懐かしの”Peugeot URBAIN”。プジョーのママチャリに乗ってたはなし

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今から何年か前に、ボクはプジョーのママチャリに乗っていた。

懐かしの"Peugeot URBAIN"。プジョーのママチャリに乗ってたはなし

プジョーというメーカーがクルマで有名なのはご存知のとおり。自転車のメーカーとしても、一時期休止していた時期はあったものの、1882年から製造を続けている長い歴史を持った会社なのだ。もちろん、プジョーの自転車にもライオンのエンブレムがついている。

プジョーといえば、スポーティなクルマから実用車まで幅広い性格のクルマを作っているイメージがあるが、それは自転車でも同じ。スポーツ車から実用車まで多彩なバリエーションを持っている。

スポーツ車ではないけれど、ちょっとスポーティな感じ。荷物もある程度積めてのりやすい。そんなモデルが以前は存在していた。それがボクが所有していた2002〜2004年モデルの「ママチャリ」、Peugeot URBAINである。

さて、ナゼこのPeugeot URBAINがいわゆる「ママチャリ」なのかと言うと、その答えは型番とフレームにある。

懐かしの"Peugeot URBAIN"。プジョーのママチャリに乗ってたはなし

ボクが買った青いPeugeot URBAINの型番は「COM-70F」。実は当時ほぼ同じデザインで「COM-70M」というモデルが存在しており、こちらはフレームの一部が「高く」なっている。一方「COM-70F」はフレームの一部が「低く」なっており、例えばスカートをはいた女性でも乗りやすい。すなわち型番の後ろに付く「M」は「male(男性)」で「F」は「female(女性)」を意味する。つまり、女性用のママチャリを所有していたわけだ。

また、「COM-70F」の方はフレームカラーが8色もあり、それぞれがとてもシックで美しい。サドルもつるんとしたそっけないデザインだけど、日本で売られている自転車ではあまり見かけない色合いで、とてもきれい。3万円台の量販モデルにも関わらず、このへんのコストを省みないプジョーの姿勢に思わずグッときて(笑)、このメーカーのママチャリを手に入れた、というコトなのである。

懐かしの"Peugeot URBAIN"。プジョーのママチャリに乗ってたはなし

さて、この「URBAIN」とは数年間過ごしたのだが、正直言えばデザインの素敵さがすべて、と言ってもよかった。同価格で買える大半の自転車は、おしゃれなカゴや盗難防止のキーがついてたり、アタリマエだけど夜間走行用のライトが装備されていたりするわけで、非常に便利。しかしこの「URBAIN」には何もついてない。しいて言えば、フロントのキャリアにおしゃれなゴムバンドがついているくらい。潔いくらいシンプルなのだ。

懐かしの"Peugeot URBAIN"。プジョーのママチャリに乗ってたはなし

もちろん、この辺は考え方の違いなのかな、と感じるわけで、すなわち最初から全部付いていてスグに使えますよ、便利ですよという日本的なホスピタリティではない。素の自転車は提供します、ちょっとシャレオツです。でも付属品などは自分で好みに合ったものを付けてくださいね、という欧州的なホスピタリティで成り立っている気配が感じられる。どちらがイイというのではなく、ユーザーが好きな方を選べばいいわけだ。

さて、この後プジョーは一時日本市場から撤退。数年の時を経て、2012年から輸入販売が再開されている。カタログを眺めていると、スポーツモデルやストリートモデルなど、やはり日本製のそれとはちょっと違った「スタイル」や「色」が楽しめるので、手に取る機会があったらぜひ目を通してみてほしい。

ちなみに、ボクの乗っていた「URBAIN」は、何年か前に盗難にあって今は手元にはない(この「URBAIN」は、中古市場でも出回っているほど人気の高い車種だったりする)。

少々使いにくい部分はあるけれど「乗ってて楽しい」ところや、安物にはみえない「ちょっとお洒落な感じ」がプジョーっぽく、今でも懐かしく思い出されるのだ。

そしてなにより「プジョーのママチャリ(笑)」と言うヒビキが、気に入っていたのだけれどね…。

プジョー輸入販売「サイクルヨーロッパ」
https://www.cycleurope.co.jp/peugeot/index.html

[ライター/まつばらあつし]

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まつばらあつし

映画カメラマン・ライター/コピーライター・アニメーター・ガッコの先生など、いろいろ仕事をしてたら自分の本業が解らなくなってしまったフリーランス35年生。16歳でバイク、18歳で普通免許を取ってからいろいろ乗り継いで、現在はシトロエン2CVとヤマハEC-02という、超プリミティブなコンビと生活中。ライティングではクルマ関連と映画関連、パソコンのグラフィック系アプリケーションの記事などを中心に活動。映画テレビ技術協会会員、サッカー4級審判員、ナショナルジオグラフィック協会会員、TSUTAYA会員。

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