ガソリン・ディーゼル車が消える?ドイツ政府「2030年より新車を完全無排気化」が濃厚に

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今年6月の初めに、ドイツのエネルギー・副経済産業大臣が「2030年までに全ての新車を無排気化しなければ排ガス削減化は間に合わない。」とコメントしましたが、10月初めの連邦議会でこの件が採択されたことにより、ドイツ政府全体での方針が徐々に固まってきたことがドイツ・シュピーゲル紙の調べで分かりました。

パリの厳しい排ガス削減政策を受け、ドイツも2050年までにCO2排気量95%削減を実現化するべく、2030年より販売される新車は全てエミッションフリー(無排気)とし、ガソリン・ディーゼル車販売は実質全面禁止となります。

ドイツ政府としては、2028年にはガソリン・ディーゼル車の割合を約28%までに減らし、約30%を電気自動車、他40%をハイブリッド車へ、そして新車の97%を完全無排気化するよう計画しています。

政府は電気自動車のキャンペーンや補助金制度に年々力を入れていますが、電気自動車の割合は全体でわずか0.6%と低迷したまま。国民の声としては、買い替え費用や充電スポット、走行パワーの問題などが指摘されており、環境先進国の傍ら車社会でもあるドイツでは国民レベルとしては未だ意欲的ではない様子。完全シフトチェンジまで残り14年、政府の努力はまだまだ必要なようです。

出典・参照元:
http://www.spiegel.de/

NAO

NAO

在独6年目のライター。Current Europe GmbH (ドイツ現地法人)所属。ドレスデン工科大学修士課程を修了し、現在はケルペン在住。2012年よりドイツワイン店に勤務し、日本向けの販売・輸出業に携わる。独英韓中の語学力を活かし、通訳・翻訳家、現地コーディネーター、日本語教師としても活動。現代車にはない欧州クラシックカーの多様性に惹かれ、個人的にロイトとフィアット推し。「本当のドイツをもっと見てほしい」と自動車にまつわる文化・マーケティングを中心に現地情報を発信している。

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