びわ湖プロデュースオペラ「オテロ」を見る。メルセデスML350ブルーテックに乗って。

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びわ湖ホールでぜひとも「クルマでオペラ」を。

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琵琶湖畔に立つ滋賀県立のオペラハウスびわ湖ホールは、新国立劇場とならぶ設備をもつ我が国屈指のオペラハウスです。その設備もさることながら、ホワイエからはびわ湖が一望でき、「オペラを観る=演目だけを鑑賞する」という以上に「余暇の楽しみとしての価値」を訪れた人に感じさせるホールという点では、国立のオペラパレス(新国立劇場の呼称)を上回るといっても良いでしょう。さらに、開館以来、ホールとしてのメッセージ性を感じる演目や企画で、オペラハウスの運営という点でも注目すべきホールとして、ファンとしては見過ごすこともできないのです。

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また滋賀県という地理的な立地は、関西圏はもとより、新東名が整備され、伊勢湾岸道〜新名神を抜けてアクセスが可能であるという点で実は自動車でのアクセスが近年格段に向上しているという点を、私としてはぜひとも強調しておきたいのです。日本海からもアクセスがよく、京阪神エリアからもほど近い上に、びわ湖を抱える県内の名産を地産地消でもてなす風土や歴史的な町並み、風土が自然に生活に溶け込んでいる点は、お隣京都とは違った風情があるものです。とはいえ京都から近い大津などは、パーク&ライドで京阪を利用しての京都を初めとした関西エリアの観光の拠点としても有効であるなど、クルマで出かける価値のある場所として、実はここ数年、毎年春はびわ湖ホールでのオペラを楽しみにクルマで出かけているのです。

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今回はメルセデスベンツ日本様のご厚意で、ML350ブルーテックをお借りし、びわ湖ホールにヴェルディの歌劇「オテロ」を観てきましたのでその「オペラ」と「クルマ」の感想をここにまとめておきたいと思います。

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びわ湖ホールプロデュースオペラシリーズ「オテロ」3月8日(日)を観る

毎回壮大なスケールをで楽しませてくれる「びわ湖ホールプロデュースオペラ」シリーズ。今回はヴェルディの晩年の作品で、シェイクスピアの戯曲をオペラにした「オテロ」が取り上げられました。この作品のあとは「ファルスタッフ」残すのみというだけあって、派手なアリアなどは少ないものの、シェイクスピアをオペラにさせたら右に出るものはない、とさえ思わせるジュゼッペ・ヴェルディの誇りを感じる、というよりも、何か憑依でもしているのではないか、そんなある種の自然にオペラ化されているかのような雰囲気を感じました。

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おそらく、この演目を観るのは二回目。正直このオペラで入門というのはいささかきつい演目だと思いますが、それだけに、公演を完成させるにあたって、舞台、演出、演奏、歌唱といった実際に舞台の上で繰り広げられる質が問われる要素があり、他の演目以上に「ヴェルディの音楽」に頼れる部分は少ない、斜めにいえばそういう演目だったと思います。その点今回は、この演目で大変重要な、信頼していたものとの間に逃れようがない運命のような形で立ちはだかる「裏切り」と、その時のそれぞれの内面にある真摯な人間性のようなテーマが克明に造り分けられていたと思います。

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今回はステージの設備がオペラ専用ではない神奈川県民ホールと、大分のiichiko総合文化センターとの共同プロダクションのため、正直びわ湖ホールの設備を余すところなく、せり出したり回ったりということはないタイプの比較的動きの少ない舞台装置ながら格調高さを感じさせるものでした。演出は粟国淳さん、そして指揮はびわ湖ホール芸術監督の沼尻竜典さん。京都市交響楽団と二期会合唱団がそのタクトに応える布陣でした。アントネッロ・バロンビのタイトルロールもさることながら、最近観る公演で「こともなげに」好演を見せてくれる安藤赴美子さんのデズデモナは今回もぶれませんでしたし、この日のイアーゴ堀内康雄さんはあるいは最善のコンディションではないようにも感じたものの、依然ヴェルディバリトンの風格のみならず、圧倒的な説得力は健在。キャスト全体のバランスもよく見応えのする公演でした。

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この記事の筆者:中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し...