取締機設置数は日本の4倍!厳しいドイツのスピード取締事情

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先月我が家に届いた1通の手紙。送り主は、自分の住んでもいない州の役所からでした。筆者は2人暮らしなので「はて何か問い合わせでも送っていたのかな?」と思い開けてみると、ドライバーである相方の顔写真と振込用紙がどーん!

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▲手紙右側に顔写真が載る。違反者の情報やナンバー、何キロオーバーし、どの取締機に写真を撮られたかがわかる

あぁ~、これか…!!これがスピード違反の手紙か…!!!日付と場所を見て、「そういえばクリスマス休暇でこの州まで行ったからその時だね…。」とため息をつく彼。我が家もついに警察からのラブレター、貰ってしまいました。

ドイツのアウトバーンはスピード無制限で有名ですが、今では制限区域も増えてきました。ドイツ旅行中、レンタカーでアウトバーンを颯爽と走っていたら急に前方でピカッと光った…。あれはなんだったのだろう?と思いつつ、忘れたころにやってくるのがこの手紙。中には日本まで請求が来たなんて話も。そうです、ドイツは銀行であれなんであれ、支払い義務があるものは外国まで何度でも送ってきます。

ピカッと光ったのは、スピード取締機に写真を撮られたから。ドイツではこのことを「ブリッツ(独語でフラッシュの意)」と呼んでいます。

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▲取締機のことは「ブリッツァー(Blitzer)」と呼びます

ドイツには日本の約4倍も取締機が設置されている

ヨーロッパで取締機の設置数が一番多いのはイタリアで約6000台。ドイツは3番目に多く、約4400カ所。一番多いのはシュトュットガルトが州都のバーデン=ヴュッテンベルク州で1102カ所。(我が家も今回この州で撮られていました。これだけ数が多いと納得…。)

日本の取締機設置数はおおよそ1200台だそうです。ドイツと日本の国土面積はほぼ同じですが、明らかに差が出ていますね。

ドイツでは人によるスピード取締は少ないのですが、毎年「ブリッツ・マラソン」と呼ばれる取締週間があります。この期間は警察官たちが24時間体制で監視&取締を行います。このマラソンへの参加の有無は州によって自由で、近年はテロや難民対策で警察人員が足らず、不参加の州が多かったのです。今年は4月中旬に行われますが、ベルリンとバーデン=ヴュッテンベルグ州が参加しない意向を示しました。

ドイツ国内の取締機のみで、2016年は交通違反35000件、スピード違反319461件を検挙。加えて870498件が厳重注意となっています。違反件数は年々増加している傾向で、近年中に罰金値上げにも踏み切るようです。

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この記事の筆者:NAO

在独6年目のライター。Current Europe GmbH (ドイツ現地法人)所属。ドレスデン工科大学修士課程を修了し...