一歩でもクルマを選ぶことに歩み寄ってもらえるヒントをお伝えしたい

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今週は何が気がかりと言って、九州・熊本を中心に発生した大地震です。地震で被災された皆様、謹んでお見舞い申し上げます。

発生したというか、今もかなり大きな揺れが続いているとのこと。心配です。なんだか生まれてから体験したことのある地震とは全く動きも違うし、いまだかつてないほどのレベルの揺れのよう。今は早く終息に向かい、一人でも多くの方がご無事であるように、とお祈りするほか、なすすべもありません。こういうときの気持ちというのは嫌なものです。もどかしいというか、もともと対して器も行動力もない自分、露呈する感じですね。しかし、どんな嫌だと言っても、被災された方の方が大変なわけですから、まず自分のすべきことをする。その上で何ができるかを考えながら暮らしていきたい。今はそんなふうに考えています。

次にターンパイクで試乗中に亡くなったモータージャーナリストの森野さん。残念でなりません。実際に面識はありません。しかし、書かれたものを拝見するに、私が乗せていただいたクルマについて、かなり近い感想を記されていたりもしたので、親近感を持っておりました。それだけに残念です。

まず、私がもう一度改めて感じたのは、クルマに乗る頻度が多い立場。事故に遭う危険性は高いということ。どれだけ注意してもどうしようもないことだって起こりうる。安全運転にはかさねがさね注意していきたいと思うのです。その上で、クルマの伝えるべきポイントの精査をもう一度しなければならないと感じました。そのクルマがどこまでの性能を持っているかということ以上に、日常使用でどうなのか、ということをもっと地に足をつけて考えていきたいと感じました。

ポルシェ911にしても、かつてカレントライフで964を借りて乗せていただいたときに感心したのは、その高速性能ではなく、50キロ前後のでの挙動の精緻さでした。実はハイパフォーマンスなクルマというのは、日常使用領域でも明確に違いを感じられたりするのです。そうでないものもあるでしょうが、そういうことは今までのまだまだ少ない経験でも感じるのです。アルピナD3とかもそうでした。ものすごく速いですが、実は低速度域でのジェントルな様に感動したものでした。マーチニスモSも小さなエンジンで良く回り、小気味良いですが、通常の国道の流れくらいでの速度域での挙動が、クラスを超えていると思ったものです。

そういうところをもっと発信していきたい。そんなふうに感じた事故でした。前から申し上げておりますが、その、私の所感自体は受け入れられなかったとしても、一人でも多くの人にクルマの価値を考えてもらう、その車種の魅力にも目を向けてもらう、一歩でもクルマを選ぶことに歩み寄ってもらえるヒントをお伝えできればいいなと思っています。

その意味では「求められているものに追いかけ回されたのかしら」。森野さんの死についてそんなふうに感じたりもするのです。自動車コンテンツがクルマについて表現してきたことは、もしかするとまだまだ未成熟で浅いのではないか。反省しているところです。そして再三ながら、安全運転に気を付けていきたいと思います。

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この記事の筆者:中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し...