グループBの歴史を今に伝える「ショートアウディ」、アウディ スポーツ クワトロが3000万円越えで落札

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「ショートアウディ」の名で親しまれるアウディ スポーツ クワトロが、先日、イタリアのクラシックカー専門オークション「Comer See」に登場しました。グループBベースの希少なモデルということもあり、約3300万円(275000ユーロ)の高額で落札されました。

アウディ スポーツ クワトロは、1983年にアウディがWRCで優位を保つべく、グループB規定に合わせ誕生したモデルであることはご存知の方も多いはず。このクルマは、同社子会社であるスポーツモデル部門クワトロによる技術開発のもと、合計220台製造されました。そのうち164台が公道用モデルであり、今回出品されたのは1985年製の個体となります。当時は1200万円(195000ドイツマルク)だったことを考えると、今回の落札価格は当時の3倍近いほど高騰しています。

アウディ スポーツ クワトロは、ラリーマシンとしての性能向上をはかるため、オリジナルモデルであった初代クワトロよりホイールベースを32cm短縮しています。この短い車体から、ドイツでは「Kurzer Audi(ショートアウディ)」と呼ばれていました。

コーナリング性能を高めるとともに、当時新開発のアルミニウム製4バルブ直列5気筒エンジンを搭載。このアウディ伝説のエンジンは、最高出力348馬力、最大トルクは348Nmを達成し、当時のアウディにおけるもっともパワフルなクルマとなりました。

今回出品された個体は、2010年にエンジンをオーバーホールしており、フロントガラス、フロントバンパー、ベアリングも一新しています。出品前に必要な修理はすべて施しており、実施したオークションハウスによれば、すでに10万キロ走行しているようです。

最近では、2016年のサザビーズロンドンオークションにて、おなじくアウディ スポーツ クワトロ(レッド)が出品されました。1986年製のこちらの個体は、イギリスで5台しか販売されなかったうちの1台であり、約6000万円の超高額で落札されています。

出典・参照元:http://www.autobild.de/

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NAO

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在独6年目のライター。Current Europe GmbH (ドイツ現地法人)所属。ドレスデン工科大学修士課程を修了し、現在はケルペン在住。2012年よりドイツワイン店に勤務し、日本向けの販売・輸出業に携わる。独英韓中の語学力を活かし、通訳・翻訳家、現地コーディネーター、日本語教師としても活動。現代車にはない欧州クラシックカーの多様性に惹かれ、個人的にロイトとフィアット推し。「本当のドイツをもっと見てほしい」と自動車にまつわる文化・マーケティングを中心に現地情報を発信している。

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