発酵料理研究家の高橋香葉さんと「NDロードスター」で信濃路へ行く

公開日:Posted in 試乗レポート

高橋香葉さんと初めて出会ったのは、WEB関係のイベントでのこと。今でこそ一般的ですが、私の記憶ではかなり早いタイミングから塩麹、醤油麹を世に紹介されていました。そのイベントでも、とてもおいしい醤油麹をふるまってくださいました。

dscf8244

高橋香葉さんのロードスターへの想い

当時から自動車業界でWEB関連の業務についていた私のもとに、高橋さんから「思いの丈」をつづったメッセージを頂いたのは、そのイベントからしばらくたってからのことでした。その「思いの丈」とはマツダロードスターに対するものでした。

初めての愛車であること。当時初代(ユーノス)ロードスターに乗られていた、ヘアーメイクアップアーティスト藤原美智子さんへのインタビュー。実際に見に行って即決で購入したこと。クルマで過ごした日々のこと、など。二代目NB型ロードスターとの出会いがなければ今の自分はない、とまで言い切った彼女。本業の発酵に関することは全くなく、ただただ、ロードスターへの思い、そしていったんは手放してしまった今もなお、尽きぬあこがれ。また、そうした思いの端々に覗く、後悔に似た振り返り・・・ひたすらにロードスターとのことがつづられているのでした。

dscf8257

そんなことがきっかけで、ずいぶん経ってから取材する機会があったのですが、その取材からしばらくして、「ロードスターで上田に葡萄畑に参ります」とご連絡を頂いたのは今年の初夏のこと。精力的に活動され、全国を飛び回る高橋さんに、マツダ株式会社から現行のロードスターに乗ってみませんか?と誘いがあって、それで出張されるというのを聞きつけて、「ロードスターLOVE」な香葉さん。実際乗ってみたら、どんな感想を持たれるのだろう。

途中でその感想でもうかがいたいなと思い、信州の上田市はシャトー・メルシャンのマリコ・ヴィンヤードで作業中の高橋さんを訪ね、ロードスターの感想をうかがうことにしました。もうワインのヌーヴォーが世に出る季節になってしまいましたが、ワインにする葡萄の生育を最適化するために除葉(余分な葉を除く)作業の手伝いをされるというのです。

dscf8193
▲マリコ・ヴィンヤードは上田の街を見下ろすことができる小高い丘にある。その敷地を貫く道で待っていると颯爽と現れた高橋さん。すでに板についているではないか!

ワイン造りももちろん発酵が要、その中でワインが生まれる過程の大事な作業だからと、ボランティアで手伝いはじめ、今でもそれを続けているのだそうです。到着するとあいにくの雨。そんなさなかの時間、葡萄畑の高橋さんにお話を聞いたのです。果たしてNBロードスターへ募らせる想いを持ち続けている高橋さん、最新型NDロードスターに乗った感想は、どのようなものだったのでしょうか。上田市にあるシャトーメルシャンのマリコ・ヴィンヤードを尋ね、ここで高橋さんに実際に現行型のロードスターに乗った感想を伺ってきました。

dscf8173
▲葡萄畑を案内してくれた。もはやワインづくりも経験がもたらすわざとデータ、そのどちらも軽んじることはできない。スポーツカーを作ることに通じる部分は少なくないのかもしれない。

まるで音楽を聴いているような加速

dscf8327
▲手を伸ばせばすべてがそこにあるスイッチ類。新しいことのすべては、とてもたくさんの情報を伝えてくるために割かれている

都内から前の日に信州に入った高橋さん。夜の関越をおよそ3時間ほどドライブしたのだそうだ。そこでまず感じた事「加速したときの心地よい音に包まれてきたのは、まるで音楽を聴いているようでした。」と表現する。クルマと一緒になっているという感覚が濃厚で、運転自体が楽しく、3時間程度のドライブでも疲労が全くないというのです。現在は日常的にクルマを運転しているわけではない彼女が、視界の悪くなる、比較的披露しやすい夜のドライブでも疲れなかったというのは、もしかすると、高橋さん自体、少なからずの驚きがあったのかもしれません。

それを助けた装備の中には、NBにはなかったのにNDには装着されていたオートのライトとワイパー。これは別に報告するまでもないようなことかもしれませんが、「久しぶりに乗って、さも自然に運転できる。」というごくごく自然なことを時を超えて、自動車趣味にたけた人ではない人にも実感として感じさせたことは、特筆に値するのではないでしょうか。乗っても、使いにくい機能が少なく、自然に左手を伸ばしたところであらゆるものが待っている。そのことが彼女をストレスから解放したに違いありません。

dscf8296

呼吸するように自然に走り出す。クルマの息吹を感じる。すると、次第にクルマを介して路面の状態、加速時の一体感や爽快感、そしてほろを挙げて雨の中を走れば、幌をたたく雨足の強さにいたるまで、実に幅広いことをドライバーに感じさせてくれるのだというのです。そしてきわめて等身大に、しかし最大限エモーショナルなドライブを楽しむことができるこのクルマに備わる、確かにかつて乗っておられたNB型よりも、格段に進化していることも感じ取ることはできた、としながらも「ありとあらゆる新しい機能、技術は、『伝えてくるために』すべて割かれているようでした。まさに運転している!という感覚を強くいしきさせるのです。」と取り乱さん勢いで力説してくれました。まさにロードスターの持つ、ピュアリティの部分を感じ取ったのだと分かった瞬間でした。

あわせて読みたい記事

OEM記事提供
この記事が気に入ったらカレントライフに「いいね!」しよう

最新情報はFacebookページでチェック

この記事の筆者:中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し...