一番身近でカッコいい存在。いろんな国の働くクルマ・トラック編

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我が国でも子供たちに大人気(?)の「働くクルマ」。郵便車や消防車にパトロールカー。黄色く塗られた工事車両も人気があるが、一番身近な「働くクルマ」と言えば、やはりトラックだろう。

荷物を大量に運ぶトラックは、当たり前だが街中で見かけるし、コンビニなどの配達からでっかいダンプ、コンテナ車など種類も色々。そんな働くクルマ・トラックを今回はみてみようと思う。

唐突だが、トラックといえば思い出すのが、スピルバーグ監督初期の映画「激突!(原題:Duel)」。元々テレビ用につくられた映画作品で登場人物も少なく、ストーリーも超シンプル。乗用車に乗ったセールスマンが延々と大型トレーラーに追いかけられる、というお話だ。ココに出てくるトラック…というかトレーラーは、やたら巨大で恐ろしい存在として描かれており、正直「超コワい」。未見の方は一度観てみると、その恐ろしさがワカルと思う。

劇中執拗に追いかけてくるトレーラーは、エンブレムがついてないので、一応フィクションとはいうものの、どうやら実態は「ピータービルド281」というトレーラーらしい。ちなみにタイヤはブリヂストン製。

と、イキナリ「働く」「トラック」でも無いものを紹介してしまったが、アメリカのトラックと言うと、とにかくデカくて威圧感があり、運転手は荒くれ者、というイメージがついて回る。実際どうなのかは解らないけれど、デザインで言えばボンネット型のトラックやトレーラが多い。事故が起きたときの安全性などを考えれば、ボンネット型の方が優れていると言えそうだし、ヨーロッパや日本と違って道路がだだっ広いのもアメリカの特徴。したがってトラックのサイズもデカくてOKという規制もあるのだろう。

(*参考:アメリカのトラック事情:規制などについて

さて、気を取り直して今度はヨーロッパ。ヨーロッパではアメリカと違いトラック/トレーラのほとんどは日本同様キャブオーバー型が主流。今回初めて知ったのだが、日本の「三菱ふそうトラック・バス株式会社」の関連会社「三菱ふそうトラック・ヨーロッパ」という会社は、1964年から現在まで、ポルトガルで生産を続けているという「老舗」状態。トラマガル工場では小型トラック「キャンター」「キャンター エコ ハイブリッド」の生産も行っているという、日本人としてはちょっと鼻高々の事実がある。

とは言え、ヨーロッパでは様々なメーカーがトラックを生産/販売しており、有名所ではドイツのVWグループ。ここではVWの大型トラックやMAN社、それにスウェーデンのスカニア社がトラックやバスを生産しており、日本でも「MAN」や「SCANIA」のでっかいエンブレムを付けたトラックやバスを眼にした方も多いと思う。

Euro Truck Simulator 2 MAN Truck Dealership

出典:pgpg1Official

もちろんメルセデスやボルボ、それにイヴェコなども、ヨーロッパをはじめ日本でも最近はよく見かけるようになったし、フランスのルノー(デザインがカッコいい!)、オランダのダフやジナフ、テルベルクなども数多く見られる。変わり種ではフィンランドのシス社(軍用車や働くヤツ系が強い!)というトラックメーカーもあり、陸続きのヨーロッパでは、日本以上にトラックメーカーの競争が激しい。また輸送における依存度も、EU領域内において1998年に域内トラック輸送が自由化され国籍による区別が撤廃されて以来、現時点では高いのが現状だ。

さて、最後は「働くクルマ」というよりは「戦うトラック」の事を。ご存知の方もいるとは思うが、アメリカやヨーロッパではガチンコの「トラックレース」が盛んで、デッカイ図体のトラックがマジでレースをするという、そんな姿を見る事ができるのだ。そんなトラックレース、ヨーロッパの総本山とも言えるのが「FIA European Truck Racing Championship」(全10戦)。ビデオを見るとまさに肉弾戦!マンやメルセデス、イヴェコやフレートライナーのトラックが爆走状態。近くで見たら超アブネー感じのレースがバンバン行われているのだが、ファイナルレースはなんとル・マン24時間。10月の9日〜10日で行われるので、お楽しみに!(笑)って、日本で観られるのか?

European Truck Racing Championship – 2015 Race of Belgium- Highlights

出典:FIA

European Truck Racing Championship – 2015 Race of Nürburgring – Highlights

出典:FIA

というわけで、我々がふだん利用している日用品や食品、そしてもちろんクルマを動かすためのガソリンや軽油も、これら「働くトラック」がいるからこそ。自由に購入し使う事ができると考えると、少しは「見る目」が変わって来るのではないかと思う。トラック、結構カッコいいぞ。

[ライター/まつばらあつし 画像出典/Pinterest]

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まつばらあつし

映画カメラマン・ライター/コピーライター・アニメーター・ガッコの先生など、いろいろ仕事をしてたら自分の本業が解らなくなってしまったフリーランス35年生。16歳でバイク、18歳で普通免許を取ってからいろいろ乗り継いで、現在はシトロエン2CVとヤマハEC-02という、超プリミティブなコンビと生活中。ライティングではクルマ関連と映画関連、パソコンのグラフィック系アプリケーションの記事などを中心に活動。映画テレビ技術協会会員、サッカー4級審判員、ナショナルジオグラフィック協会会員、TSUTAYA会員。

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