ダイムラー・トラック、ロールスロイスに定置用燃料電池を供給

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独自動車大手ダイムラーは26日、商用車子会社のダイムラー・トラックが英ロールスロイス傘下のエネルギーシステムメーカー、ロールスロイス・エネルギーシステムズと定置用燃料電池を使用した非常用発電機の開発・販売で協力することを計画していると発表した。両社は、今年末までに包括的な提携契約を作成・締結する予定。

ダイムラー・トラック、ロールスロイスに定置用燃料電池を供給
*画像はイメージです

ロールスロイス・エネルギーシステムズは、ダイムラー・トラックがスウェーデンの商用車大手ボルボ・グループと設立する計画の合弁会社から定置用燃料電池の供給を受け、例えば、計算センターなど電源セキュリティが重要な施設の非常用電源として定置用燃料電池を活用する発電システムを開発・販売する計画。ディーゼルエンジンを活用した従来の非常用発電機に替わる二酸化炭素(CO2)ニュートラルな非常用電源として需要があると見込んでいる。

ダイムラー・トラックとボルボ・グループは今年4月、大型商用車および他の用途向けの燃料電池システムの開発・生産・販売を事業とする合弁会社の設立について基本合意したと発表した。当該合意は拘束力を持たず、第3四半期までに最終合意し、年内に正式に契約する見通しを示している。

ロールスロイス・エネルギーシステムズは、傘下のブランド「MTU」が販売する非常用発電システムにダイムラーとボルボの合弁会社が開発する燃料電池を採用する計画。

ダイムラーと共同開発のデモ発電機、年内にも運転開始

ダイムラーは昨年12月、新しい事業モデルなどのイノベーションを推進するためメルセデス・ベンツ内に設置した組織「Lab1886」を通して、ロールスロイス・エネルギーシステムズが計画する定置用エネルギー供給システムのパイロットプロジェクトに参加すると発表していた。

同プロジェクトでは、自動車用燃料電池をベースにした非常用の電力供給システムのコンセプトを開発する計画で、デモ用のシステムが年内にロールスロイス・エネルギーシステムズの本社があるドイツのフリードリヒスハーフェンで運転を開始する予定。

ダイムラーとボルボが計画する合弁会社は、2020年代の後半に長距離輸送を可能とする燃料電池搭載の大型商用車を量産化する計画。定置用の燃料電池システムは、公共交通向けの厳しい要件を満たす必要がないことから、商用車向けよりも早く市場投入できる見通し。

[提供元/FBC Business Consulting GmbH]

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