海外流出始まっているメルセデス・ベンツSL(R129)は、手が届くうちに乗っておきたい1台

最終更新日: 公開日:2016-01-21 | Posted in ライフ by

海外のクルマの動向を気に掛けている方はお気づきかもしれませんが、つい先日まで「いつか自分へのご褒美にいずれ買おう」と固く心に誓っていたクルマが、ある日突然、手の届かない存在になっていて愕然とした…。そういう機会が増えてきたように思います。

投資目的で絵画や骨董品や、ビンテージウォッチのような扱いを受けている感のあるクラシックカー。これは私の独断と偏見ですが、「いまのうちに乗っておかないと、または所有しておかないと、近い将来、電気自動車や自動運転のクルマが主流になって、自由に乗れなくなってしまうのではないか」という、ある種の危機感を無意識のうちに察しているように思えてならないのです(個人的にはいずれ駆逐されてしまう…くらいの表現を使いたいところです)。

1960年代のクルマが、いまだに現役として路上を走っていられる要因のひとつに「クルマの動力源が内燃機関である」ことが挙げられると思うのです。1960年式のポルシェ356も、最新の2016年式ポルシェ911も、同じガソリンで走ることができます。「たられば」ですが、果たしてこの状況がいつまで続くでしょうか。

前置きが長くなりましたが、カレントライフとして「手が届くうちに乗っておきたい1台」をご紹介し、購入を迷っている方、いつかそのうち…と思っている方の一助になれば…そんな想いを込めて、この連載をはじめました。

今回はまず第一弾として「メルセデス・ベンツSL(R129)」をご紹介いたします。

日本で発売されたのは1990年。まさにバブル絶頂期です。バックオーダーを抱え、正規輸入車が待ちきれずに、アメリカ並行輸入車(いわゆるアメ並)も日本に持ち込まれました。

発売当初は500SLのみでしたが、その後12気筒エンジンを搭載した600SLや、6気筒エンジンが搭載された320SLも追加。AMGモデルも発売されました。筆者も、タミヤから発売されていたAMG SL500 6.0のプラモデルを購入して、来たるべき将来(?)に思いを馳せたものです。その効果があったかどうかは分かりませんが、あるクライアントさんのご厚意で、この型のSL AMG 7.3の運転席に座らせていただいたときは「おれもとうとうここまで来たか」といたく感激しました。買ったわけでもないのに、です。

発売当時の車両本体価格は1580万円。ちなみに、560SEL(W126)が1355万円。600SEL(W140)が2103万円、AMG SL500 6.0は1950万円でした(いずれも税抜き)。

1995年にフェイスリフト等が行われ、2001年までに約20万台が生産されました(AMGを除く)。全世界でこの台数ですから、現存する個体がどのくらいの数になるのでしょうか?

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この記事の筆者:江上 透

カレントライフの副編集長。輸入車関連のセールスプロモーション、ウェブサイト、紙媒体、ラジオ番組の...