輸入車に乗ることは身近な文化交流。メルセデスのベーシックなEクラス@ドイツ現地レポ

最終更新日: 公開日:2015-06-02 | Posted in ドイツ現地レポ by

高回転でのみ性能を発揮するクルマがパワー競争を激化させ、クルマへの趣向性を浅く軽薄なものにしたのではないか。最近そんなことを思うようになったのは、例のディーゼルエンジンが内外ともに活況になってきたからという面はもちろんあります。しかしながら、メルセデスベンツのガソリンモデルに乗ると、それがディーゼルエンジンに限ったことではなく、トルクこそ自動車の評価の中心に据えるべきで、走れども走れどもクルマと対話し続けられるクルマ、懐の深さのようなものについつい心酔してしまうのです。ただ最近まで日本にも4気筒の小さな排気量のEクラスといったクルマはなかなか日本には輸入されませんでした。ドイツから、そんなベーシックなEクラスのレポートが届きました。

輸入車に乗ることは身近な文化交流。メルセデスのベーシックなEクラス@ドイツ現地レポ

S211ですから、先代モデルということになりますがまだまだ現役といった感じですね。このクルマにもV8の5000ccを超えるサイズのエンジンを摘んだものもありますが、このクルマは2000cc。もちろん最大パワー、最高速ではかないませんが、必要にして十分な性能を持っています。メルセデスベンツのクルマはやはり昔から高性能なV8を常にラインナップしていたメーカーですが、ベーシックモデルの方が「らしい」ようにも感じるものです。このE200は日本では販売されませんでしたが、きっとこういうクルマにこそ、自動車が発明されてから一世紀を超える年月の間、常に最先端を走り続けてきたメルセデスベンツ。しかしそのラインナップの中で最も普遍的で、サスティナブルなキャラクターを持っているのがこういうクルマなのではないでしょうか。

最近追加されたE220ブルーテック、ディーゼルですが、比較的これに近い立ち位置である点も、個人的に注目している理由です。かつてであればもっとも上級のグレードで、フル装備にした状態でのみ日本に持ち込まれたもの。ベーシックなエンジン、トリムレベルのクルマは全くと言ってよいほど持ち込まれませんでした。クルマが売れない、と日本で言われるようになって久しいですが、そんな中で、こういうモデルの取り組みもしっかりしているのがメルセデスベンツかもしれません。

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この記事の筆者:中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し...