1970年式ポルシェ911にも乗れる!個人間カーシェア「エニカ/Anyca」とは?

最終更新日: 公開日:2016-07-21 | Posted in ライフ by

Anyca(以下、エニカ)というサービスをご存知ですか?株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)社が運営する、個人間カーシェアサービスです。

クルマをシェアしたいオーナーさんと、クルマを利用したいユーザー同士が専用アプリを介して直接やりとりをします。オーナーさんからカーシェアの許可が得られたら、待ち合わせ場所と日時を決めて契約に基づいた時間(例:12時間、24時間など)のあいだは自由に乗ることができる仕組みです。

一般的なレンタカーとは異なり、自分が憧れていたり、すでに絶版となっているような古いクルマなど、普段はなかなか接する機会がない貴重なモデルを実際にシェアして運転することができる点も大きな魅力です。もちろん、シンプルに交通手段としての目的でシェアすることも「あり」。さまざまな利用方法がありそうです。

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今回は、ポルシェのインプレッション記事を書くためものではありません。実際にいちユーザーとしてエニカの仕組みを体験し、登録しているオーナーさんの生の声をお届けするのが目的です。

そこで、通常のユーザーと同じ流れでオーナーさんと連絡を取り、実際にクルマをシェアしてみました。その際、オーナーさんに取材を行い、どのような経緯でエニカに登録したのか。実際に登録してみてどうだったのかを伺ってみました。

1:エニカ登録にはスマートフォンとクレジットカードは必須

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まずはDeNA社が提供しているエニカのアプリをダウンロードする必要があります。このアプリが使えるiPhone、Android端末が必須です。会員登録は無料。登録の際には個人情報を提示することになります。決済方法はクレジットカードのみです。

2:気になるクルマを見つけたら、オーナーさんに問合せてみよう!

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エニカには日本車・輸入車を問わず、さまざまなクルマが掲載されています。今回は、カレントライフでも取り上げる機会が多い、古めのポルシェ911を思い切って選んでみました。1970年式ポルシェ911T。いわゆるナローポルシェです。オーナーさんとやりとりをして、無事シェアしてもらえることになりました。クルマを借りる日程と場所を決め、その日を待ちます。

3:クルマを利用する日程と場所を決め、待ち合わせ場所へ

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いよいよポルシェに乗る日を迎えました。天候はくもり。クルマの性格上、雨だったら日程の変更をお願いしようと思っていたのでほっとしました(オーナーさんも同じお考えでした)。オーナーさんに指定された場所で待っていると、シルバーのナローポルシェがやってきました。本当に乗ってしまっていいのだろうか…。期待と不安がよぎります。

エニカに“オーナーとして新規登録”いただく際は、
カレントライフの招待コード「cl2000」をご入力ください。
※オーナー登録の招待コード入力タイミングは、クルマ登録完了時に表示されます

4:オーナーさんからレクチャーを受け、さっそくドライブ!

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1970年式ポルシェ911TのオーナーさんであるPONCH氏はとてもジェントルマンな方。丁寧にクルマの状態や運転方法をレクチャーしてくれます。初対面にも関わらずお互いクルマ好き。自然と会話が弾みます。そしてPONCH氏からキーを受取り、いよいよ街へと繰り出していきます。

5:半日間、感動と緊張のポルシェ911体験

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本来は12時間シェアすることができるのですが、取材の都合上、今回は朝8時〜12時までとしました。

この年代の911は通称「901ミッション」と呼ばれ、一般的なMT車の2速の位置が1速となります。アイドリングの状態でふわりとクラッチを繋げば、するするっとクルマが動き出します。慣れてくると、手の自然な動きでするっと1速から2速に吸い込まれていきます。今回は一般道のみの走行だったので、実際に使ったのは3速まで。できる限りクルマを労りつつ、丁寧に運転したつもりです。

実は今回、W編集長も取材に同行していました。PONCH氏からクルマをお借りする際「エアコンないですから」と告げられ、一瞬フリーズしかけたW編集長。視点の低さとオイルの匂い、背後から聴こえてくるエンジン音。現代のクルマとはなかなか味わうことが難しくなってきた「直結感」ともいえる手応えを体感していたようです。さすがに暑くて大変そうでしたけれど…。お疲れさまでした。

半日間、1970年式ポルシェ911Tを走らせてみて、背後から聴こえる空冷フラットシックスのエンジン音と、古いクルマ特有の匂い。クルマと呼吸を合わせながらクラッチをつなぎ、アクセルを踏み、シフトチェンジを繰り返す。まさに「クルマと対話ができる」のが、この時代のクルマを操る醍醐味といえそうです。

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現代のクルマはドライバーのラフな運転を許容し、ときにはしっかりとカバーしてくれますが、この年代のポルシェはそうはいきません。いい加減なシフトチェンジをすれば「下手くそ!」とクルマが拒絶してきます。1速か2速か迷うような場面でもたもたしていると、とたんに「早く決めてよ!」と伝えてくるように思えてなりません。あくまでドライバーがクルマに合わせるのが基本です。

それが煩わしいと感じるのなら、現代のクルマを選んだ方がいいかもしれません。反対に、あたかもクルマとの意思疎通しているような感覚を味わってみたいとしたら…古いクルマを操るのは何物にも代えがたい楽しみにとなるはずです。

撮影を終えてガソリンを給油したのち、待ち合わせ場所まで移動。ほっとしたのはいうまでもありません。無事に返却できてよかった…。

エニカに“オーナーとして新規登録”いただく際は、
カレントライフの招待コード「cl2000」をご入力ください。
※オーナー登録の招待コード入力タイミングは、クルマ登録完了時に表示されます

6:1970年式ポルシェ911TオーナーさんであるPONCH氏の生の声

個人間カーシェア「Anyca(エニカ)」に1970年式ポルシェ911Tを登録したきっかけとは?

今回の取材に際して、ポルシェ911TオーナーさんであるPONCH氏に率直な意見を伺ってみました。

Q:どのようなきっかけでエニカに登録したのですか?
A:約23年所有していますが、最近は以前に比べると乗る回数も減り、最近は月1,2回くらいです。
あまり乗らないなら、誰かに譲ってしまえばと家族からいわれています。しかし、愛着があるのでなかなか踏み切れませんでした。そこで、乗ってみたいという方がいればシェアできるような仕組みがあればなあ、と少し前から考えていました。「シェアリングエコノミー」という考え方に関心があり、インターネットで調べたところエニカの存在を知り、説明会に参加することにしました。そこで仕組みを理解したうえで、お試しも兼ねて登録してみたのです。

Q:このポルシェ911を手に入れたきっかけを教えてください。
A:ポルシェは憧れの存在でした。
社会人2年目でこのクルマを手に入れたのですが、当時最新モデルの964に惹かれていましたが、とても手の届く存在ではありませんでした。しかし、ナローポルシェはいまでは考えられない価格で購入できた時代だったのです。こうしていまの愛車と出会いました。幸い、程度が良かったこともあり、購入を決意。まさかこれほど長く所有するとは思えませんでした。長く乗るべく、購入後10年経ってからエンジンをオーバーホールしています。

Q:貴重な愛車をシェアすることに抵抗はありませんでしたか?
A:どんな方からリクエストが来るのか、心配でした。
しかし、エニカ経由でリクエストしてくる方は皆さんクルマが好き。実際、とても丁寧に乗っていただける方ばかりです。クルマにとっても、置いておくよりも動かしたほうがコンディションを保てます。大切に乗っていただけるならあまり抵抗はなかったので、登録して良かったと思っています。

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Q:シェアするときの判断基準はありますか?
A:「できれば運転免許取得3年、28才以上、左ハンドルMT車の運転経験あり」が希望です。
しかし、この条件を満たしていなくても、利用する理由など事前に相談していただければ検討したいです。

Q:どのような方がリクエストしてきますか?
A:主に男性で、旧車に興味があり、じっくり乗って楽しみたいという方が多いです。

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エニカに“オーナーとして新規登録”いただく際は、
カレントライフの招待コード「cl2000」をご入力ください。
※オーナー登録の招待コード入力タイミングは、クルマ登録完了時に表示されます

Q:利用したことで気づいたことは?メリットだけでなくデメリットも教えてください。
A:エニカのアプリを介してスムーズにやりとりできることが魅力ですね。
さまざまな調整や連絡事項など、やり取りが簡単で本当にスムーズに行えます。

●メリット
一度乗ってみたかった方、将来の購入の検討のため、あるいはサプライズ・ドライブの演出のために借りられた方など、目的はさまざまです。皆さん、楽しんで運転していただいているようで良かったです。

●デメリット
いまのところ、デメリットはそれほどありません。

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Q:このポルシェ911に対する想い、エピソードを聞かせてください。
A:クルマに憧れた当時の感覚が、このポルシェ911に触れると甦ってきます。
現代のクルマは、素人が手を入れられる余地がほとんどありません。子どもの頃に作ったプラモデルやラジコンの延長線であったはずのクルマが別のものになってしまったように感じます。しかし、この911に乗ると、当時の感覚にタイムスリップできるのです。空冷エンジンのサウンドや加速感、オイルの匂い、シフトやクラッチの感覚、アナログのメーターが並ぶ景色。そして、故障して修理が面倒な点など、クルマに憧れたあの当時の感覚を持ち続けられることが魅力です。

Q:現在登録を検討している方へメッセージをお願いします!
A:エニカはスムーズにカーシェアリングできる仕組みです。
説明会を定期的に開催しているようですし、サポート体制も充実しています。前述したように、利用しに来られる方もクルマ好きの方ばかりです。気になっている方は一度検討してみてはいかがでしょうか?

総括:いちユーザーとしてエニカを利用してみて感じたことは?

一般的なレンタカーの大半は「移動の道具」としてクルマを利用する場合がほとんどだと考えられます。しかしエニカの場合、オーナーさんから直接キーを受取り、大切な愛車を借りることになります。ましてや今回のポルシェ911のような貴重なクルマの場合、借りる側にもオーナーさんの心境を慮る心構えができているように感じました。

これまでなら限られた世界でしか体験できないような貴重なクルマに触れる機会が得られるようになったことも、エニカが新たなカーライフの1ページを開いたのかもしれません。

もし、気になるクルマがあったら、勇気を出してオーナーさんに問い合わせてみてください。きっと、いままでにない体験ができはずです。

今回ご協力いただいたクルマおよびオーナープロフィール

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お名前:PONCHさん
年齢:40代 男性 東京都在住
職業:会社員
愛車: ポルシェ911T
年式:1970年式
ミッション:5MT
ポルシェ911T URL:https://anyca.net/car/12276

※編集部追記:オーナーさんのPONCH氏より『クルマにエアコンが装備されていないことと、オーバーヒート等のトラブル防止のため、7〜8月の貸し出しは休止している』とのことです。

エニカに“オーナーとして新規登録”いただく際は、
カレントライフの招待コード「cl2000」をご入力ください。
※オーナー登録の招待コード入力タイミングは、クルマ登録完了時に表示されます

●Anyca(エニカ)について
(以下、エニカWebサイトより引用)
“乗ってみたい”に出会えるカーシェアアプリをテーマとする「Anyca」は、自動車を使わない間は使いたい人にシェアしたい「オーナー」と、必要な時に好みの自動車を使いたい「ドライバー」をマッチングする、新しいカーシェアサービスです。スマートフォンを用いた手続きでカーシェアが可能で、また、安心して安全に利用できるように、万一の事故に備えた1日単位の自動車保険への加入がワンストップで行える仕組みをはじめ、個人認証や決済システム、カスタマーサポートなどのシステムやルールを構築しています。

▼動画によるエニカの紹介

[ライター・カメラ/江上透]

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この記事の筆者:CL PROMOTION

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