欧州連合(EU)で新車型式認証での路上試験義務化、加盟国が「適合係数」再設定で合意

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欧州連合(EU)加盟国は12月11日に開いた大使級会合で、域内で販売されるすべての新車に対し、実路走行試験(RDE)の通過を義務づけたEU規則の改正案を承認した。排ガス規制が定める窒素酸化物(NOx)の排出上限と、路上走行時の排出量の差が特に大きい軽乗用車と商用車について、一定期間は規制値を超過することを認めるための「適合係数(ConformityFactor)」と呼ばれる許容範囲の設定を欧州議会と閣僚理事会に求める内容。欧州議会の承認を得られれば、新ルール導入に向けて閣僚理事会と欧州議会の代表が交渉に入る。

欧州連合(EU)で新車型式認証での路上試験義務化、加盟国が「適合係数」再設定で合意
※画像はイメージです

EUでは独フォルクスワーゲン(VW)による排ガス不正問題を機に、試験場内で実施していた排ガス試験を厳格化。17年9月からEU加盟国の規制当局から型式認証を受ける新型車を対象に、実際に路上を走る際の排ガス量を測るRDEを車両認証に導入し、2年後には域内で販売されるすべての新車に対象を拡大することを決定した。ただ、路上走行時のNOx排出量は現行規制の排出上限(走行1キロメートルあたり0.08グラム)の平均5倍に上るとされ、業界側はあらゆる環境や条件下で室内試験と同じ規制値を満たすことは技術的に困難と猛反発。このためNOxの排出上限を一時的に緩和し、新型車は19年末まで規制値の2.1倍、20年以降は1.5倍まで超過を認める「移行措置」が盛り込まれた。

しかし、既にディーゼル車の走行規制を導入していたパリ、ブリュッセル、マドリードの3都市はこれを不服として欧州委員会を提訴。EU司法裁判所の一般裁判所は18年12月、欧州委は権限を逸脱してNOx基準値を不当に修正したとの判決を下し、現行規則の見直しを求めた。

大使級会合で承認された改正案は同判決を受けたもので、域内で販売される軽乗用車と商用車を対象に、立法権限を持つ閣僚理事会と欧州議会が欧州委に代わり、改めて適合係数を設定するという内容。当面は現行の適合係数を維持したうえで、走行試験で用いられる車載式排ガス測定システム(PEMS)の性能を2年ごとに点検し、必要に応じて係数を変更するための法的手続きを行うよう欧州委に求めている。

[提供元/FBC Business Consulting GmbH]

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