走行規制で需要増?ドイツのエコで得するまちづくり「パークアンドライド」とは

公開日:Posted in ドイツ現地レポ by

「パークアンドライド(Park&Ride)」という制度をご存知でしょうか?都市中心部へ車で直接入らず郊外に駐車し、そこから公共機関を利用して目的地まで足を運ぶことを言います。

公共交通機関を利用することで地方自治体の経済を活性化

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この制度を初めに取り入れたのは、ドイツのフライブルク市。小さな街ですが環境首都として世界的に有名です。ここでは街の中心部直径約700mで乗用車・バイクの乗り入れが禁止されており、唯一利用できるのは路面電車。各路面電車の終点駅には無料駐車場があり、ここで車を止めて市街地まで移動します。

このシステムのメリットは、公共交通機関を利用することで地方自治体の経済を活性させること、渋滞緩和、そしてなにより環境保護が一番の狙いです。

街中心部にある教会などの遺産建築を守ることもありますが、交通量を減らすことで配達業などの業務スムーズ化、また交通事故率を減らす目的もあります。

ドイツではフライブルク市だけではなく、全国各地ほぼすべての街に取り入れられています。無料、そして日を跨いでも駐車できるので、毎日の通勤や数日間出張や旅行で電車・飛行機を使い、数日後に帰ってくる場合にも重宝します。

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▲「P+R」の表記があればパークアンドライド併設駅

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▲鉄道駅のパークアンドライド。朝は常に満車状態

クリスマスマーケットなどのイベントシーズンは世界中から観光客が押し寄せるので、各市もこの制度を利用するように呼びかけています。レンタカーを借りてドイツを旅行する際など、パークアンドライドがあることを覚えておくといいかもしれません。最近ではウェブサイトやアプリで近くのパークアンドライドの空き具合も検索できるようになっているので便利ですよ。

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▲ケルンの駐車場地図。パークアンドライドを意味する「P+R」の表示が街中心部にはなく、郊外&鉄道沿線にあるのがわかる

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この記事の筆者:NAO

福井県生まれ奈良県育ち。京都外国語大卒。ドレスデン工科大学修士課程卒。高校生からドイツに恋して在...