まずはこの1台から始めよう!初心者向けおすすめクラシックカー10選

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クラシックカー初心者がまず思うこと。「ぜひ買ってみたいけれど、どの車が自分にあうのだろうか?」

使いこなすのは難しい?値段や、メンテナンスの頻度は?

そう迷ってしまうビギナーさん達のためにクラシックカー専門家が選んだモデル10選のご紹介です。イギリスのオープンモデルから日本車まで。1950~80年代のモデルが幅広くチョイスされています。公式販売価格もすべて5000ユーロ(約66万円※)までの範囲で購入できるようで、初めてクラシックカーを買う方にはいい判断基準になるのではないでしょうか?

1.トライアンフ・ヘラルド1200:約64.7万円~

紳士の国、英国より1959年から1971年まで製造されたトライアンフ・ヘラルド1200は現在最も安く購入できる正統派クラシックカーといえます。オープンタイプのトランクルームと、座席も大人2人で精一杯ですが直列4気筒の4速MTの走りで山道での走行も問題なくこなせます。全長3.9メートルのコンパクトなフォルムが特徴的です。購入できる価格は約64.7万円からで、本場イギリスだともう少し安価で売られている場合もあるそうです。

2.オペル・アスコナB:約59.4万円~

1982年ワールドラリーチャンピオンになって以来、注目を集めたオペルのアスコナ。そのシリーズ2代目にあたるアスコナBは、少なくとも同シリーズのベースモデルなら最も安く、60万円以下で購入が可能です。4気筒エンジンと最大110馬力の動力を持っており、1975年から1981年まで生産されていました。

3.アウトビアンキA112:約46.2万円~

1955年から1992年に存在したイタリアの自動車ブランド「アウトビアンキ」。後にフィアットの傘下に入り、充実した設備のなかで造られた強力なコンパクトカーが誕生しました。エンジンは横置きの直列4気筒OHVは48馬力を発揮しました。通常のA122は、程度が良好な状態のもので約46万円から手に入れることができますが、1971年に登場した上級ラリーモデル「アバルト」となると値段はぐんと跳ねあがり、最低でも約130万円から。別モデルを販売する前に市場調査的に販売されたA112でしたが、一部のファンに根強く愛され、最終的に20年販売される結果となりました。

4.ルノー16:約64.7万円~

ドイツ国内でも根強い人気を持ち、熱心なオーナーズクラブも存在するルノー16。スポーツカーではなく、FF 5ドアハッチバックスタイルの中型ファミリーカー。当時、このスタイルが非常に珍しかったために1966年に「ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたことで注目を集め、その後、ルノーの影響を受けた5ドアハッチバック車が次々と登場しました。印象的な曲線美と室内の快適性、ライフスタイルに溶け込む使い勝手の良さが受け、今も根強い人気を誇るクラシックカーとなっています。

5.トヨタMR2(AW11):約46.2万円~

スッキリとしたフォルムが特徴で、走りも力強い日本初のミッドシップレイアウトスポーツカー。1.6リッター直列4気筒スーパーチャージャーと最大出力124馬力を誇り(1986年以降は115馬力)、時速約200km/hの高速走行も可能。ミッドシップエンジン、後輪駆動、2シーターという設計で、走行バランスも良く運動性能に優れるので、スポーツカーファンには熱い支持を得ているモデルです。ミッドシップカーを手軽な価格で、と開発したトヨタのMR2は状態の良いものだと45万円前後で購入が可能です。

6.アルファロメオ・ジュリエッタ(116):約46.2万円~

1954年から間に10年空白はあったものの、80年代まで製造販売された小型車ジュリエッタ。その中でも2代目に当たる116系がおすすめ。トランスアクセルのお陰で、後部座席も広くかなりすっきりとしています、1トン弱と軽量でありながらも、想像を超える走りを見せてくれます。ジュリエッタは一般人でもすこし手を伸ばせば届くような価格帯のスポーツカーとして、ヨーロッパで大成功しました。116系は出回っている数がかなり少ないので、レア度と手ごろな値段を考えると買う価値はアリ。

7.シトロエンGS:約59.4万~66万円

1970年以降、250万台近く生産されたのにも関わらず、今やその多くが姿を消してしまったシトロエンGS。エレガントなボディと車体の大きさと比べると、小さめの空冷エンジンながら、卓越した空力特性、操縦性、心地よい乗り心地で1971年にヨーロッパ・カー・オブザイヤーを受賞し、当時はモダンな大衆車として浸透していきました。内装もフランスらしく、やわらかな色使いながらもどこか芸術性を感じるデザインです。

8.ランチア・テーマV6:約39.6万円~

90年代に製造されていた「ランチア・テーマ」は、他の車と比べると「クラシック」というにはまだ少し早いかもしれません。軽いボディながらも力強い走りが特徴です。写真はステーションワゴンタイプのテーマV6。搭載されているV6エンジンはプジョー、ルノー、ボルボと共同開発されたものを使用しており、最大時速は208km/hを誇ります。

9.ボルボ700シリーズ:約46.2万円~

「永遠の走り屋」と呼ばれているボルボ700シリーズ。ボルボは頑丈だとよく言われますが、その理由はモーターなどが故障しにくく、とにかく強く安全なこと。力強さを感じる外見も言わずもがな、北欧メーカーらしい内装のユニークなこだわりデザインも要チェックです。丸みのない角ばったデザインが随所に見られます。700シリーズは1982年から1992年までの10年間販売され、その間にエンジン部の変更など様々な手が施されましたが、最後の780は製造コストの関係で値段が高く設定された結果、販売台数は少なかったようです。

10.ジープ・グラントチェロキー:約23.7万~33万円

ジープのSUVを20万円台から購入できるというのは魅力的です。1993年から販売されましたが、1996年から発売の5.2リッターマグナムエンジン搭載V8気筒エンジンのモデルが非常におすすめ。オフロードにもしっかり対応した安定性と操縦性。ジープならではの本格的4WD性能を備えつつ、スタイリッシュなボディで魅せるパワフルでダイナミックな走りを経験できるはずです。

紹介した価格はドイツでの購入価格ですので、日本で買うとなるともう少し値は上がりますが中古車での参考価格です。クラシックカーだからといって超高額なモノばかりではありません。今では30~50万円前後でも十分に選択肢があるので、クラシックカーに乗ってみたいけど値段が…と思われている方でもこの価格帯なら十分手も届きますしクラシックカーライフも始め易いのではないでしょうか?

※2015年11月現在のレート(ユーロ円)で日本円価格を算出しています。

出典・参照元:http://www.auto-motor-und-sport.de/

NAO

NAO

在独6年目のライター。Current Europe GmbH (ドイツ現地法人)所属。ドレスデン工科大学修士課程を修了し、現在はケルペン在住。2012年よりドイツワイン店に勤務し、日本向けの販売・輸出業に携わる。独英韓中の語学力を活かし、通訳・翻訳家、現地コーディネーター、日本語教師としても活動。現代車にはない欧州クラシックカーの多様性に惹かれ、個人的にロイトとフィアット推し。「本当のドイツをもっと見てほしい」と自動車にまつわる文化・マーケティングを中心に現地情報を発信している。

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