年の瀬に観た「トヨタの底力」(2世代前のカローラXアシスタパッケージに乗りました)

最終更新日: 公開日:2015-12-28 | Posted in よもやま話 by

ようやく11月くらいから追いかけ回されていたかのような年末進行も少しづつめどが立って来ました。それでもいろいろやらなければいけないことも多く、このまま年末年始、とか言わず、2016年にぶっ込んで行った方が楽なのではないか、そんな気さえしております。まだまだ全然ですが、来年もクルマでいろんなところにお出かけしたり、いろんなクルマを見に行きたいと思っておりますので、繰り返しになりますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

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さて、そんなクリスマスムードもあまり実感することなく過ごした今年の年末ですが、ちょっと別件で渡したいものがあり、私のクルマの主治医でもあり、いつもお世話になっている、大田区のアウトレーヴさん(アウトレーヴさんについてはこちらをご覧ください)に立ち寄る機会がありました。そこで用件も済ませ、いつものように美味しい珈琲を入れてくださったものですから、それを飲んでいると、店先にふと、こういってはアレですが随分場違いな、カローラが入ってきました。でも「らしくない」とか「らしい」というのは実際には先入観であり、世の中のクルマ屋さんは、実際はどんなクルマでも扱いますし、どんなクルマも納めているのですが、普段古めのイタリア車やフランス車が多いものですから、私もついつい「ここに、なんで?」と思ってしまいました。あまりに風情が違ったのです。なんでも、買取りで入って来たクルマなのだとか。「すごくいいから乗って来てみ!」と私の顔を見るなりいきなり勧められまして、一回りさせていただくことになりました。

存在は知っていたものの、初めて乗った「1.3X”アシスタパッケージ”」

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何にもついてない!1.3Xアシスタパッケージを始めてみたとき(たぶん初めてです、みたことない、こんな素っ気ないカローラ!)の最初の印象はここんな感じでした。ラジオのみ、電格ミラー・間欠ワイパーなし。走行距離12,000キロ、レースのハーフカバーつき!しかもマニュアルトランスミッション。ビジネスグレードですが、個人オーナーのところで大事にされてきた感じ。今時のクルマでもシンプルなものでなくてはいやだ、そんな前のオーナーの方の譲り難いこだわりを感じる仕様です。早速運転席に座ってみました。

マニュアル発進時に感じられれる「アウフタクト」を満喫する。

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クラッチをつなごうとすると、まだ固い。もうすぐ10年になろうと言う齢を感じさせない新品のような、若さが随所に残る個体です。ラフにクラッチをつなごうとすると、いきなり繋がる、大きなショックを伴う。しっかり律儀に、エンジンの回転数とクラッチペダルの踏力をシンクロさせなくてはなりません。でも、だからこそ、マニュアル車の独特の、最初の瞬間にわき出すトルクを全部かき集めて発進しようとするかのようなあの感覚。黎明か、夜明けか。

先日ラジオで、往年の名指揮者・近衛秀麿の特集をしていました。今のようにネットどころか、国際航空路線も整備されていない中、ドイツに渡り、当時いち早くドイツの風土に触れ、空気で呼吸したその一点を取ってしても、尊い存在であり、今同じことをするよりも、彼自身がその境遇にあったことを最大限に満喫していたのではないか。その活躍を知るに、そんなことを感じたものです。そこで、単に「最初の拍以外から始める」ということばかりではなく「弱い拍」ということも意味するアウフタクトを重んじていたように思いました。今、これの解釈が甘いから、実に安易、実に短絡的、軽薄な音楽になっているケースがしばしば散見されます。

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この記事の筆者:中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し...