外気に含まれる汚れはこんなに多い…エアコンフィルターは定期的に交換するべきか?

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家庭のエアコンは室内機に空気中のホコリを取り除くフィルターが付いていることが知られていると思いますが、実はクルマのエアコンにもフィルターが付いています。これは定期交換する必要があるものです。

家庭用エアコンと違って、クルマは外を走るので様々な物質が入ってきます。説明の前に、エアコンの空気の流れをおさらいしましょう。

エアコンの空気の流れについて

普通のエアコンでは、外気導入と内気循環の2つのエア導入通路があります。どちらも読んで字のごとくで、クルマの外から空気を取り入れるのが外気導入。車内の空気を循環させるのが内気循環です。クルマによっては車外の空気の汚れを判定して自動で切り替えたり、外気と内気のイイトコ取りをするためにミックスしたりする場合もあります。それぞれの特徴ですが、外気だと酸素濃度が通常のフレッシュな空気が取り入れられるメリットがありますが、外の汚れた空気を吸うこともあります。内気だと外の汚れた空気は遮断できるものの、クーラー(エアコン)を使わないと湿気がこもって窓が曇ったり、酸素濃度が少しさがって二酸化炭素濃度が若干上がり、臭いもこもりやすくなります。

エアコンフィルター 定期的 交換
▲新品のエアコンフィルターの例(BMW E46)

外気に含まれる汚れや異物には、排ガス、PM2.5のような粒子状物質、砂やホコリ、葉っぱ、花粉、種子、虫、鳥の羽、臭い、ウイルス、バクテリア、アレルゲン、地域により火山灰などがあります。内気でも、タバコの煙、髪の毛、衣類のホコリ、シートやカーペットの内装から出るホコリやダニ、ペットの毛などがあります。

エアコンフィルターにはそのような不快な物質を取り除いて、快適な空気を作り出す機能があります。大抵のクルマは、外気導入はワイパーの下辺り、内気循環はグローブボックス裏から行い、双方からのエア通路が合流した後にフィルターがあります。しかし、輸入車では外気導入部にしかフィルターがないのもあります。設置場所も、国産車ですとグローブボックス裏やダッシュボード下中央付近にあるものが大半ですが、輸入車ではボンネットを開け、エンジンルーム側から行うものもあります。

エアコンフィルターの定期点検や交換の目安

車内へ排ガスやPM2.5などの侵入を防ぐエアコンフィルターは定期的に交換すべきか?
▲長らく換えてなかったフィルターを交換。このクルマでは、エンジンルーム内にフィルターケースがあり、そこのフタを外して交換。作業自体は簡単。

定期点検や交換の目安は、例えばトヨタ・ノア/ヴォクシーの取扱説明書によると2万km、大都市や粉塵の多い地域で1万kmごとと記載されています。この辺は、車種にもよって違ってくるのですが、期間にすると概ね1年〜1年半、引っ張っても2年を目安に交換すべきだと思います。当然、何年経とうと走らなければそんなに汚れないのですが、少なくとも点検はやって欲しいと思います。

エアコンフィルター 定期的 交換
▲外したフィルターはものすごい汚れ。もともと活性炭入りで黒っぽいが、完全に真っ黒で大きめのゴミが多数キャッチされている。

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この記事の筆者:高山 則政

小学生の頃から機械が好きで、実家のエンジン付き農機具でメンテナンスに目覚め、運転免許取得前から不...