1g単位で軽く、より強靱に。自動車用カーボンホイールの未来とは?

最終更新日: 公開日:2015-11-13 | Posted in テクノロジー by

自動車において「軽量化」は永遠のテーマなのかもしれない。

事実、軽量化による恩恵は計り知れないもので、運動性能はもちろん、燃費向上にも大きく影響を与えている。トヨタが2015年12月から発売を予定している新型プリウスの最廉価グレードでは、40㎞/Lという燃費を達成すべく、燃料タンクやウオッシャータンクを小さくするなどという徹底ぶりだ。

また、モータースポーツのシーンにおいては1g単位の軽量化を積み重ねることで勝利という結果を導くのだから、もはや執念の領域といえる。

軽量化の代表的な方法としては、自動車の部品の多くを構成している金属を、より軽量な素材(カーボンなど)に置き換えるというのがメジャーだ。

この記事ではカーボンファイバーという素材に注目したいと思う。以前は高価な素材という印象が強かったカーボンだが、現在では様々な工法や技術が生まれたことで、BMW i3のようにスポーツカーではない車にも、外板のみならず自動車を構成する基礎の部分にもカーボンが用いられている。

このカーボン化の流れは車体にとどまらずホイールにも及んできている。その恩恵として、バネ下重量を軽減できるので、ボディの軽量化以上に走行性能の向上が期待できる。しかし、軽量で硬いとされるカーボンといえども、高負荷がかかるホイールのカーボン化というのはなかなか実現しなかった。ところが最近では、量産車にカーボンファイバー製のホイールを採用することが現実的な選択肢となりつつあるようだ。

ホイールのカーボン化されるまでの経緯を大まかに説明すると、まず2012年にアメリカで行われたチューニングカーの祭典「SEMAショー」に、オーストラリアのカーボンレボリューション社による世界初のカーボンファイバー製ワンピースホイールが出品された。カーボンレボリューション社によると、このホイールは、同様のアルミ製のホイールよりも40%~50%も軽量だという。


(カーボンレボリューションサイトより)

あわせて読みたい記事

この記事が気に入ったらカレントライフに「いいね!」しよう

最新情報はFacebookページでチェック

この記事の筆者:中野 ヒロシ

カッコいいクルマが大好きです、メカニズム的な面も好きで普通のスポーツカーからチューンドカーも好き...