マッハGoGoGoが原体験「ジネッタG12」オーナー、宮本隆史さんへインタビュー

最終更新日: 公開日:2016-10-28 | Posted in オーナーインタビュー by

待ち合わせ場所に快音を轟かせて現れたジネッタG12。「あれ?こんなにコンパクトなボディサイズだったっけ?」が筆者の偽らざる感想でした。いちどジネッタに魅せられると代わりのクルマが見つからないという話しを聞いたことがありましたが、ジネッタのオーナーさんにその格言を直接問う日が訪れることになるとは思いませんでした。

果たして、オーナーである宮本隆史(みやもと・たかし)さんからどのようなお話しが伺えるでしょうか?そこで見えてきたジネッタの魅力とは…?

──オーナー紹介&どんな仕事をされているのですか?

ジネッタ ガレピク
▲宮本隆史さんと1999年に手に入れたという、ジネッタG12

大学を卒業後、就職した会社に勤務しています。それから「ガレージング・ピクニック」というイベントの実行委員を務めています。

──「ガレージング・ピクニック」ですか?

ジネッタ ガレピク
▲ガレージング・ピクニック、通称ガレピク。2017年も5/21に開催する方向で調整中

通称「ガレピク」といいます。【「まだ見ぬ理想のガレージライフをすべてのクルマ好きに」をコンセプトに、コダワリの愛車達の魅力を掘り下げ、独自の視点でガレージングを切り取る】活動をしています。(Facebookページ:https://www.facebook.com/gapicnic/)

今年は5月につくばみらい市でイベントを開催しました。2017年も5/21に開催する方向で調整中しています。イベントテーマは「ガレージの楽しさ、クルマの楽しさを再発見」で、「これなら、オレも私もガレージ、イケちゃうかも?」が合い言葉です。ガレージって、多くのクルマ好きにとって夢であり、憧れであり、同時に高いハードルだと思うんですね。自分自身の実体験を基に、そこは工夫次第で現実にできますよ!ということを、1人でも多くのクルマ好きの方に知っていただきたいという思いで活動しています。

──宮本さんのこれまでの愛車遍歴を教えてください

ジネッタ ガレピク
▲2台のジネッタが住まうガレージ。左の個体は友人のクルマとのこと

最初に手に入れたのは、トヨタMR2(SW20)でした。あの頃のMR2って、フェラーリっぽい雰囲気がありましたよね。それから、歴代のRX-7(SA〜FC〜FD)にも乗りました。輸入車はルノー・キャトルやジネッタG15、フォードシエラRSコスワースを所有していたこともありましたね。現在は、ジネッタG12とレストア待ちのヒルマン・インプ、ホンダ・アクティを所有しています。

──ジネッタに乗ろうと思ったきっかけを教えてください

ジネッタ ガレピク
▲ボディカラーはNSX-Rなどに採用されていたチャンピオンシップホワイト。ゴールドのラインも宮本さん自ら施工したそうです

友人がある自動車販売店にイギリス車を見に行くというので、私も同行させてもらいました。そこに置いてあったのがジネッタだったんです。後日、別の自動車販売店で売られていたジネッタを見に行きました。実はこの時点でも「買うぞ」と決めていたわけではなかったんです。しかし、リアのカウルを開けてもらい、エンジンルームが現れた瞬間…「欲しい!」と思ってしまいました。決して安い金額ではありませんでしたが、当時はまだ独身でしたし、購入を決意しました。それが1999年のことです。

ジネッタ ガレピク
▲ロールケージをまたいで運転席へ。手前の白いノブがシフトレバー

その後、現在の妻と知り合うわけですが、2回くらいジネッタでデートに行きましたよ。このクルマで走っていると子どもが手を振ってくれると楽しんでいました。でも、待ち合わせてすぐにクルマが故障して、その場で解散したこともありましたね。それでも彼女は怒ることもなく「それなら仕方ないよね」といってくれたんですね。こんな人、なかなかいないですよね(笑)。

──(単刀直入に)失礼ながら、ジネッタって壊れますか?

ジネッタ ガレピク
▲オーナーである宮本さんが組み上げたエンジン

購入当初はよく故障しましたね。そこで、スーパーカーやクラシックカーの整備をしていたメカニックに教えてもらいながら、独学でメンテナンスするようになったんです。何度も何度もエンジンを組んではバラし、自作でマフラーを造ったり、パイプフレームにボディ補強のロールバーを追加したり…。できる限りのことは自分で行っています。

ジネッタ ガレピク
▲こちらのマフラーも宮本さんが製作したオリジナル

ゴールドのラインも自分でドライヤーで伸ばしながら貼りました。現在のエンジンの仕様は2L/ハイコンプ仕様で190psくらい。車重も700kg台ですから、動きも軽いですし、速いですよ!

──これまで、このジネッタを手放そうと思ったことはありませんでしたか?

ジネッタ ガレピク
▲シンプルなコクピット。ステアリングもフォーミュラカー並みに小振り

手に入れてから17年、8万キロくらい走破しましたが、手放そうと思ったことは1度もありません。しかし「手放さなければならないかもしれない…」ということは過去にありました。私には双子の息子がいまして、成長期に歯の矯正が必要だということが分かったんですね。1人でも高額なのにウチは2人分ですから、これはいよいよジネッタを手放さなければだめかも…と妻に相談を持ちかけたんです。

ジネッタ ガレピク
▲レーシンググローブと消化器も伊達ではありません

私が「ジ…」といいかけた瞬間、妻が「それだけは考えない方がいいよ」といってくれたんですね。ありがたいことに、彼女も私の心境を察してくれたんでしょうね。結局、当時所有していたルノー・キャトルは手放してしまいましたが、何とか金銭面の目処がつき、ジネッタを売却せずに済みました。妻にはただただ感謝しかないですね。

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この記事の筆者:江上 透

カレントライフの副編集長。輸入車関連のセールスプロモーション、ウェブサイト、紙媒体、ラジオ番組の...