インターネット黎明期にやってきた1965年式ポルシェ911は「時をパスするもの」だった

最終更新日: 公開日:2015-12-01 | Posted in ライフ by

仮ナンバーを持って、まず最初に行ったのは、横浜中華街にある運送会社の代理店。そこで荷物(コンテナ)を受け取るための書類を発行してもらう。次に本牧の税関へ。クルマ本体や部品の個人輸入をした友人たちが数人一緒に来てくれてあれこれアドバイスをしてくれる。相談窓口では優しく教えてくれるので、大体言われた通りに記入して書類の作成は完成。消費税(当時、たしか3%)を支払って「通関許可書」(受取時に必要)と「通関証明書」(車検の時に必要)をゲットした。

※前編となる「今から20年前。カナダから1965年式のポルシェ911を個人輸入した時のことを思い出してみる」はこちら

ここまでは非常に順調。本牧の税関の公衆電話から倉庫会社へ念のため電話をしてみた。

筆者:「今、通関が終わったんで車を取りに行きたいんですけど」
倉庫会社の女性:「予約されてます?」

筆:「え”っ」(予約することを知らなかった)
倉:「前日までに予約されてないと荷物出せませんよ」

筆:「それ知らなかったんですけど・・・。」
倉:「もしかして個人の方ですか?」

筆:「そうです。しかも初めて。」
倉:「・・・。とりあえず来てください。場所はD突堤のオフィスセンターです。来るとき通関許可証のコピー取ってきてください。」

税関の相談窓口でコピーをとらせてもらい、D突堤へ向かった。

筆:「さっき電話した個人の者ですけど・・・。」
倉庫会社のおやじ:「ちょっと書類見せて。」

通関許可証を差し出す。

お:「あんた、コンテナごと持って行くんだよね?」
筆:「はぁ?」

お:「ここの”Type of Service” の欄に”CY-CY” って書いてあるだろ。これはあんたがコンテナごと持って行くってことだよ。」

筆:「そ、そうなんですか?今日、車乗って帰るつもりで仮ナンバーも持ってきてるんですけど。」
お:「あちゃー。それだと、コンテナ動かして、開けてってのを頼まなくちゃいけないから何万もかかるよ。どうする?」

筆:「どうするっていわれても・・・」
お:「何とかしてみるから、午後イチでもう1回来て」

筆:「よろしくお願いします」

ちなみに”CY-CY”とは…

「コンテナヤードにトラックで行ってコンテナごと受け取り、別の場所でコンテナを開け荷物を出す。その後、コンテナをコンテナヤードへ戻す」という運送契約のこととのこと。

コンテナを開けて、車を倉庫(車庫)に入れておいてもらい、乗って帰るサービスの事は”CY-CFS”と言い、料金体系が違って少し高いということだった。そんなん知りませんもん。

午後イチ倉庫に行くと、しばらく待たされたあと、さっきのおやじが手招きする。

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この記事の筆者:ryoshr

若い頃から空冷VWを楽しむ自称「クルマ好きのおっさん」。IT企業に勤務している知識を活かして、1990年...