秋吉台国際芸術村『Omaggio a Akiyoshidai』に行ってきました。

最終更新日: 公開日:2015-06-28 | Posted in よもやま話 by

秋吉台国際芸術村の存在は、かねてから存じておりました。この辺りの特徴でもある「カルスト地形」。小学生の頃に地理の時間でも習いました。緩やかな大地を形成し、鍾乳洞を形成。・・・そんな地質から、あたりにはセメント産業が盛んな地域です。そんな場所に位置する秋吉台芸術村。石灰石、大理石をふんだんに用いて、滞在型の創作活動が出来る施設として1998年に開設されました。日本のポストモダンを代表する建築家磯崎新氏が手がけたもの。石造りながら、地形、風景にもマッチしたその建築も一見の価値があるものです。ここでこのほど、6月21日、この秋吉台国際芸術村で価値ある音楽のイベントを定期的に開催している地元美祢市の団体「カルっちゃお☆美祢」の企画で、国内外で活躍するギタリスト吉田次郎、ピアニスト クリヤ・マコト、キーボード・クラビオーラの折重由美子のジャズセッションと、ドリアン・グローリと田中美礼によるバレエがコラボレーションを開催することになりました。

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じつはその「カルっちゃお☆美祢」の代表をつとめる伊達実さんは、シトロエンがご縁で知り合った知り合い。東京でお会いして活動脳波なしだけは伺っていましたが、その伊達さんからお誘いを頂いたのでした。「カルっちゃお」ははじめ「カルスト大地」から取ったのかと思ったら、「文化=culture」と山口から北九州などにかけて、地元の言葉で「かるう」というのがあってそれをかけたのだそうです。「かるう」は「背負う」ということ。どうしても外野になりがちな文化活動ですが、地元からの発信、またそういうものに触れるということも含めて、地元美祢でもっと文化活動に触れる機会を作るという問題意識を「かるう」率先して打ち出していくというようなメッセージが込められているのだそうです。

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今回、そんな活動をされている伊達さんからお招きを頂いたのもあって、なかなか聞けるものではないし、出かけることにしました。伊達さんとはクルマが縁で知り合った経緯もあります。クルマが縁となり、クルマが導いてくれる旅。傍らには音楽がある。クルマがもたらしてくれる豊かさとはこういう部分も含めてだと思うのです。(上の写真は伊達さんのシトロエンアミ8と一緒に秋吉台国際芸術村にて。)

前々日川崎の自宅を出発し、前の日は広島県の福山に一泊してから引き続き国道2号線を通り西へ。広島を過ぎ、山口に入ると、また木々が深くなってきます。延々2号線を走ってきて、下関・壇ノ浦が近づいてくると、「本州の淵まで来たなあ」と言う気持ちになるものです。この「旅をしてきた実感」山口を走るときにいつも感じる感覚です。山口市を過ぎて435号線を進むと、初夏の日差しが、木々の間から木漏れ日となり、私たちを迎えてくれるよう。

自然に期待が高まる「Omaggio a Akiyoshidai」。山口市から美祢に向かう道。その心地よいアップダウン、緩やかなカーブの続く道に私の胸も高まりました。

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伊達さんと一緒に。

両斜面から高揚していく感動。

会場に入るとすでに超満員のにぎわい。ジャズセッションとバレエが交互に披露されます。大自然の中で聴くジャズギターは、岩場を滴りいづるわき水のように、こんこんと止めどなく、清涼で尽きることがありません。それに和すように加わるピアノは、聴くものから自然とアツいものを引き出すよう。今まであまり聴いたことがなかったクラビオーラが加わると、どこか神秘的な、しかし優しいハーモニーも感じるもの。なんともいえない、今までには感じたことのないもので満たされていくようでした。一方、そのある種アップテンポな感覚なもののあとにある種ぐっと静かで、それでもまったく別種の躍動感がせまりくるのです。それが交互に目の前で繰り広げられていくのをみていると、今まで感じたことのない充実感でも足された演奏会だったというのが今回の「Omaggio a Akiyoshidai」の私の感想でした。

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この記事の筆者:中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し...