玉石混交?愛車のボディーコーティングに10万円は高いか否か

最終更新日: 公開日:2015-11-12 | Posted in メンテナンス by

ご自身の愛車にボディーコーティングを施工している方、結構な割合でいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、ひとくちにコーティングといっても、ガラス系や樹脂系、親水・撥水など、さまざまな種類があり、液剤や工具、施工方法も日々進化していることはご存知でしょうか?

私が免許取立てのころ、かれこれ20年くらい前になります。とにかくクルマに触れる仕事がしたいという思いから、知人の紹介でウィンドウフィルムとボディーコーティングを施工するショップでアルバイトをすることになりました。

そのショップは、当時耐久性と視認性がよいと評判のアメリカ製の「マディコ」というフィルムメーカーを取り扱う数少ない店舗であったため、現在でも活躍しているミュージシャンの愛車や、珍しい輸入車や最新モデルが毎日のように持ち込まれる、夢のような環境だったのです。アルバイトですから、忙しい現場の方に代わり、普段なら触ることも憚れるような高級車の納車や引き取りもよくやりました。それまでまったく経験がなかった左ハンドル車の運転も、このアルバイトで習得したようなものでした。

コーティングの依頼でやってくる、納車前のぴかぴかの新車たち…。そこにボディコーティングを施工するのですが、新車で持ち込まれたクルマは、バフ掛けをして、塗装の表面を整える作業は行ないませんでした。実際には「シリコンオフ」という液剤で脱脂をした後にスポンジで液剤を塗って一晩寝かし、固着したものをネル素材のウェスで拭き上げるという、よくいえばシンプルな、逆にいえば手抜きともいえなくもない方法で引き渡していました。

これで、当時、W140が主流だったメルセデス・ベンツSクラスにウン万円という価格設定をしていたので、かなり利益率の高い商売だったように思います。余談ですが、W140のウィンドウフィルムを貼るのはとても簡単で(特に両サイド)、まさにドル箱だったのです。逆に大変だったのは、ポルシェ928のリアクォーターや、シボレー・コルベット(C4)のリアガラスです。ポルシェ911のリアガラスも、一見同じに見えますが、形状や熱線の配置が微妙に異なるのを知ったのもこの仕事でした。

ここでの体験を通じ、まだまだ世間知らずだった私ですら「ショップ選びは大事だ!」と痛感させられたのはいうまでもありません。

image1-7

さて、今回の記事は、ガラス系や樹脂系…どのコーティングがベストかを探る内容ではありません。仕事や身銭を切った経験から「安心して任せられるショップの見分け方」をご紹介できればと思います。

コーティングを依頼する際、どこまでの仕上がりを求めるのか?

予算が青天井という方は少ないと思われます。また、施工後に定期的なメンテナンスに手間暇を惜しまないか、できれば一度施工したらあまり手間を掛けたくないかによって、ショップ選びも変わってきます。自分の予算やコーティングに求める方向性を事前にまとめておくと、後々「こんなはずではなかった!」という事態は回避できます。

ディーラーのコーティングはありorなしか?

「とりあえずコーティングしてあればok」レベルの仕上がりを求めるならありだと思います。大抵は外部の業者さんがディーラーに出張してきて施工する場合がほとんどですが、びっくりするほど丁寧な施工をしてくださる方もこの目でみました。その逆も然りです。通常はなかなか見極めが難しい部分だと思うので、不安に感じるようなら専門店に託した方がよさそうです。

あわせて読みたい記事

この記事が気に入ったらカレントライフに「いいね!」しよう

最新情報はFacebookページでチェック

この記事の筆者:江上 透

カレントライフの副編集長。輸入車関連のセールスプロモーション、ウェブサイト、紙媒体、ラジオ番組の...