イタリア生まれ、トルコ育ちのHナンバー「ムラート124」は、オリエンタルな雰囲気漂うフィアット124

公開日:Posted in ドイツ現地レポ by

トルコ系移民の多いドイツ。先日、ドイツトルコ交流協会のイベントで仕事をする機会があり、そのときに、Hナンバーのクルマを発見しました。よく見てみると、このクルマはトルコよりやってきたトファシュの「ムラート124」でした。

この写真から「これはフィアット124でしょ?」と気づいた方もいるかもしれませんが、まさにその通りです!トファシュは、フィアットからライセンス生産の認可を受けたフィアット124を、「トファシュ・ムラート 124(Tofaş Murat 124)」として、1971から1976年までの間に134,867台が生産・販売されました。

トファシュ(TOFAŞ)は、コチ財閥の傘下にあるトルコの乗用車製造会社です。1968年にトルコ初の自動車製造企業として発足し、現在はフィアット社との合弁企業となっています。社名のトファシュとは「Türkiye Otomobil Fabrikaları Anonim Şirketi A.S」の頭文字を取ったものであり、「トルコ自動車工場株式会社」という意味があります。本社はイスタンブール、工場はトルコ北西部の都市ブルサにあります。

国内自動車生産のおよそ7割が輸出に振り向けられているトルコ。トファシュも、トルコと欧州市場向けに、フィアットやアルファロメオ、ランチア車を製造しています。また、タクシー向けの車種も独自に生産・販売しているのです。

2016年で50周年を迎えたフィアット124は、VWビートルに続き、長期にわたって人気を博した車種でした。トルコだけではなく、ロシア(旧ソ連)、インド、韓国、エジプトに至るまで、世界各国で大規模にライセンス・ノックダウン生産されていたモデルです。フィアット124は、ロシアでは特に人気が高く、42年間で約1,800万台を売り上げていたほどです。

あわせて読みたい記事

この記事が気に入ったらカレントライフに「いいね!」しよう

最新情報はFacebookページでチェック

この記事の筆者:NAO

福井県生まれ奈良県育ち。京都外国語大卒。ドレスデン工科大学修士課程卒。高校生からドイツに恋して在...