズが今年も開幕。

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「クラシックカー」と聞くとどのようなイメージが浮かんできますか?クラシックカー、旧車と言われると経年劣化による故障や問題も多いためメンテナンスや修理も難しく維持費も手間もかかる…。性能も含め現代のスタイリッシュなモデルの方が優れていると思われがちですが、現代車とはまた違った独特のデザインやボディの魅力で今でも多くの人に愛されています。そんな根強い人気をもつクラシックカーファンたちによるイベントが日本はもちろん世界各地で行われています。ドイツでも今年7月31日より3日間、ヨーロッパ各地から愛好家が集まるクラシックカーの祭典クラシックデイズが開かれました。主催者であるクラシックデイズ社会法人は現在約200名の会員が登録しており、クラシックカーを愛するのはもちろん、2006年から毎年開催されているこのイベントに会員たちも力を尽くしている一大イベントです。

イベントはライン川を流れるドイツのノルドライン・ヴェストファーレン州にある「水城」と呼ばれる湖の上に浮かぶディーク城で開催されます。広大な敷地の中で歴史を感じるお城の元に今年は5000台のクラシックモデルが並び、各々の作り手の情熱や背景が垣間見えるモデルに訪れた人々は魅了されます。その中には1981年に発売された2座席のミッドシップカーのランボルギーニ・ジャルパ、膨らんだ前後フェンダーとくびれたように見えるボディ中央部がコーラのビンを連想させたことから名づけられた通称コークボトルと呼ばれるボディラインを持つC3型シボレー・コルベット、イタリアのアルファロメオから少量生産されたアルファロメオ2600デラックスも特別展示されていました。

今年はクラシックカー世代をはじめ22000人の来場者を記録し、開催中急な大雨や暑い日差しなど不安定な天気に振り回され来場者は少しお疲れのようでしたが、無事に今年も終えることができたようです。クラシックデイズは今後も毎年8月の1週目に3日間開催される予定です。

クラシックカーとは一般的に、1920年前後から1980年代までに生産されたモデルを指しますが、その当時から車を所有していたオーナーたちの高齢化が進みヴィンテージ車を手放す人も多い中、親世代のクラシックカーの魅力を感じて所有する若者たちの需要も増えてきています。現代の車とはまた違う味わいをもつクラシックカー。これからも末永く愛される存在であってほしいものです。

出典・参照元:http://www.auto-motor-und-sport.de/news/classic-days-2015-festival-dyck-oldtimer-youngtimer-8480599.html

[ライター/NAO]

NAO

NAO

在独6年目のライター。Current Europe GmbH (ドイツ現地法人)所属。ドレスデン工科大学修士課程を修了し、現在はケルペン在住。2012年よりドイツワイン店に勤務し、日本向けの販売・輸出業に携わる。独英韓中の語学力を活かし、通訳・翻訳家、現地コーディネーター、日本語教師としても活動。現代車にはない欧州クラシックカーの多様性に惹かれ、個人的にロイトとフィアット推し。「本当のドイツをもっと見てほしい」と自動車にまつわる文化・マーケティングを中心に現地情報を発信している。

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